表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン9-オストプライム編(前編)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

247/272

245-悪魔の忠言

レールウェイに乗って向かった先は、「艦船部品」エリアだ。

通過してきた駅の面するエリアには「色街」がある。

流石に足がつくから購入は出来ないけれど、どういうものがあるのか見ておくくらいはしたい。

ここで販売されているものは、そのまま海賊が使ってくる可能性のあるものだ。

とりあえず、私は適当な店舗に入る。


『何かお探しですか?』

「特定のものを探しているわけではないな」

『そうですか』


ここのアンドロイド――――いや、ここに限った話ではないけれど、ブラックマーケットでも店員は基本的に物腰が柔らかい。

信用商売なのは裏も表も変わらないという事だろうか?


「.....」


売ってるものは基本的に表と変わらないものの、表では見ないメーカー品や、海軍の横流し品等も見る。

驚くべきは、外国の製品もあるって事。

ヴァンデッタ帝国やビージアイナ帝国のような、敵対する国家の製品もある。

成程、あの時引っぺがされた武装が、こうやってマーケットに流れているんだね。


「お客様、それに興味がおありで?」


その時、背後から声をかけられる。

振り向くと、糸目の男が立っていた。


「誰だ?」

「初めまして、カル様」

「......知っているのか、俺を」


この仮面を知っている人間は、今の時点でもかなり限られる。

十中八九、敵か――――


「ええ、私はカナード様の部下です。あなたを探すのに少々時間をかけましたが――――カナード様からの伝言をお伝えします」

「カナードの......」

「”仲間が狙われているよ、それから、新兵器のプロトタイプをまた送っておいたから使ってね”....だそうです」

「そうか」


教えてくれてありがとう――――そう思ったけど、ここでじっとしているわけにはいかないか。

とはいえ、カナードには伝えることがある。


「カナードに伝言は出来るのか?」

「? .....ええ、はい」

「うちの船を宣伝に使うなら、それなりの額を請求するぞ....って言っておけ」

「はい」


私は身を翻し、レールウェイ駅を目指す。

だがその時、肩を叩かれる。


「なんだ?」

「地上を目指すのでしたら、あちらの建物から上に上がれますよ、地上からは移動は楽でしょう?」

「....助かる」


こいつの言う事を信用し過ぎるのも駄目だけど、今はなるべく早く上に上がりたい。

私は教えてもらったビルの非常階段を昇って屋上へ上がり、そこにあったエレベーターを使って地上へ上がる。


「何もないと良いんだけど....」


地上へ上がると同時に、携帯端末がネットワークに再接続される。

それと同時に、メッセージが複数舞い込んできた。


「これは....!」


『ラビ:今どこ 部屋が襲われてる!』


というメッセージが目に入ってくる。

私は急いでその辺のタクシーシャトルを捕まえ、ホテルまで急行させるのだった。

面白いと感じたら、感想を書いていってください!

出来れば、ブクマや高評価などもお願いします。

レビューなどは、書きたいと思ったら書いてくださるととても嬉しいです。

どのような感想・レビューでもお待ちしております!


↓小説家になろう 勝手にランキング投票お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ