堕天戦争
誤字・脱字あったらごめーんチャイ(*ノω・*)テヘ
ゆるs((殴
〜時は数時間前〜
『天界』
それは神の暮らす「国」であり、「職場」である。
そして今、この天界にて、神々の会議『Gathering・Of・Deity』が行われていたのだった……
???「………集まったか」
議長席に座る凛とした女性が、集まった6柱の神を見てつぶやいた。
議長席に座る女性「さて早速だか、お前達に集まってもらったのは他でもない『アレ』についてだ」
???「はいは〜い、質問質問。その『アレ』って、なんですか?ルシファーさん」
1柱の場に似合わぬ陽気な少女がその女性に質問した。
???「フッ、これだから新参者は」
隣りに居たすかした青年が少女を小馬鹿にするように嗤う。
陽気な少女「ムッ、新参者で悪かったですね」
ルシファー「止せカルマよ。アポロ、『アレ』と言うのは『堕天戦争』のことだ」
アポロ「だてんせんそう?」
カルマ「そんなことのも知らないのか。やはり何も考えずによえー人間に刻印を入れた脳無しはちげーな」
さらに煽るように挑発をする。
アポロ「おっと〜。僕はともかく、『友人くん』を馬鹿にするのは違くない?流石の僕も堪忍切れちゃうよ。てかそもそも、カルマさんもしてるよね?契約」
ルシファー「止せと言ったろ!」
ルシファーが一喝するとカルマは「チッ」と舌打ちをして黙り込んだ。
ルシファー「おい貴様。こいつに説明してやれ」
そう言うとルシファーは、正面の席に座る天使を睨んだ。
天使「ふふっ。まぁそうピリピリしないで。『堕天戦争』とは、数十年から数百年に1度、神々がルシファーの『冥府軍』か私ことミカエルの『天界軍』に分かれて、下界で戦い合うというものなのよ」
ミカエルと名乗る天使が優しく教える。
アポロ「へー。それって、どっちに入ってもいいんですか?」
ミカエル「ええ。それを決めるのが今回の議題なの」
ルシファー「チッ。そういうことだ。では各自、自分の陣営を言ってってくれ」
???「私はもちろん冥府よ」
カルマの隣りに座っていた少女が言った。
カルマ「無論、フェイトと同じく、俺も冥府だ」
続けてカルマも言った。
アポロ「な・ら・ば僕はミカエルさんにつきますよ〜だ」
そう言うとカルマに向かって、ベーと舌を出した。
カルマ「フンッ……」
???「あら〜、私は天界ですけど、ラピスはどうするの?」
豊満で華麗な女性が、隣の華奢で可愛らしい幼女に尋ねた。
ラピス「んん?あー、私もテラと同じでいいよ」
とやる気のなさそうに答える。その顔はどこか虚ろを見つめているようだ。
テラ「あら〜もしかして……あの子のこと考えてるんでしょ?ほら、あの、エ・リ・ス・くんのこーと♡」
ラピス「え!?は?、はわわわぁ!!?そ、そんなことないしーー!」
明らかに動揺した素振りで、顔を赤らめながら否定している。
テラ「あらま〜照れちゃってもー♡隠さなくてもいいじゃない。ほーら、あの時私も手伝って上げたでしょ。神にも効くほどの高濃度の発情化ガスを出してあげたじゃない♡」
ラピス「ああ、あれはオマエの仕業かー!!おかげで私は、あんなことをおお」
テラ「ふふふっ♡でもあの子の反応も可愛かったわね。ほんとお似合いよ」
ルシファー「おいそこ!姉妹喧嘩は他所でしろ」
ミカエル「まあまあそれはともかく、これで天界軍には3柱、冥府軍には2柱が入ったわね。でも……これだとフェアじゃない。どうしたかしら……」
ミカエルがわざとらしく頭を抱える。
ルシファー「フッ、別に構わん。こちらにはリンネも入るだろうからな」
ミカエル「あ~そういえばあの子もいたわね」
ルシファー「今回こそ我ら冥府が勝利し、お前に引導をくれてやるぞ。ミカエル!!」
ルシファーが再びミカエルを睨みつける。
ミカエル「あら、ルシファー。今回の天界は一味違うのよ。なんて言ったって強い子がいっぱい何だから!ね、ネオ」
するとミカエルはすぐそばにいた天使の方を向きニコッと眩しく微笑んだ。ネオと呼ばれた天使は「え、わたし!?」と言わんばかりに驚きの表情を見せた後、照れ臭そうにニヤけて、
「は、はい」
とうなずいた。
ルシファー「フッ!まぁ良い。愉しみにまっておるぞ」
そう言うとルシファーは立ち上がり、
ルシファー「これにて神々の会議『Gathering・Of・Deity』を閉じる!」
こうして、神々の集まりは終わりを迎えたのだった───
「はーー、やっっっっっと終わったさ」
「あらあら、でも今回の会議はあまり長くなかったわよ」
退屈な会議も終わり、私たちは帰路についていた。
「長くはなくても退屈なのよね〜。たっく、天界だの冥府だの私たちにはどうだっていいのに」
「ふふっ、まあ永年続いてきた因縁みたいなものだからね。やらずにはいられないのよ」
まったく。コレだから古参勢は困るのよ。考えが古いと言うか何と言うか……
するとテラがいきなり声色を変えて言った。
「でも今回の場所ってあの大陸よね?そしたら例のあの子も戦争に巻き込まれちゃうんじゃ───」
その言葉に足が止まった。
「それってマジ……?」
私の急な剣幕に驚いてか、テラは少し動揺した。
「え、ええまあ。場合にも寄るとは思うけど……」
エリスの身が危ない?もしエリスがこの戦争に巻き込まれでもしたら………
「そんなにあの子が心配なの?」
私の暗い表情を見て、少しトーンを落として聞いてきた。
「でもこの話はあと大体十年先の話よ。私たちからしたらあっという間かもしれないけれど、あの子みたいな人間からしたらまだまだ先のことじゃない」
「う、うん。そうだよ。そうだけど……」
「やっぱり心配?」
「うん」
「だったら、あの子にこの事を伝えればいいじゃない♡」
確かに、そうすればエリスへの被害が多少減るかも……!
「うん!そうする!ありがとテラ。たまには役に立つじゃん」
そう言うと私はテラの横腹をツンツンした。
「あら〜♡おねえちゃんはいつもラピスのために役立ってるじゃな〜い♡」
その時、私の手から光が発せられ、手に紋章が浮かんだ。
「あら?ふふふっ♡ウワサをすれば、呼ばれてるみたいよ。もちろん行ってあげるんでしょ♡」
「も、も、もちろん!今行くよ!エリス〜//♡」
そうして私はエリスのもとへ向かうのだった───
◇◇◇
「おい、地獄へ行く準備はできたか、鴉」
「はい、すでにエンマサマのキョカはエております、ルシファーサマ」
「よし、では早速向かうか。パンドラ亡き今、我々はその戦力を補わなければならないからな」
「パンドラサマのケンはおクやみモウしアげます」
「よせ鴉よ。あれは事故………いや、あれは厄災のせいとでも言うべきか……。とにかく!行くぞ、鴉や」
「ギョイ…」
ミカエルよ、後でズルいなどと吐かすなよ。我はこれより───
「カリブディスの封印を解く!!」
みんなーおひさ〜〜亜ヒ酸アルデヒドだよ〜〜(大声)覚えてるかな?
夏休みはいっぱい投稿しようと思ったんだけど、今年受験生だから勉強で忙しかったッピ。
あとお盆休みに一回出したい!(願望)
それは置いといて……今回はいかがでしたか?
今回は前半登場キャラが多かったので、見やすいようにセリフに名前をつけました。
急に変えてスマン、、、今回ぐらいだから。
それにしてもいろんな個性的な神が出てきましたね。1人、2人と数えるのを1柱、2柱と打たなくちゃならんかったのでめんどうでした。
あ!もう1時半だ!!良い子の皆さん、オトナの皆さん、俺は寝ます。おやすみなさ〜い。
zzz(次回もよろしく)




