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異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン6-ビージアイナ戦線編

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166-スクランブル発進

「全く!」


私たちはすぐに、発進準備を進める。

備品を購入し、弾薬を購入する。

燃料の補給はさすがに間に合わないけれど、補充できるものはしておく。


『主人、サブシステムの最終チェックが終わりました!』

『システムチェック完了、オールグリーン。兵器管制システムのラグを解消』

『ドローンの発着にいじょうなーし!』

『ミサイル発射管の自動清掃終わりました』

『御主人、サブワープドライブの負荷軽減システムのチェック完了です』

『カルー、ホワイトレイヴンの調整終わったよー』


艦長室で航行計画をクロスと共有していた私は、通信で皆からの情報を受け取る。

どうやら、準備は終わったようだ。

私はブリッジに降り、指揮官席に座る。

コンソールを立ち上げ、全員が揃うまで待つ。


「全員揃ったな、ステーション、発艦申請を送信する!」

『受理されました、アドアステラ、航海の安全を祈ります!』


ガントリーが外れ、アドアステラはステーションから緊急発進する。

ドックの中にいる艦は全て、発進準備すら行っていない。


「ステーション重力制御を切れ、ワープ航行用意!」


アドアステラをロスミアゲートに回頭させつつ、ステーション側の慣性制御をアドアステラへと切り替える。

こうしないと、ステーションの重力制御域から抜けた瞬間に無重力状態に入る。


「よし、初運用だがやってみるぞ」

「はい!」


ファイスとノルスの初の共同作業、その結果。

私はシトリンが作成したそのスクリプトを実行する。


『ツインワープ開始』

「ツインワープ開始」


サブワープドライブと、ワープドライブを同時にワープさせる。

ワープブースターと原理は同じだ。

だが、明確に違う要素がある。

それは、


『検証通りです。ワープ速度が3.2倍まで増加』

「よし」


サブワープドライブとワープドライブに負荷が分散し、この状態であれば連続長距離ワープも出来る。速度も三倍になる。

というわけで、本来一時間ほどかかる旅程をスキップし、アドアステラはロスミアゲート前まで到達する。


『おっと、速いな』

「裏技をな。ロスミアでは連動ワープでワープ速度を共有するぞ」

『フッ、まあ、その善意に免じて連動してやろう』


物凄く面倒臭い奴だけど、何だかんだで付き合いやすい。

アルゴよりは実利を優先するタイプだしね。


「では、ジャンプする!」

『ゲートシステムにアクセス、ジャンププロセス、フェーズ2に移行』


今回はルークスとの同時ジャンプなので、ジャンプ管制システムというシステムに従い同時にジャンプする。

ゲート同士の接続された異次元空間を通り、アドアステラとルークスはロスミアのガザツゲート前へと出る。


「よし、ツインワープ開始する。クロス、こちらのワープに連動させろ」

『了解』


ワープドライブ同士が共鳴し、アドアステラのワープに引っ張られる形でルークスもワープする。

星空が光速を超える速度によって引き延ばされ、無数の光条となって背後へと流れていく。

さあ。

ここからハダウガゴまで、巻いていかなければならない。

私はそう思い、意識を高めるのであった。


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