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【証拠】

身動きをとろうとしても 動けない。 その時だ。


先程まで扉にいた棗が消えていた。 この時一瞬の内にマキは気づく。 よく思えば......自分の肩が何かによって押されていたからだ。


「ちょ......、なにやってんの!!」

思い切り顔を赤めるマキ。 何たってそれは、棗がマキを胸にだいていたからだ。


すぐに離れるマキ。 今度は棗が片手をとる

「......!!?」


無表情でマキを見る。 変に緊張してしまう、頑張って逃げようとすると......棗が自分の手をマキの手に合わせる。


「......お前の手......ちっせ」

手を合わせて最初に言った言葉がこれだった。 まぁ、どう見てもマキの方が明らかに小さい。 棗の方が......1.5倍くらい大きい


当たり前のように顔を赤めるマキ。 何たって普通に考えておかしいからだ。今までの態度で......私にこんなことが出来るのか? 何を考えているんだ?!!

そう思い続ける。 ずっと、ずっと......。 そのあと、やっと棗がちゃんと話し出した。


「お前が戻った理由...... どーせ まだやり遂げてない とかいって戻って来たんじゃねぇのかよ。 1年前、全く俺を守れなかったから また来たとか......そんなんじゃねぇのかよ」


......その通りだよ。

守れてないから、十分な力がまだ私にはなかった。 だから裏の頂点として認められなかったんだ。 一気に裏の階段を登っただけのインチキ。 みんなそう思ったんだろう。


だから戻って来たんだ。 十分な力を持つ龍雅 棗を守れれば......十分な力が見についた証拠になる。そう考えたんだ


「こんな小さい手じゃ何もできねぇぞ? そんなごちゃごちゃ言ってっと、逆に俺に助けられちまうぞ。 嫌だろ、それは」


心に力強くささってくれた言葉。

もちろんだよ。 棗には......守られちゃ困るんだよ......。


私が守るんだから。





正門についた時間は普通に8時を回っていた。 今日は一日中ぶっ続けでここにいなければならない。 けれど後悔はない 無駄なことはしていないハズだ。


「......あ、そう言えばセガレどうしたんだろう? 昨日 今日制御アイテムを渡すとか言っていたんだけどな......」


昨日、ちょっとだけ魔力が暴走してしまったため、魔力を制御する 制御アイテムを付けなければならなくなった。 いつもこうなんだよなー セガレって。


あとで渡す!!......とかいいながら、どんだけ経ってると思ってるんだ。

もしかして大河が見つかって忙しいとかかな、問題だよね~ あんなに変わっちゃうと


ケラケラ笑いながら 足をバタバタさせる。 そうすると 珍しく正門の前に黒い車が現れた。

違和感をとても感じたマキ。 精一杯背伸びをして車の中の人を見ようとする。

運転手は少しも動じず、正門のど真ん中に車を止めて来た。


「......誰だよ」

ボソッとつぶやくマキ。 自然と顔も傾いてくる


ゆっくりと車のドアを開ける。 中からは どうも感じの悪そうな......青年?


「......君が......妖怪ちゃん?」

雰囲気に似合わない アルト声で聞いて来た。

妖怪ちゃんって......何を言ってるんだ


「誰だよ」

ただ単に普通に睨みつけた。 ちょっとだけビクっとした相手。 だが あとからは全くそのような態度を打ち消してまた口を開く。


「番人さんだよね、君。 んじゃ間違いないよ。今すぐ、車に乗れ」


「はぃ!!?」

かけていた黒いサングラスを取り、マキの手を引っ張る。

無理矢理車に乗せられたマキ。 一瞬の内にエンジンをかけられたため、逃走が不可能になった。


「セガレからの伝言だよ。 『今から任務のはじまり』。 聞いてないのは当然」

「に、任務......?」


体がブルっと震える。 理由は分からないが......嫌な予感がすごいする。




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