サバイバル3
全話を少しずつ変更しました。
いつも、ご覧頂きありがとうございます。
今回はかなり短めです。
「…ハァハァ…ハァハァ」
一体あれからどのくらい歩いただろうか、暗闇の中を必死に歩き遠くへ行こうと足を踏み出し続ける。
「…よし、もう、いいよな?ハァハァ…流石にあれから一時間は歩いた気がするし、大分離れたよな?」
正直自信はないが流石に体が限界だ。
休みたい休みたいと悲鳴を上げてくる。
堅い地面に腰を下ろし、堅い木に寄り掛かる。
月明かりが自分を薄く照らす。
改めて、自分の体をみる。左肩の部分だけ革鎧がなくなって、いるせいで、歩くたびにプラプラと、揺れる。中に着ている服を大部血を吸ったらしく所々赤く染まっている。元々茶色の服のタメ、血は目立つ。ズボンを太ももの部分が破れている。
正直着替えたい。がもしまた戦闘になったら
もう一つもダメになってしまう。
それを避ける為に、着替えたいのをグッっと我慢する
座ったことで安心したのか、疲れがドッとのし掛かるかの様に感じる。横になって寝たい。瞼が再び錘の様に重くなる。
疲れた。ホントに疲れたよ。体はあちこち痛いし、もう2度と動きたくない。
眠気を堪えながら、あの戦闘を思い出す。
狼があんなに、怖いなんて知らなかった。
アレが殺しに来るものが放つ殺気なのか。
ブルッと戦闘を思い出し、体が震える。
「ははっ」
乾いた笑いが口から溢れる。
今になって手が震えてきた。
「おれ、ホントによく勝てたよな。」
改めて考えると、あの状況で動けた自分に賞賛したいよ。…そういえば、倒した時に何かが体に入って来る様なあの感じ、一体何だったんだろ。
ふと、何かを思い出し
「ステータス」
《ステータス》
名前 レイ
年齢 20歳
レベル 2
体力 130
魔力 15
武器スキル
・槍術レベル3(6/800)
特殊スキル
・身体強化レベル1(2/50)
・精力強化レベル1
・鑑定眼レベル1
・強奪レベル1
・音声翻訳レベル1
マイナス系スキル
・鬼畜レベル2
「オオオオオ!!レベルアップしてる!!すっげええぇオオオ!!レベルアップぅ!そうか、狼倒した時に感じた奴が経験値ってことか!!おお。体力と、魔力が増えてる。ちょっと感動だなこれは。」
ん?
「槍術と身体強化の横のやつなんだ?今までこんなの無かったよな?スキルアップ条件ってことか?んー?まんか、試してみるか…。そーいや鑑定眼使えなかったな。いやそんな余裕無かったし…仕方ない。仕方ないさ」
「試しに鑑定眼使ってみるか」
槍を見ながら鑑定することを意識してみる。
《鉄槍》
おお!出た!!でも、名前仕方ない出ないのか。他も試してみるか。
アイテムポーチを視る。
《アイテムポーチ(小)》
おお。なるほど。なるほど。やっぱ名前だけか。たぶん、レベルが関係あるんだよな。
「よし、ステータス」
《ステータス》
名前 レイ
年齢 20歳
レベル 2
体力 130
魔力 15
武器スキル
・槍術レベル3(6/800)
特殊スキル
・身体強化レベル1(2/50)
・精力強化レベル1
・鑑定眼レベル1(1/50)
・強奪レベル1
・音声翻訳レベル1
マイナス系スキル
・鬼畜レベル2
おお!やっぱに横に項目が増えた!!
ってことは1って事は2回で1増えるのか?
…なら。
《アイテムポーチ》
《アイテムポーチ》
良し、二回見た。
「ステータス」
《ステータス》
名前 レイ
年齢 20歳
レベル 2
体力 130
魔力 11
武器スキル
・槍術レベル3(6/800)
特殊スキル
・身体強化レベル1(2/50)
・精力強化レベル1
・鑑定眼レベル1(1/50)
・強奪レベル1
・音声翻訳レベル1
マイナス系スキル
・鬼畜レベル2
あれ?増えてない。…どゆこと?
一度見たものは関係ない。…とかか?
…よし。なら、ポーチの中のモノ全部みてやるか!!
よし。アイテムポーチから、リムの実を2つ取り出す。
《リムの実》
《リムの実》
・鑑定眼レベル1(2/50)
おお!!増えてる。よし!このままドンドンやろう!!
名前が同じでも、違うものなら効果ありか。これ、結構簡単にレベル上げ出来るじゃん!!良し!!ドンドン行こう!!
ポーチからリムの実を全て出す。
《リムの実》
《リムの実》
《リムの実》
《リムの実》
《リムの実》
《リムの実》
《リムの実》
《リムの実》
《リムの実》
くらっ
急に意識が飛びそうになる。
「な、ん…だ?…くそ、ステー…タス」
飛びそうになる意識を堪えながらステータスを見る
《ステータス》
名前 レイ
年齢 20歳
レベル 2
体力 130
魔力 0
武器スキル
・槍術レベル3(6/800)
特殊スキル
・身体強化レベル1(2/50)
・精力強化レベル1
・鑑定眼レベル1(6/50)
・強奪レベル1
・音声翻訳レベル1
マイナス系スキル
・鬼畜レベル2
(あ、…魔力…ぎ…れ)
そして、そのまま意識が暗転する。
ありがとうございます。
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