表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン5-ショートバケーション編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

137/272

135-艦隊集結

そしてついに。


「ゴールド初めての指名依頼だな」

『味方の総数は200、かなり物々しいですね』


星系軍から直接指名依頼が来た。

ゴールド傭兵の私に、海賊の討伐戦に参加してほしいとの話が。

ステージングエリアにワープした私たちは、そこで集結した星系軍を見た。


「これは、普通の海賊じゃなかったみたいだね」

「そうなのですか?」

「星系軍が数を揃えて、そのうえで傭兵を集めてるんだ....これは、多分相当の強敵のはず」


といっても、ゴールド傭兵なんかそうそう居ない。

今回参加するのは、私ともう一人のゴールド傭兵だ。


『アルゴ・ヴェンタス...どこまでもついてきますね、この男は』

「もう実質仲間みたいなものかも」


見慣れた艦が飛んでいるのが見える。

ネメシスだ。


『よう!』

「お前も休暇か?」

『...しようと思ったんだけどよ。ギルドに寄った所で捕まって、強制的に駆り出されたんだよ』

「なら、頑張るんだな。報奨金で高級ホテルに泊まれるぞ」

『...ああ、前金でこれだからな』


ネメシスはスマートミサイル、ライトミサイル、ヘビーミサイル、クルーズミサイル、トルピードとミサイル装備の塊でただでさえ弾薬費を食うのだが、こうした公式の戦いでは弾薬費を軍が持ってくれる。

アドアステラは既に積み込み済みなので、後で軍から減った分の支給を受ける予定だ。


『レーザー砲艦は気楽でいいよなっ』

「ミサイル装備はターゲットコンピュータが古くてもいいから楽だな」


そう言い合いつつ、私は船を止めた。

事前に定められた停船スペースなので、衝突される心配はない。

こうして並ぶと、お互いの船の巨大さがはっきりとわかる。

他の星系軍の艦船と比べると二回り程度大きいネメシスと、その3倍くらい大きいアドアステラ。

巡洋艦というよりは、戦艦サイズだ。


『...ネメシスをオンボロって言うなよ!』

「じゃあ文句を言うな、第一突っ込むのは俺たちだろう」

『まあ、そうだな...』


ネメシスはヘビーミサイルとクルーズミサイルで中衛を務める。

スマートミサイルとライトミサイル、トルピードで近接防御を行うあの艦は、まさにミサイルのエキスパートのような艦だ。


「それで、お前は今回の作戦の把握はしてるか?」

『ああ、当然だぜ。なんせ今回の相手は、要塞だろ?』


海賊の要塞。

それは本来、海賊の手に渡るものではないが...主に二つの事例で、要塞が海賊の手に渡る事があるそうだ。

一つは、占拠。これは元々あった要塞を海賊が奪ったようなもので、その場合はあまり脅威にはなり得ない。気付いた星系軍か海軍に即制圧されるだろう。

もう一つは、カルメナスの関与。

カルメナスが販売している、要塞の簡易建設ユニットが使われた可能性がある。

勿論、それを購入するにはそれなりの信用が必要になるため、関わっているのはカルメナスと親しい海賊だろう。

後者であった場合、海賊の中でも雑魚ではなく、エリートが混じっている可能性がある。

参加しているシルバー傭兵ならともかく、星系軍には厳しい相手もいるかもしれない。


『まあ出発は明日だしよー、ゆっくり考えようぜ』

「お前抜きでな」


私は通信を切り、仲間たちと作戦について話し合うことにするのだった。


面白いと感じたら、感想を書いていってください!

出来れば、ブクマや高評価などもお願いします。

レビューなどは、書きたいと思ったら書いてくださるととても嬉しいです。

どのような感想・レビューでもお待ちしております!


↓小説家になろう 勝手にランキング投票お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ