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第一話 日記帳

プロローグに続いて書こうとしたら寝てしまっていました(ノД`)


睡魔怖い(゜Д゜;)

「んっ……」


 俺があのチャラ神によって一方的にいってらっしゃいと言われて気が付いた時には……


「あ、あなた目が覚めたみたいよ」


 目の前に二人の男女がいた。二人は年は20歳後半だろうか?ヨーロッパに多そうな顔のつくりと綺麗な金髪が印象的だ。


「ふむ、ひとまずは無事に生まれてくれてよかったよ」


「そうね、最初は声も上げなかったし」


 そういって女性は微笑む。


「さ、無事に息子も生まれたことだし今日はゆっくり休もう」


「そうね、またねユウ」


 そういって二人の男女は俺の視界から消えていく。え、ちょ……どうなってんだ!?声を上げようとしても「あぁ」としかいえず上手く発音することができない。


 俺はその後もいろいろ動こうとしたりしたが、結局何もできず俺は睡魔に襲われ意識は暗闇へと落ちて行った……





「お、どうやら無事転生できたみたいだね」


目が覚めると目の前にチャラ神がいた。非常にうざかったので、とりあえず近づいて腹にボディーブローを入れておく。


「ぐふっ……。い、いきなりひどいなぁ」


「人の意見無視で転生させる奴にいわれたくない」


「あはは……それでさっきの説明で補足することがあって今君の夢の中で話しているわけだけど」


 こいつさらりと話ずらしやがったよ。というかしれっと夢の中なんて言ってやがるぞ。もはやこいつの相手を真面目にするのが疲れてきたなぁ……。


「っで、補足って?」


「ああ、簡単に言うね。君はこの世界で0歳、要するに赤ちゃんから人生をやり直してもらう。成長する過程でこの世界の異変にも立ち向かえる力をつけてほしいんだ」


 なるほど、つまりさっきの俺は赤ちゃんだったってわけね。道理で声も出ないし動けないわけだ。


「まあ何事も起こらないのが一番なんだけどねぇ~。あ、転生後の世界では別に何をしてくれたって構わないよ。旅をするのもいいし普通に就職するのでもいい。とにかくなるべく長く生きてくれると助かるなぁ」


「随分と好き勝手に言うが俺はお前の頼みを承諾した覚えはないぞ」


 そういうとチャラ神はニンマリと笑うと


「まあ、そういうだろうと思ったよ。でも君はもう転生してしまったし、今更僕も君を死人の魂にするつもりはないしねぇ~。君はもうここで生きるしかないんだよ」


 無情にもチャラ神はヘラヘラと俺に事実を告げる。まあ今更帰るといっても俺は死んだ身、帰る場所なんてもうない。


「……はぁ、分かったよ。一応この世界でできる限り生きてやる」


「お、やっと了承してくれたかぁ~。強引な交渉もしてみるもんだねぇ~」


 嬉しそうに笑うチャラ神。非常にうざい。


「あ、そうそう。僕が世界の情報を得るにも限界がある。だからこの日記にその日の出来事でいい、簡単にまとめて報告をしてくれるかな?」


 そう言って一冊の日記帳を差し出してきた。俺が受け取ると日記帳は光の粒になり消えてしまった。


「それは念じるだけで君の元にいつでも現れるから盗まれたりする心配もないよ」


 無駄に便利な日記帳だった。


「それじゃあ最後に。君の新しい門出だ!これは僕からの贈り物だよ」


 そう言ってチャラ神は俺の手をとり、光で包み始める。


「僕の魔力を少しだけど贈らせてもらったよ。まあ使うかどうかは知らないけどね」 


 ヘラヘラと笑うチャラ神から魔力?よく分からんけど貰った。俺にどうしろと言うんだこれ……


「じゃあ、君の新しい世界での頑張りに期待しているよ」


 チャラ神はそう言うと俺の前から消え、俺は再び睡魔に襲われた。







 

何気にチャラ神気に入ってます。

今後出番あるかなぁ……

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