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良心と猟奇の世界  作者: やまはぬん


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1/2

出会いと別れ

 色々な配信を見ているうちにとある配信にたどり着いた。


 『良心と猟奇』


 一見すると摩訶不思議なチャンネル名だが、どこか人を引き付ける何かを感じる。好奇心には勝てず、配信中の動画をクリックする。


 そこには直立不動で目だけ覆われている男性一人と、マスクを被っている男性と思われる人物が映っている。


 「ようこそ。良心と猟奇の世界へ。」


 マスクの男性の声はボイスチェンジャーを使っているのか、本当の声はわからない。


 「本日はこちらの男性を1分間に1発殴ります。それを100回行います。配信をご覧の皆様に良心がお有りでございましたら、こちらのURLから1万円の振込みをお願いします。1万円につき1発殴る回数が減ります。説明は以上になります。それでは良心と猟奇をお楽しみ下さい。」


 マスクの男がそう言い残すと直立不動の男を殴る。配信には今現在の入金額が表示されているのであろうか、数字のカウンターが増えている。


 こんな配信がBANされないのだろうかと考えていると、2発目の時間になった。殴られている男性はうめき声を上げながらも必死に耐えていた。

 殴られる側にどんなメリットがあるのかはわからないが、時間を追うごとに入金額のカウンターが増えていき、5発目が終わった後には、入金額と殴る回数の差が無くなった。


 「皆様の良心のおかげで今回も無事に終了いたしました。猟奇が勝つのはいささか難しいですね。それではまた次回の良心と猟奇の世界でお会いしましょう。」


 マスクの男がそう言うと配信は終了した。もちろんアーカイブは残っていなかった。


 配信を見終えた後には胸の真ん中あたりが疼く感覚がしばらく残っていた。

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