登場人物(ネタバレ有り)
◆ルナ・スノーヴァ(十三歳/中身三十歳)
主人公であり、頭が末期な父親に三十路の誕生日に異世界に強制連行される。
異世界では、時間の流れが異なり十三歳の美少女だった。
平凡に暮らしたい本人の意思を無視して六属性の持ち主で魔法チートで、次期精霊王の神子。
日本では干物女でマンガ・小説・ゲームを買い漁っていた非リア充。
家族の記憶がほぼなく距離感に悩む。
開き直りの精神と図太さで、日々奮闘中です。
◆ティーノ・スノーヴァ(十八歳)
スノーヴァ家の長男。
銀色の髪を一本に束ねた、青紫色の瞳が華美な美しさを持つ中性的な美人。
丁寧語とは反面、腹芸の得意な似非紳士。
大切なものは、妹と弟達。
双子の弟や親友達には、素の顔を見せている。
妹には腹黒さをかくしているつもり。
キース殿下とカイルとは親友。
◆ジルベルト・スノーヴァ(十八歳)
兄のティーノと同じ色彩で、髪は襟足程度に伸ばされている爽やかな美形。
スノーヴァ家、次男で現神子様の守護騎士。
魔法は人並み程度だが、身体能力は高く最年少で守護騎士になった強者。
人とも上手に付き合え、慕われる好青年である。
兄妹を心配する優しい理想な兄。
(時々、暴走する)
キース殿下とカイルとは親友。
◆フィル・スノーヴァ(十六歳)
肩で揃えた銀髪に青紫色の美少年で、ツンデレ。
真面目なツンデレであるが故に、人間関係が上手くいかない場合がある。
ツンデレと解ると、可愛らしくからかいがいあると思われイジられる。
ユーリは婚約者。
◆クレメス・スノーヴァ
ルナの父で暴走気味だが国の宰相様。
前王の弟で先祖の精霊の血が、最も濃いと言われ外見から年齢不詳。
超絶美人な容姿に反して、仕事以外は駄目人間。
娘愛は重量級ではた迷惑な父。
魔力は高位魔導師なみ。
王の良き理解者ではあるが、迷惑もかけている。
◆キース・インフェリス(十七歳)
淡い金髪に空の青色の瞳。
色気が漂う美しさを持つ美形。
穏やかで直感を大切にする、自由奔放な第二王子。
魔力は魔術師レベル、剣は近衛騎士以上のレベル。
お忍びが好きで、親友兼側近を振り回す。
人を惹き付ける魅力が駄々もれしている。
ティーノ・ジル・カイルとは親友。
◆ディオール・インフェリス(三十六歳)
淡い金髪に水の青の瞳を持つ、ダンディーな紳士で常識人。
王様でありながら、宰相の暴走(娘愛)に頭を悩ませている。
唯一、クレメスを止め宥める優しい人。
おおらかで、時々お茶目だったり。
クレメスの良き理解者。
◆レイア・インフェリス(十九才)
長い淡い金髪に空の青の瞳。
右耳に王太子の模様(国花)の、イヤカーフをしている。
現在は、留学中で近々帰国予定とか?
天然の女タラシで、ストライクゾーンは広いらしい。
婚約者は初恋の隣国の第三王女。
◆カイル・アイスロン(十七歳)
肩より長い赤毛に暁色の瞳。インテリ眼鏡の似合う美形。
公爵家の次男で、長男は第一王子の側近で留守なため、代理で父の仕事の補佐をしている。
本職はキース殿下の側近で魔導師。
人の好き嫌いが激しく、家族・友人・その他のカテゴリーしかない。
妹を溺愛している。
ティーノ・ジル・キースが親友。
◆リリー・アイスロン(九歳)
公爵家の長女で可愛らしい美少女。
ふわふわの赤毛で、お気に入りのドレスはヒラヒラ・フワフワの可愛らしいもの。
ちょっとおしゃまな女の子。
ルナとユーリがお気に入り。
◆ユーリ・チェルミス(十七歳)
ストロベリーブロンドと、好奇心旺盛な猫の瞳が印象的な美人。
破天荒で自由な人。
伯爵家の長女でフィルの婚約者。
外では完璧なお嬢様を被っているが、身内の前では自由人。
ルナを気に入り「親友」と呼ぶ。
◆スフィン( 二百から数えるのをやめた)
薄い黄緑色の髪を背中に流す麗人。
ハイエルフで無表情がデフォルメ。
口数も少ないが、優しく人の気持ちを考えてくれる人。
魔法バカな一面もある。
ルナとの出会いを奇跡と感じている。
ルナの臣下になり、魔導局の長を辞めた。