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異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン9-オストプライム編(前編)

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239/272

237-ホテル

三日後。

私達は、オルトスプライムに降下した。

申請が受諾され、軌道エレベーターではなく、艦艇に乗ったまま直接惑星に降下できる許可を得たのである。

アドアステラは大気圏突破と同時に減速し、宇宙港のうちの一つに船を下ろす。

エンフォースの専用スペースにアドアステラを着艦させ、みんなでシャトルに乗って、ホテルに向かう。


「すごーい!」

「直ぐに出発するぞ」


プール付き、大きなお風呂もある。

そんな部屋だけど、仮拠点に過ぎない。

数日過ごすだけだしね。


「水着も買おう、今度は本物の海に行くかもしれないからな」

「任せて! カワイイのバッチリ揃えるから!」


服飾店エリアに向かうラビが、ビシッと敬礼して見せた。

ラビに任せるのは不安なので、あとでアリアにブレーキ役を依頼しておこう。


「部屋が多いね」

「あっ、この部屋私とカルで使うから!」

「皆の意見も聞かないと駄目だよ」


早速独断専行するラビを諌める私だったけれど、最終的にはラビとの二人部屋になってしまった。

ソフとアリアも同じ部屋に二人、ケインとノルスとファイスも同室に三人だったけど、ファイスは中央のソファで寝ると言い出した。

全部の部屋に繋がっている以上、真っ先に気付けるからだろう。




「ホテルから無料のシャトルを三輌借りてるから、荷物を置いたらそれぞれで出発にしよう、高い買い物をする際は、必ず私かラビに相談する事。いいね?」

「「「「「了解!」」」」」


軽装になった私たちは、そのままホテルの地下へと降りる。

ホテルの地下には、道路と直通の駐車場があり、そこから借りたシャトルに各々で乗り込む。


「じゃ、後でね!」

「ああ」


私はシャトルに乗り込んで、コンパネを操作する。

目的地は台所用品区画。

隣にソフが座る。


「後ろでなくていいのか?」

「はい.....旦那様と一緒にいたいです」

「そうか」


ドアが閉まると同時に、シャトルのフロートシステムが作動して地面から浮き上がる。


「きゃあっ!!」

「大丈夫だ、そのベルトをしっかり締めていればな」

「は、はい!」


シャトルはそのまま道路に抜け、ホテルの地下から一般道に入り込む。

どうやって制御しているかは分からないけれど、他のシャトルや輸送船との間隔を保ちながら、シャトルは一般道から空中へと飛び上がり、一挙に加速する。

流石にシャトルの慣性制御は大したことが無いので、Gはそこまでじゃないけど加速度がスゴイ。


「っっ...!」

「大丈夫か?」

「....大丈夫です!」


私は不安になって聞いたけれど、ソフは毅然としてそう答えた。

ふと窓から下を見下ろすと、広大なビル群が刻々と過ぎ去っていくのが見えた。

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