サバイバル5
は?……え?
鬼畜レベル2(1/500)
ん?…ま、じ、で?
「マジかァアア!え?ええ?なんか増えてるぞぉ!やばいのが増えてる。なんで?いつ?狼の時は無かったよな?ニードルラビットの時か?いや。ゴブリンか!?…もしかして、ゴブリン倒した後興奮したのはこれの所為なのか?…ヤバイな、どーしよ。くそ。モンスターを倒すたびに上がっていくのか!?だとしたらやばくないか?いや、落ち着け!狼の時は変わってない。何か条件があるんだ。きっと!考えろ!」
確か、朝ステータスを見た時は無かった。
その後、キノコ取ったり、木の実取ったりして、川を見つけて…ダメだ。わからん。でも可能性としてはゴブリンの時だよな?…。
…よし、分かったとりあえずまた、ゴブリンに会ったら気をつける。うん、もうそれでいいよ。考えるとドンドン不安になっていくしさ。よし。考えるのやめ!うん…うん。
レイは頭を降り立ち上がる。
近くにある、ニードルラビットの屍を見つめ
これ、どーしようかな。肉だけ取って焼いてたべるか?干し肉に使ってるって事は食べれるって事だしな…ダメだ。ぉれ、火起こしとかやったことないわ。うーんでも、ほっとくのも勿体無いよなー。…。取り敢えず洗ってポーチに、入れとくか。うん。
川で、洗い、血を抜く。そして内蔵を触り取り出す。
うぇ。グニュグニュしてるぅ。気持ち悪っ。
時間を掛けながらもなんとか内蔵を取る。そしてポーチに仕舞おうとする
ググッ…あれ?入んない?…ググッあれ?
あっそうか30cm以上は入らないのか。ダメじゃん!!…なら、このまま持って歩くか?
いや、それはなんか嫌だ。うーーん、あ、そうだ!ツノを折ったら仕舞えるかも!
ツノに手を掛け力を込める。
うーーん。うーーーーん。うーー ポキッ
よし!これなら! !
再び、ポーチに仕舞おうとする。スッとニードルラビットがポーチの中に消える。
よしっ!続いて、ツノを仕舞い、ゴブリンの持っていた短剣もしまう。
「よし、じゃあ改めて出発!」
小腹が空いてきたので、干し肉を齧りながら歩き出す。
えっと、取り敢えず川下に向かうか。
川の横を流れに向かって歩き出す。
2時間ほど歩くが、未だ森を出ることは出来ない。
しばらく歩くと前方に川の水を飲んでいる
複数の白い兎が居た。
げ、また、モンスターかよ。今度は沢山いるな?どうする?まだ、気付かれてないし、一旦引き返すか?
レイが、対応に悩んでいる間に一匹の兎が水面から顔を出した、こちらを見つめる。
見つかった!!!
ヤバイ。
兎は愛くるしい顔が豹変し、
キューーーと鳴き口から鋭い牙を覗かせる。まるで、獲物を見つけ、舌舐めずりする様な表情だ。
すると、他の兎を顔をこちらを見つけ、キューーーと鳴き始める。
ヤバイ!!逃げろ!
レイはすぐさま兎に背を向け走りだす。
背後からドタバタと複数の音が聞こだす。どうやら、追ってきている様だ。
クソ、追ってくるなよ。
レイは走りながら、振り返ると、兎がかなりの速度で追いかけてくる。
兎の足はかなり速いらしくどんどん距離が詰まっていく。
ダメだ!!このままじゃ追いつかれる!!
レイは逃げれない事を悟り、足を止め、呼吸を整え、槍を構える
兎の数は…5!大丈夫。大丈夫だ!
やってやれない事はない!
そして2m近くまで近づいた兎は、レイを囲む様に
左右に広がり始める。ヤバイ!このままじゃ囲まれる!!
すぐさま、一番距離が近い右側の兎に槍を構え突進する。
鑑定!!
フットラビット
名前なし
年齢 2歳
レベル2
特殊スキル
・脚力強化レベル2
なるほどどーりで速いわけだ。
一番近くの兎が飛び上がり、体に合わない大きな後ろ足でドロップキックを放ってくる。
レイは兎に合わせる様に槍を突き出し、串刺しに、する。
よし!
すると、フットラビットから血が噴き出し、たまたま、レイの目に血が入ってしまう。
何!?クソ視界が!!!ヤバイ!!
ドン!!
ゴフッ!!腹部に鈍器で殴られた様な衝撃が襲いかかる。な、んだ!?
レイはそのまま後ろに吹き飛ぶ。痛む目を、堪え片目で見たのは腹部に蹴りを放つフットラビットだった。
クソっ!グハッグホ、痛む腹を堪える立ち上がろうとする。
すると、もう一匹がレイの吹き飛んだ先に合わせる様にキックを放つ姿が見えた
ヤバイ!!
レイは慌てて横に転がる様にして、蹴りを躱す。ドンっと横から重い音が聞こえた。
レイは起き上がり、前に一歩踏み出す。横にいる敵を横目に、突き刺さったままのフットラビットを目の前に迫り来る敵に向かい槍を振り抜く。槍から屍が抜けそのまま目前に迫るフットラビットにぶつける。フットラビットは死体にぶつかり、反対に吹き飛ぶ。
ギュー!と周りから怒りの様な声が聞こえてくる。レイは呼吸を整え再び、槍を構える。
すると今度は左右にから合わせたように蹴りが飛んでくる、
レイは前に転がる様にして、紙一重で躱す。そしてそのまま、吹き飛ばしたフットラビットに鑑定を、唱え槍を突き刺す。
グギュっと頭が潰れる様な音が聞こえる。
よし!二匹目!!
槍を即座に引き抜き、再び飛びかかって来たのを同じ様に前に前転して躱す。振り向き様に鑑定を唱え、槍を振り下ろす。首を深く傷つけ、血が噴き出るのを確認し、
残り二匹を見る。
三匹もやられた事で残りが少し躊躇うような表情が見えた。そのまま一歩、二歩と踏み出し、射程範囲に近づくと大きく槍を振りかぶり、振り下ろそうとする。
フットラビットは避けようと真上にジャンプする。
フェイントだよ!バカ野郎!!
レイは腕を止め、空中で身動き出来ないフットラビットを鑑定し、冷静に切り捨てる。
「残り一匹!!」
最後の一匹に、なったのを感じ、フットラビット慌てて後ろに振り向き逃げるように駆け出そうとする。
レイはこのまま追っては間に合わない事を瞬時に感じ、一か八か槍を振りかぶりフットラビットが走る方向へと投擲する。
槍はまるで、吸い付くようにフットラビットの走る方に飛び、そのまま胴体に突き刺さった。
フットラビットはジタバタと動くが、槍でそのまま地面に縫い付けられている為、抜け出す事が出来ず、余計に傷を広げていく。
次第に動きが遅くなっていく。レイは死ぬ前に近寄り鑑定を唱える。そして、槍を引き抜くと、フットラビットはそのまま生き絶えた。
はぁ、はぁー。終わった。
すると、レイの中に何かが入ってくるのを感じステータスを唱える。
《ステータス》
名前 レイ
年齢 20歳
レベル 3
体力 150
魔力 15
武器スキル
・槍術レベル3(25/800)
特殊スキル
・身体強化レベル2
・精力強化レベル1
・鑑定眼レベル1(13/50)
・強奪レベル1(2/10)
・音声翻訳レベル1
・悪食レベル1
マイナス系スキル
・鬼畜レベル2(1/500)
ん?身体強化がレベルアップ?
脚力強化と、統合したって事か?
それとも単に身体強化のレベルが上がっただけか?…いや、強奪の熟練度が上がってる。って事は強奪は成功したんだ。なら、やっぱり統合したのか…。ま、いいや、取りあえす死体を片付けよう。
レイは五匹を集め、ポーチから短剣を取り出し一匹ずつ腹を裂き、血と内蔵を取り出す。
オェェ…やっぱりこれは慣れないな。
川で死体を洗い、血を落とすとポーチに仕舞う。10分ほど掛けようやく全てを仕舞い終える。
「よし、終わった。…でも、せっかく着替えたのにまた、汚れたな。もう着替えないし、仕方ない、拭くだけ拭くか」
ポーチから雑巾(元、服)を取り出し、水に浸け絞り、体や革鎧に着いた血を拭き取る。
全てを終えると、疲れた体に鞭を打ち、再び川下に向かって歩き出す。
なんか、戦闘による恐怖が少し薄れてきた感じがする。今回は足が震えたりしなかったし。こういうのを慣れって言うんだよなぁ。
喜ぶべきか、悲しむべきか…。まぁ、危険な世界なんだし、喜ぶべきなのかもしれないな。
それから、しばらく歩くとようやく森の終わりが見える。辺りは茜色に染まり始めていた。
「おお、やっとだやっと森を抜けたぞ!!はははっっよし!」
森を抜け、前を見ると1キロほど先に大きな丸太を突き刺して、出来た大きな壁が見える。
「お、おお、オオオオオオ!!建造物だ!!街か!!!いや。あの大きさなら町か?いや、そんな事どうでもいい!やった!!やったぞ。ついに見つけたぞぉ!!!」
ようやく、町らしき、ものを見つけ心が軽くなっていく。疲れているにも関わらず、歩く速度が、無意識にどんどん速くなっていく。
「よし!よし!!やっとだ。ハハッ。ついに、見つけた!!」
そうだ。どうやって入るか考えないと。
異世界から来ましたなんて、言ったら怪しすぎるもんな。うーん。どうしよ。……。
よし、遠くの村からやって来た旅人って設定しよう。そしたら色々誤魔化せるだろ。うん。
レイは嬉しさからかなり、楽観的に捉え、設定を、色々考えつつ、町に向かい歩いていくのだった。
次回、やっと町です。人に会うまでこんなにも時間が掛かるとは…私が一番驚いてます。
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