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良心と猟奇の世界  作者: やまはぬん


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闇と影

 胸のざわめきを抱えたままベッドに入ったが睡魔は全くと言っていいほど来ず、むしろ時間が経つにつれて目が冴えてきて眠ることができない。

 頭の中では『良心と猟奇』というチャンネルの事で埋め尽くされていた。

 あのチャンネルはどういった理由で開設されたのだろうか。そもそも何故、チャンネルや配信がBANされないのだろうか。そんな堂々巡りから答えが出てくることもなく、時間ばかりが過ぎてゆく。


 「…少し調べてみるか。」


 自分の頭では解決できないと結論付け、ベッドから飛び起きPCの電源を付ける。

 まずは検索から始めるが出てこない。


 「有名な動画投稿サイトで配信していたのに何で出てこないんだ?」


 検索ワードなどを変えながら何回か調べたがそれでも一件もヒットしなかった。思考を変えてSNSでも調べたが結果は同じだった。

 

 誰しもがたどり着けるところで配信をしているのにも関わらず、あの配信以外ではまるでダークウェブかのごとく制限されているかのようにも捉えられる。

 諦めかけたところとあるブログにたどり着く。


 『サイコパスは性善説と性悪説のどちらかから産まれるのだろうか』


 普段ならばスルーするようなブログだが、あの配信を観た後では何か『良心と猟奇』へと繋がるきがしてならなかった。

 そんなことを考えながら深夜独特の雰囲気に飲み込まれるようにブログをクリックする。


 小一時間程で読み終わる内容だったが、特に『良心と猟奇』と関連があるとは思えなかった。

 表題にもある通り、サイコパス・性善説・性悪説についての基本的な説明と、それらに基づく仮定の話が主だった内容だ。

 筆者曰く、サイコパスは性善説と性悪説のどちらとも言えず、2つの説の理の外から産まれてくるイレギュラーとのことだった。

 

 イレギュラーということについては一定の理解を示しながらも、所詮は大学教授でもない素人の意見といったところと結論付けた。

 どこかへ飛んでいった眠気も気がついたら戻って来たらしい。時計を見ると4時を回ったところだった。

 明日も朝から仕事だというのにと胸の中で呟きながら、PCの電源を切りベッドへと入った。


 眠りに落ちる瞬間、脳内に配信のマスクの声が微かに響く。


 「お前はどっちだ?」


 その問いに答えるだけの判断力など残されておらず夢の世界へと落ちていった。

 

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