表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン4-スリーパー防衛編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/272

095-明かされる真実

「少し、昔の話をしようか?」


カナードは私の前で、ホロディスプレイを起動した。

そこには、古い写真があった。


「僕はね。昔、親友がいたのさ」

「それで?」

「その親友は、スリーパーの研究に打ち込んでいた.....それで、愚かにも、研究の成果を試して死んでしまったのさ。遺体すら残らなかったよ」

「お前もいずれ、そうなるだろう?」


私がそういうと、カナードは笑う。

不気味に。


「いいや、僕はそうはならない。何故なら、僕には研究を手伝ってくれるコンソーシアムの奴隷たちがいる! それに、人体実験は自分で試す必要はない。違法奴隷にやらせればいいからね」

「奴隷はどうなった?」

「死んださ、もしくは変異? 長くは生きられなかったがね」


酷いとは思わない。

目的のために、人間として扱われないものを利用するのは悪いことではない。

人道などという、不明瞭なものは不要だしね。


「おや? 多くの者はここで激昂すると思っていたのだが」

「奴隷は人間ではないからな。モルモットを実験動物にしたところで、怒るのは一部の人間だけだろう?」

「違いない」


カナードは楽しそうだ。


「どんな研究を?」

「勿論、君の言う通りさ。眠る者達の兵器を転用し、TRINITY.に対抗する海賊たちの通常武装として売り込む予定だった....何より、研究費用が嵩むのさ、私財を投じても足りないほどにね。それから、よく使われるワープコアの危険性――――拘束場の脆弱性を消す実験...まあこれは、表への発表用さ」


後者は少し欲しい。

ただ、知りたいのはもっと深いことだ。


「そう焦らなくても、すぐに言うさ。多くの哀れな実験動物共と、僕の愚かな友人の命を賭して行っている研究は....そう、彼らのドローンの中身に関係している」

「なんだ?」

「カル君、君は変わったドローンを使うだろう? そのドローンの中身はどうなっている?」


不思議な質問だ。

私は普通に、「電子部品と、バッテリー」と答える。


「そう、それは確かな話だ。だが――――スリーパードローンは違う。彼らは生きているのだよ!」

「つまり、生体機能に代替されるような何かがあるという事か」

「そうだ。それを人体に適用すれば、全てが変わる!」


カナードの目に、狂気の光が宿る。


「不老不死? 無敵の軍隊? そんなものは幾らでも手に入る! それを手に入れるために、僕は研究をしているのさ!」

「ご教授いただき幸いだ」


反吐が出る。

人間を超える?


「不老不死。肉体強化。全ては不要だ。人間は適応し、努力する生き物。それは、簡単に人の努力を否定する、いわば冒涜だ」

「おや、人道の否定はしないくせに、一丁前に人のアセンションに対しては文句を言うのかい?」

「俺の価値観では、そちらの方がより許せないことでな」


私はカルセールを抜き、カナードに向ける。


「さぁ、データの在りかを教えろ。すべて破壊する」

「......残念だけど」


カナードは机の裏にある何かを押した。

直後、警報が鳴り響き、入り口が施錠された。

壁が開き、戦闘用ボットが現れた。


「君には死んでもらう」

「構わん」


私はカルセールを構えたまま。腕の端末を強く降った。

直後。

轟音とともに天井が崩落する。


「これはっ!?」

「俺は一人ではない」


天井から降りてきたファイスが、両腕のコンバットバトンを構えた。


「行くぞ」

「ガルルルッ!!」



面白いと感じたら、感想を書いていってください!

出来れば、ブクマや高評価などもお願いします。

レビューなどは、書きたいと思ったら書いてくださるととても嬉しいです。

どのような感想・レビューでもお待ちしております!


↓小説家になろう 勝手にランキング投票お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ