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異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン9-オストプライム編(後編)

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268-友たちと共に

私がアドアステラに戻ると、艦は戦場に戻る最中だった。

みんな疲れてるけど、戦いはまだ続く。


「ラビ、戦況報告」

「私達で壊したドック以外から、総戦力が出たみたい。TRINITY.の艦隊と交戦中」

「分かった、こっちも行こう」


アドアステラの推力を少しずつ上げ、戦場にアドアステラを突っ込ませる。

射線に入らないように、艦隊の上部を飛びながら艦をひっくり返して撃つ。


「とはいえ、総戦力だからなぁ」


アドアステラとTRINITY.の全力でも時間がかかる。

そう思っていた時、TRINITY.側の編成が変わるのが見えた。


「ん?」

『TRINITY.側から通達。アドアステラ、現地点より退避せよ』

「了解」


アドアステラを送られてきた地点に退避させると、同時に真ん中にいた主力艦が速度を上げ始めた。

この出力、パワーコアを何基も無理やりくっつけてるのかな?


『よぉ、カル!』

「ディエゴ! まさか....」


その時、通信が届く。

このタイミングで何故かと思えば、ディエゴ・アレンスターだった。


『ああ! 俺は今、このジルドレンに乗っているんだ! 行くぜぇ!』


ラーハヴェク艦隊に突っ込んだジルドレンは、何隻もの艦を弾き飛ばし、それでも止まらずにステーションの方へと突っ込んでいく。

それを追い、前衛艦隊が速度を上げて突っ込んでいく。


「おお....豪快だな」


つい、呟く。

TRINITY.ってこんな脳筋組織だったんだ.....


「さて、どうするか」


大混戦になったけど、まだ少し足りない気がする。

そう思っていた時。


『16隻、ワープアウト』

『『カル!』』


二つ同時に通信が飛んでくる。

受けると、ユルトとアルゴが画面に映った。


『助けに来たんだけどよ...』

『どうやら不要のようだな』


グーンズフリートとネメシスが到着したらしい。

ただ、物量対物量の戦場ではあまり意味がない。

私はユルトにだけ向けて呼びかける。


「ユルト、ありがとう」

『あ、ああ...間に合わなかったがな』

「構わない、それよりも...競売場で売られそうになっていた商品を保護してほしい」

『わかった、どこにいる?』

「下層の保全用ドックのコンテナに隠してある」

『了解した』


グーンズフリートの使い道は決まった。

次はアルゴだ。


「アルゴ、ステーションに突っ込む...突っ込んだあの主力艦の援護に回れ、出来るだろう?」

『あったり前だぜ! お前に全部取られる前に、俺も賞金を稼がないとな!』

「ああ、それなんだがな...」


その時。

ラーハヴェク艦隊とTRINIRY.艦隊の間に、凄まじい規模の艦隊がワープアウトしてきた。


「レイヴ...というかガヴェインの援軍と、多分便乗してきた海賊やらマフィアやらが来たからな、早く行かないと一文も貰えないぞ」

『助かる!』


それだけ言うと通信は切れた。

そうして、あらゆる勢力が一斉にラーハヴェクを叩いた結果...

たったの数時間で、オストプライム最大規模の艦隊戦力を持つラーハヴェクは本拠地と共に壊滅したのだった。


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