表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/21

第三話 家庭教師

毎回1000文字ほどで終わってしまう(汗)

できれば4000文字とか書きたいけど無理(苦笑)


難しいなぁ…

 アスラから家庭教師を告げられてから2週間。ようやく今日家庭教師が家に来るらしい。


 俺はそわそわしながらリビングで座ったり、立ち上がって歩き出したり……と非常に落ち着きがない。


 ライラに「じっとしてなさい!」と言われたが、やはり楽しみなのでじっとしていられない。最終的にそれでライラに呆れられたわけだが……


 コン、コンッ。


 家の扉をたたく音がした。

 俺は玄関に向かって勢いよく走りだし扉を開ける。


「・・・・・・・」


 扉を開けた先にいたのは意外にもフードをかぶった少女だった。

 身長は俺より高く150センチぐらいだろうか?今の俺はようやく1メートルを超えたぐらいなので俺はその少女を見上げたまま固まってしまった。


「あの……ヴァージニア家ですよね?ここ」


 少女は勢いよく出てきた俺に戸惑いの混じった声で質問してくる。


「え……あ、はい。えっと家庭教師の方ですよね?」


 意外な家庭教師のため戸惑ってしまったため俺も確認のため質問をする。


 するとフードをかぶった少女は、頭のフードを取り綺麗な銀色の髪を外にさらす。


「自己紹介が遅れました、家庭教師を務めることになったフィリアと申します」


 フィリアは丁寧に俺に向かってお辞儀をしてきた。


「ユウ・ヴァージニアです。よろしくお願いします」


 俺もお辞儀し返すと後ろからライラがやってきて、俺に部屋にいるように伝えるとフィリアに家の中を案内し始めた。


 

 しばらくしてフィリアは俺の部屋に来た。

 俺は自分の机の椅子に座りながらやってきたフィリアを観察する。


 改めて見ると綺麗な銀髪は腰のあたりまで伸びており、青い瞳に整った顔立ちはどこか儚げな印象を受ける。おそらく10人中10人は可愛いと答える容姿だと思う。



「今日は何するんですか?」


 俺は観察はさておきフィリアに質問してみた。まあ、魔法を教えてくれるならぶっちゃけ誰でもいいしね。


「今日からしばらくは魔力を練る練習をします」


「魔力を練る……ですか?」


 フィリアは透き通った声でつぶやく。小さな声だが不思議とはっきりと聞こえる声だった。


「先ほどお母さまからお話を聞きましたが、魔法書などをよく読んでいるようなので理論は実践を通じて補足程度で説明していこうと思います」


 そういってフィリアは俺の隣の椅子に来て座ると説明をし始めた。


「魔法とは使用者のイメージと魔力によって引き起こされます。しかしイメージ通りに具現化させるには魔力をしっかりとした属性へと変化させ、それを事象として実体化させる必要があります」


「……?」


 俺はさっぱりといった顔をする。フィリアはそれを感じ取ったのか例えを出してきた。


「例えば火を魔法で起こすとしましょう。その際に自分の頭の中で火のイメージを描き、かつ魔力を火属性へと変化させる必要があります。この魔力変換を魔力を練るといいます」


 フィリアは淡々と話していく。感情はあまり表に出ないほうなのか無表情に近い。機械のように言葉を話すので、綺麗な髪と顔が合わさって人形のようにも見える。


「その属性ってのはなんなの?」


 俺はさっきから気になっていたことを質問する。魔法書にそんなのは書いてなかったはずだ。


「属性とは世界を構成する源と言われていて、火・水・風・土・木・光・闇の7属性が存在します。魔力はこれらの属性に変換することで初めてイメージを具現化する力になります」


 なるほど、この属性とやらは魔法を使う際の重要ポイントらしい。


「ただ、光と闇は誰でも使えるわけではなく使用者は一部の魔術師に限られています」


 フィリアは一通り説明すると、どこに持っていたのかカバンを取り出し、中から一つの水晶を出してきた。


「これは魔水晶です。魔水晶は各属性ごとに色が分かれていて、これに魔力を込めることが出来れば水晶は輝き、その色と同じ属性に魔力変換出来たことになります」


 つまり魔力変換の練習アイテムというわけか。


 俺は魔水晶に手をかざして魔力を注ぎ込むイメージをする。


「魔力は本来目に見えませんが、確かに存在します。自分自身の体にある魔力を水晶という器に注ぎ込むイメージでやってください」


 俺はフィリアに言われたようにイメージをして再び腕に力を込める。


「ぐぬぬ……」


 いくらイメージしてもなかなか魔水晶は光らない。というかまず魔力がどんなものかわからないのでどんな物を注ぎ込むイメージなのかが分からない。


 するとフィリアが見かねたのか俺に手本を見せてくれた。フィリアは水晶に手をかざすと徐々に光始め五秒にも満たない内に水晶全体が星のように輝いている。


 正直何が起きたか分からない。


 フィリアいわく魔力という存在を感じれればすぐに出来るという。まあ、その魔力を感じるまでの道のりが長いわけだが……



 それから俺は夕飯まで水晶に魔力を込めてみたが結局水晶を輝かせることが出来なかった。うむぅ、魔法って難しいなぁ……


 まだやりたかったがフィリアに止められ今日の修行は終わりとなった。



やっと魔法の登場です。

それにしても魔法使えたらいいなぁ~。

空飛ぶ魔法は永遠の憧れ(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ