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庶民出身の俺、転生しちゃいました。  作者: 亜ヒ酸アルデヒド
第一章 【エリス・リーゼル】
16/16

堕天戦争

誤字・脱字あったらごめーんチャイ(*ノω・*)テヘ

ゆるs((殴

 〜時は数時間前〜


  『天界』

 それは神の暮らす「国」であり、「職場」である。

 そして今、この天界にて、神々の会議『Gathering(ギャザリング)Of(オブ)Deity(ディアティー)』が行われていたのだった……


???「………集まったか」

 議長席に座る凛とした女性が、集まった6(にん)の神を見てつぶやいた。


議長席に座る女性「さて早速だか、お前達に集まってもらったのは他でもない『アレ』についてだ」


???「はいは〜い、質問質問。その『アレ』って、なんですか?ルシファーさん」

 1柱(ひとり)の場に似合わぬ陽気な少女がその女性に質問した。


???「フッ、これだから新参者(しんざんもの)は」

 隣りに居たすかした青年が少女を小馬鹿にするように(わら)う。


陽気な少女「ムッ、新参者(ルーキー)で悪かったですね」


ルシファー「()せカルマよ。アポロ、『アレ』と言うのは『堕天戦争』のことだ」


アポロ「だてんせんそう?」


カルマ「そんなことのも知らないのか。やはり何も考えずによえー人間(ヤツ)に刻印を入れた脳無しはちげーな」

 さらに煽るように挑発をする。


アポロ「おっと〜。僕はともかく、『友人くん』を馬鹿にするのは違くない?流石の僕も堪忍切れちゃうよ。てかそもそも、カルマさんもしてるよね?契約」


ルシファー「止せと言ったろ!」

 ルシファーが一喝するとカルマは「チッ」と舌打ちをして黙り込んだ。


ルシファー「おい貴様。こいつに説明してやれ」

 そう言うとルシファーは、正面の席に座る天使を睨んだ。


天使「ふふっ。まぁそうピリピリしないで。『堕天戦争』とは、数十年から数百年に1度、神々がルシファーの『冥府軍』か私ことミカエルの『天界軍』に分かれて、下界で戦い合うというものなのよ」

 ミカエルと名乗る天使が優しく教える。


アポロ「へー。それって、どっちに入ってもいいんですか?」


ミカエル「ええ。それを決めるのが今回の議題なの」


ルシファー「チッ。そういうことだ。では各自、自分の陣営を言ってってくれ」


???「私はもちろん冥府よ」

 カルマの隣りに座っていた少女が言った。


カルマ「無論、フェイトと同じく、俺も冥府だ」

 続けてカルマも言った。


アポロ「な・ら・ば僕はミカエルさんにつきますよ〜だ」

 そう言うとカルマに向かって、ベーと舌を出した。


カルマ「フンッ……」


???「あら〜、(わたくし)は天界ですけど、ラピスはどうするの?」

 豊満(ほうまん)華麗(かれい)な女性が、隣の華奢(きゃしゃ)で可愛らしい幼女に尋ねた。


ラピス「んん?あー、私もテラと(おんな)じでいいよ」

 とやる気のなさそうに答える。その顔はどこか(うつ)ろを見つめているようだ。


テラ「あら〜もしかして……あの子のこと考えてるんでしょ?ほら、あの、エ・リ・ス・くんのこーと♡」


ラピス「え!?は?、はわわわぁ!!?そ、そんなことないしーー!」

 明らかに動揺した素振りで、顔を赤らめながら否定している。


テラ「あらま〜照れちゃってもー♡隠さなくてもいいじゃない。ほーら、あの時私も手伝って上げたでしょ。神にも効くほどの高濃度の発情化ガスを出してあげたじゃない♡」


ラピス「ああ、あれはオマエの仕業(しわざ)かー!!おかげで私は、あんなことをおお」


テラ「ふふふっ♡でもあの子の反応も可愛かったわね。ほんとお似合いよ」


ルシファー「おいそこ!姉妹喧嘩は他所(よそ)でしろ」


ミカエル「まあまあそれはともかく、これで天界軍には3(にん)、冥府軍には2柱(ふたり)が入ったわね。でも……これだとフェアじゃない。どうしたかしら……」

 ミカエルがわざとらしく頭を抱える。


ルシファー「フッ、別に構わん。こちらには()()()も入るだろうからな」


ミカエル「あ~そういえばあの子もいたわね」


ルシファー「今回こそ我ら冥府が勝利し、お前に引導(いんどう)をくれてやるぞ。ミカエル!!」

 ルシファーが再びミカエルを睨みつける。


ミカエル「あら、ルシファー。今回の天界は一味違うのよ。なんて言ったって強い子がいっぱい何だから!ね、ネオ」


 するとミカエルはすぐそばにいた天使の方を向きニコッと(まぶ)しく微笑んだ。ネオと呼ばれた天使は「え、わたし!?」と言わんばかりに驚きの表情を見せた後、照れ臭そうにニヤけて、

 「は、はい」

とうなずいた。


ルシファー「フッ!まぁ良い。(たの)しみにまっておるぞ」


 そう言うとルシファーは立ち上がり、

ルシファー「これにて神々の会議『Gathering(ギャザリング)Of(オブ)Deity(ディアティー)』を閉じる!」

 こうして、神々の集まりは終わりを迎えたのだった───


 「はーー、やっっっっっと終わったさ」

 「あらあら、でも今回の会議はあまり長くなかったわよ」

 退屈な会議も終わり、私たちは帰路についていた。

 「長くはなくても退屈なのよね〜。たっく、天界だの冥府だの私たちにはどうだっていいのに」

 「ふふっ、まあ永年(ながねん)続いてきた因縁みたいなものだからね。やらずにはいられないのよ」

 まったく。コレだから古参勢(こさんぜい)は困るのよ。考えが古いと言うか何と言うか……


 するとテラがいきなり声色(こわいろ)を変えて言った。

 「でも今回の場所って()()()()よね?そしたら例のあの子も戦争に巻き込まれちゃうんじゃ───」

 その言葉に足が止まった。

 「それってマジ……?」

 私の急な剣幕(けんまく)に驚いてか、テラは少し動揺した。

 「え、ええまあ。場合にも寄るとは思うけど……」

 エリスの身が危ない?もしエリスがこの戦争に巻き込まれでもしたら………

 「そんなにあの子が心配なの?」

 私の暗い表情を見て、少しトーンを落として聞いてきた。

 「でもこの話はあと大体十年先の話よ。(わたくし)たちからしたらあっという間かもしれないけれど、あの子みたいな人間からしたらまだまだ先のことじゃない」

 「う、うん。そうだよ。そうだけど……」

 「やっぱり心配?」

 「うん」

 「だったら、あの子にこの事を伝えればいいじゃない♡」

 確かに、そうすればエリスへの被害が多少減るかも……!

 「うん!そうする!ありがとテラ。たまには役に立つじゃん」

 そう言うと私はテラの横腹をツンツンした。

 「あら〜♡おねえちゃんはいつもラピスのために役立ってるじゃな〜い♡」


 その時、私の手から光が発せられ、手に紋章が浮かんだ。

 「あら?ふふふっ♡ウワサをすれば、呼ばれてるみたいよ。もちろん行ってあげるんでしょ♡」

 「も、も、もちろん!今行くよ!エリス〜//♡」

 そうして私はエリス(愛する人)のもとへ向かうのだった───


   ◇◇◇


 「おい、地獄へ行く準備はできたか、(カラス)

 「はい、すでにエンマサマのキョカはエております、ルシファーサマ」

 「よし、では早速向かうか。パンドラ()き今、我々はその戦力を補わなければならないからな」

 「パンドラサマのケンはおクやみモウしアげます」

 「よせ(カラス)よ。あれは事故………いや、あれは()()のせいとでも言うべきか……。とにかく!()くぞ、(カラス)や」

 「ギョイ…」

 ミカエルよ、後でズルいなどと()かすなよ。我はこれより───


 「カリブディスの封印を解く!!」

みんなーおひさ〜〜亜ヒ酸アルデヒドだよ〜〜(大声)覚えてるかな?

夏休みはいっぱい投稿しようと思ったんだけど、今年受験生だから勉強で忙しかったッピ。

あとお盆休みに一回出したい!(願望)

それは置いといて……今回はいかがでしたか?

今回は前半登場キャラが多かったので、見やすいようにセリフに名前をつけました。

急に変えてスマン、、、今回ぐらいだから。

それにしてもいろんな個性的な神が出てきましたね。1人、2人と数えるのを1柱、2柱と打たなくちゃならんかったのでめんどうでした。

あ!もう1時半だ!!良い子の皆さん、オトナの皆さん、俺は寝ます。おやすみなさ〜い。

zzz(次回もよろしく)

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