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第二話 日が経つのは早いもので

時代は一気に進むのだー!

 チャラ神に転生させられ一年。俺はまず情報を集めた。分かったのは……


「俺はユウ・ヴァージニアという名だということ」


「貴族に生まれたということ」


「この世界には魔法というものがあるということ」



 これだけ、一年でこれだけしか情報が得られなかったのだ。まあ行動範囲が家だけだしなぁ~。魔法も母が使っているのを見ただけだし。


 俺は小さい体に鞭を打ち家を探索する。自由に動けるようになったのも最近だ。


 まあ母のライラに見つかればすぐベッドに連れ戻されるのだが、俺は暇でしょうがないので何度もベッドから抜け出す。


 父のアスラは好奇心旺盛でいいじゃないか、とむしろ俺を家のいろんな所に連れて行ってくれる。


 そんな感じで一年過ごしてある日、俺はようやく書斎を発見した。


 書斎は普段誰も来ないらしく俺は心おきなく本を読むことが出来た。

 まあ身長の関係で一番下の棚の本しか読めないんだけどね……。


 現在読めるのは「魔術の歴史」「低級魔法大全」「ラナテルの歴史」などなど……


 どれも日本語で書かれているがところどころ英語が混じっている。


「にしても魔法に関する情報がこんな簡単に手に入るんだな」


 俺は関心?しつつ魔術の歴史を読み始めた……




 ……はっ!


 俺は書斎で寝ていた。赤ちゃん状態では睡魔の影響が異様に強い。

 たまに無意識に眠ってしまうことがあるのだが、運悪く今日もそれが起こったらしい。


 それでも俺は再び本を読もうとしたが、ライラに見つかりベッドの上に連れて行かれる……


 うーむ、情報を得る機会がことごとく潰れていく。






 







 そんなライラの捜索を振り切って書斎で本を読むのを繰り返す日々から五年。


 6歳になり赤ちゃん状態のときより身長もだいぶ伸びたと思う。


 この五年間、俺は書斎にある本をひたすら読み続けた。特に魔法に関する書物は全て覚えるほど何度も読んだ。


 この世界の魔法は使用者のイメージと魔力によって発動する。使用者が引き起こす事象をイメージし、魔力はそのイメージを具現化するという仕組みだ。


 ただこのイメージは割としっかりとしないと形を与えられず、下手に魔力を使い具現化すると暴走するらしい。


 なので魔法を学ぶには一定の年齢ときちんとした指導者が必要らしい。


 そんなわけで俺は今年6歳になったので晴れて魔法を学ぶことが出来るというわけだ。


 あのチャラ神にこの世界に連れてこられて唯一の楽しみなんて魔法ぐらいだったしな。そのためにひたすら知識だけを溜め込む五年間だったわけだが。


 俺が生まれたヴァージニア家は多くの魔術師を輩出している名家らしく、俺を立派な魔術師にするべく父は俺に家庭教師を近々つけるそうだ。



 俺は魔法を早く使いたくて家庭教師が来るのをウズウズとしながら待っていた。

赤ちゃん状態から一気に6歳へ(笑)

急展開ですが幼少期とか何もないですし大幅にカットです(冷や汗)   


いつか書くことがあるのかな~?

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