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ある恋人たちのありふれた物語



なにも考えず与えられる幸せを


ただ受けるだけでよかったあの頃


きっかけは些細なもので結末に向かい


加速して転がり続ける二人




道は別れ二度とは交わらない


平行線をたどるのか




あのとき素直になってれば


今の状態は避けられた?


そんな簡単な話じゃない


今も元気にやってるかい


愛が抜け落ちた


僕の心は今もきっと


今もきっと泣いている







狂ったように夜遊びに耽り続け


君の影振りきろうとしてる今


街を歩いても君のブロンド


見たような気がして怯える




今更気づいた君がいたからこそ


僕は僕だったのだろう




「信じているから」呟いた


君のことも考えずに


そんな困難な問題じゃない


僕は今項垂れる


愛が失われた


僕の心は今もきっと


今もきっと泣いている







あれから幾度も考えて


僕は今答え見つけた


君の家の玄関の前に


僕は今たっている


愛が抜け落ちた


僕の心は今もきっと


今もきっと君が好き




インターホンを押そうとしたその時に


君が家に帰ってきた


その顔はひどく暗かった


そっと二人抱き合い泣いた




――ある恋人たちのありふれた物語――

当時は携帯小説真っ盛りで、僕もいくつか読んでいました。


恋愛をモチーフにしてなおかつタイトルの『ありふれた』を嘘にしないために結構悩んだ記憶があります。


テンプレートっていざとなるとなかなか思い付かないもんですね。

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