表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の宇宙に船ごと転移しましたが、お兄ちゃんのいない宇宙には住めないので、お兄ちゃんを探す事にしました!〜男装ブラコン少女の宇宙冒険記〜  作者: 黴男
シーズン5-ショートバケーション編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

130/272

128-賊・滅!

戦闘はいつも通りだ。

指定された区画に出没する海賊を、探査プローブでスキャンして発見、強襲して撃滅する。

だが、


『ひぃっ、助けてくれぇ!!』

「嫌です」


アドアステラは、最早対雑魚においては過剰すぎるほどの武装を身に着けていた。

メイドインカナードの強化武装は、スリーパードローンに対しては有効だが――――


「生かして返すってのは不可能みたいだね」


シールドを削る等という行為は不要であった。

放たれた砲撃は、フリゲートのシールドを一撃で貫通し、内部に直撃して撃沈へと陥らせた。

中程度の出力のパルスレーザーですら、シールドに明確な損傷を与えている。


『敵の拠点を破壊完了』

「よし、次に行くぞ」


このような平和な星系では、プローブを撒くこと自体が敵対行為に当たる場合もある。

なので、事前に申請はしてある。

そのせいか海賊側に情報が洩れていて、普段より探しにくいのだが......


『発見いたしました』

「ワープ開始」

「ワープドライブ起動します」


アドアステラの探査能力はとても高い。

元が強襲型なので、自力で敵を探知できるスペックも持っているのだ。


『おい、デカいのが来たぞ!?』

『構うな、殺せっ!!』


アドアステラは再び海賊の拠点へとワープする。


「どうして海賊の拠点って、どこも似たり寄ったりなんだろうね」

「建造施設のプリセットがそうなのでは?」

「あー....確かに」

『敵拠点から巡洋艦二隻が出撃してきました』


海賊の拠点は主に四タイプで、あまり変わることがない。

単独型、単独二つをブリッジで結んだもの、横長型、縦長型。

流石に基地となると、また形も違ってくるんだけど――――


『艦長、砲撃を受けています』

「ああ、分かっている」


正直軍用ですらない陽電子砲では、シールドにダメージを与えることも.....


『そうやって死んだ奴を俺は何人も見たぜ!』


....いや、確かに。

慢心はいけない、それは確かのはずだ。


「全砲門開け、敵を打ち破る!」

『了解』


油断はしない。

ただ、最短で敵を倒して、次に備える。







夜。

.....いや、昼? いや、夜かな?

グラームプライムⅡに降りた私たちは、先ほど降りた街に降りて、完遂報告をしに行った。


「どうされましたか?」

「依頼が終わったので報告に来た」


受付嬢は、私が依頼を完遂できないと思ったようだ。

だけど、終わっちゃったものは仕方ないよね。


「え、もう....ではなくて、撃破記録を確認しますね......は、はい! 依頼は完了です! ありがとうございました!」


私は報酬の振り込みを確認し、ギルドを後にした。


面白いと感じたら、感想を書いていってください!

出来れば、ブクマや高評価などもお願いします。

レビューなどは、書きたいと思ったら書いてくださるととても嬉しいです。

どのような感想・レビューでもお待ちしております!


↓小説家になろう 勝手にランキング投票お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ