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異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン7-Ve’z&エミド調査編

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188-探検家たちの拠点

こうして私たちは、クルトラングを目指す旅に出た。

といっても、ラジンハイエまでの旅程はいつも通り。

アドアステラはハイパードライブを使用し、いつもより急行でラジンハイエのゲートに向かう。

いつも通り、星系軍に通してもらいラジンハイエに入る。

ラジンハイエもいつも通り。

ただ、クルトラングのゲートは、太陽を挟んで反対側にある。

アドアステラのワープで一日といったところかな?


「緊張するなぁ.....」


そう言いつつも、私のやる事はそう変わらない。

トレーニングして、お風呂に入って、サウナで汗を流して、ご飯を食べる。

健康の秘訣だ。


「スキャンに色々映りますね」

「この辺は昔、探検家がいっぱい来てたらしいよ」


Ve’zの領域を探検するには、特殊な装備が必要になる。

その辺の遺跡とは違って、インターフェースが特殊だからだ。

だけど、一応それを解決する手段はあったらしい。

それが、特化型Ve’z情報アナライザー。

今回も積んできている、携帯型のVe’zにアクセスできる端末だ。

パラライシスリンクより手順が面倒なので使わないだけだ。


「遺跡から回収したアナライザーは全部で数百個、あれ一個で数千万MSCするらしいよ」

「なんと....では、紛失しないようにしなければなりませんね」

「依頼した団体にとっては、はした金だと思うけどね」


いろいろあって、アドアステラはクルトラングのゲート前に到着した。

ゲート前は、驚くほどに何もない。


『ゲートシステム起動』


クルトラングのゲートは起動していなかったが、アドアステラ側からの干渉に反応してゲートを開いた。

果てのないようなその虚空に、アドアステラは飛び込んだ。

そして、一瞬でその向こう側に飛び出た。


「状況確認!」

「敵影無し、このままキャンプに飛んでください!」

「わかった!」


アドアステラを即座に転進させ、事前に教えられた座標までワープする。

20分ほどのワープを抜けると、アステロイドベルトに出た。

そしてそこには、岩塊に偽装された基地が存在している。


「これが、エクスプローラーズキャンプか...」


各地に存在する半ば遺跡の代物で、100年ほど前から探検家のために各地に設置されているストラクチャーらしい。

防衛設備は殆どなく、内部には探検艦用のドックと宿泊設備、物資倉庫があるそうだ。

アドアステラではドックに入れないため、ここは一時的な待避所として利用する。

アドアステラに積んだ小型シャトルにファイスを乗せて中へと入ってもらい、電源を再起動してもらう。

しばらくすると、外側の誘導灯が点灯し内部に灯りがついた。

ここは太陽光発電で、普段は電源が切れている。


『内部に異常はありませんでした、戻ります』

「分かった、慎重にね」

『はい』


シャトルが戻ってきたので、私たちは暫くそこで休憩する事にした。

『語らずの観測塔』の座標はわかっているので、プローブを飛ばす必要もない。

ノルスは私たちに、事前情報の解説をしてくれる。


「語らずの観測塔は、現状既知のものとされている全ての遺跡とは異なり、内部に侵入することができる遺跡です。勿論、御主人のような特例を除いてですが...」


私が入った遺跡のことを言っているのだろう。

カルセールがなければ入ることもできないはずだ。

それにしても、内部に入れる遺跡か...探検が進んでないと言うことは、それを阻む何かがあるはずだ。

楽しみだけど、ちょっと怖いかも...


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