天空から届いた鍵ー1-
少し文を変えました。
俺が15歳のときの夏休み、おくりものが届いた。
俺はびっくりしていた。ただいまの時刻10:00。まだ1時間も寝ることができるではないか。
残念ながら今日は1時間分寝れなかったのだ。
なぜなら、時刻は9:59くらいだったかな?急に窓ガラスがパリーンと音を立てて割れ、
ベランダから女の人が割れたガラスの上を裸足で歩き部屋の中に無断で侵入してきたからだ。
不法侵入だ。不法侵入。しかもガラスの上をはだしで歩き血が出ないなんておかしいだろ!
そのおかしい女の人は袖が長いとてもシンプルなドレスを着ていて、その上からローブをかぶっている。まるで魔女みたいな格好だ。しかし、なぜか背中に羽根がはえているのだ。
魔女+羽根・・・。まったくもって意味不明な組み合わせだ。ていうかなんで俺の家に勝手に侵入してきたんだ?そんな疑問をいだいていていると、魔女みたいな奴がこちらに向かって手を出してきた。そこには一つの鍵があった。なぜか鍵にも羽根がはえていて少し光っていた。
なんでこれも羽根はえてんの?意味分からないんですけど…。
すると魔女みたいな奴が、
「おくりものだよ。」
と言って急にニタァと笑った。
かなり不気味であった。背中に寒気がはしる。
「おくりもの受け取るの?受け取らないの?」
鍵を目の前まで持ってきた。
「おくりものって・・・。誰からだよ。」
急に質問され、あわてて言葉を返すが質問された答えになっていないし逆に質問してしまった。
魔女みたいなやつが顔に影を作り俺をにらんだ。
「秘密さ。さぁコレ受け取るの?受け取らないの?どっち?受け取らないならコレ消滅するよ。」
消滅って・・・。そんなことしていいのかよ。贈り主の人に怒られるぞ絶対に。
ていうかどうしよう受け取ったほうが良いのだろうか。鍵だからとくに場所には困らなさそうだし、
受け取っても損とかしないだろうし・・・・・。どうしよう・・・。うんマジでどうしよう。
チラッと俺は魔女みたいな奴のほうを見た。まだこちらをにらんだままだった。
なんか答えずらいです・・・・。
悩んでる俺を見ていた魔女みたいな奴が「ふふふふ」と不気味に笑った。
何がおかしいのだろう。
「大切な人をを取り戻せると言ったらこの鍵受け取るかい?」
!?
大切な人・・・。俺は大切な人と言われあいつの姿が浮かんだ。
小学校の頃俺が殺したあいつの姿が。