01.話し声
始まった途端何かが終わった気がしたから、とにかく私は気にしないようにしていた。
何がどうしてどうなっているのか、相変わらず分からなかったから、幽霊が居るならとにかくどうにかして欲しいと思っていました。
「なんか、話したら良いんじゃないの?」
「え、でも、何を喋れば良いか分からないし…」
と答えたからには、勇壮に生きていたとしても、何が変わる訳でもあるまいし、と仕方がなく思ったから、どうせ考えても仕方がないので、
「じゃあ、メモにメールしておいてよ。」
と話し出したからには、もうどうともしがたいだけであって、何がどうしているのかを考えて導き出せば良いなら、私は一体何をしているのか、期待の問題なのか、と思っていました。
ここがどこ?
「東京。知らないの?」
「え、知ってるけど、よく分からないし……」
と答えました。
何が起こっていたとしても、特に言うことはないからね、と予め今、言われているかのようではありましたから、じゃあもうどうともしねーよな、と思っていました。
何の話なのかと当然突然のように思うでしょうから、書き方を変えなければ不平等性が残るだけでしょうし、最早何が話として残っているか分からなくなっていました。
世話が残るくらいなら、と冥土の土産に何が残されれば、と思いましたから、羽矢奈は、数限りない構成を無視するかのように放っておきました。
何故今更置いておいたのかを考えると、もうどうでも良くなりましたし、実際書き方の問題ではありませんでした。




