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異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン6-ビージアイナ戦線編

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161-ロスミア到着

『そちらの艦、所属を明かせ』

「こちらエンフォース所属、アドアステラ。ロスミアⅦアウトポストへの輸送依頼を受けて参った」

『確認した。そのままアウトポストへ向かえ』


私たちは無事にロスミアへと到着した。

何故か、アッカネンとシンバに敵はいなかったので、後は楽だった。

それに.....


「中々美味しかったね」

「そうだね~...流石は帝国の輜重」


燃料、食料、修理用の素材がたっぷり積まれていた。

アドアステラのカーゴはとても広いが、それでも廊下に積み上げないといけないくらいには数があった。

これを売り払えば、それなりの額になるはずだ。


「みんなで山分けだね」

「ところで、カルはお金を何に使ってるの?」

「何も」


仲間の資金云々を立て替えたり、自分の装備に使う以外はほとんど使っていない。


「装備の整備にちょっと使うくらいかな」

「趣味はないの?」


趣味ねぇ....私には趣味と言える趣味はほとんどない。


「読書かな」

「ビジネス書籍しか買ってないのに?」

「とてもためになる」

「それを趣味とは言わないと思うよ?」


よく、分からない。

とにかく、活動資金には困らないはず。


「投資でもしてみようかな」


前世では、お兄ちゃんから貰ったお小遣いで投資を行っていた。

いつかお兄ちゃんにあげるためにやっていたのだけれど、数百万円に膨れ上がってどう渡そうか悩んでいるうちにここに来てしまった。


「...それより、売却注文は出した?」

「もう終わってるよ、こういうのは詳しいからね!」


ラビが万能過ぎて、他の仲間の出番が喰われているような気がするけど...

まあ、みんなはまだ子供みたいなものだから。

この先に期待するべきだろう。


「こちらエンフォース所属アドアステラ、戦域依頼を受領し、そちらの要求する物資を輸送してきた!」

『依頼IDを確認した、大型船ドックへ入港せよ!』


ガイドビーコンに従って、アドアステラをアウトポストへと入港させる。

直ぐに空荷の車両が到着し、荷下ろしが始まった。


「どうやって運び出すの?」

「行きと同じだ」


私は荷物を両手で持ち上げる。

そして、専用の通路を通って外へと出た。


「荷物の無事を確認しました、ありがとうございます。」

「ああ」


職員が、荷車に乗って去っていく。

次は、別の荷台の車が来る。


「帝国軍の物資の売却ですね?」

「そうだ」

「こちらの荷台へどうぞ、計算したのち送金します」

「分かった」


私たちは協力して、回収した物資を全て引き渡す。

全てを乗せた輸送車が、再びドックから去っていく。


「さて、用は済んだな」

「次はどうするのー?」

「.....この前哨基地にも戦域依頼板があると思う、次の依頼を探そう」

「了解」


ラビは頷いた。







「LP?」

「ロイヤルティポイント....忠誠ポイントだね」


私は口座に新しく増えたポイントに困惑していたが、ラビがその問いに答えてくれた。


「何ができる?」

「通常の買い物には利用できないけど、ある程度溜まったら海軍製の特殊な装備品とかと交換が出来る筈。到底無理だけど、王様と謁見できたりね」

「そういえばこの国、王国だったな....」


私は新たな通貨の登場に、困惑を隠せないのであった。


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