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新人OLの悲劇

作者: betts

とある企業の社員バスツアー。

社員旅行的なもので、服装は自由である。

各々羽目を外しすぎない程度に楽しみ、現在は帰りの車中である。



そんな帰路の車内で1人孤独な闘いをしている彼女…

(おしっこ…!もう出ちゃう…!!)



彼女の名前は斎藤千佳。

大学を卒業し、この春から社会人となった。

美人で性格もよく、男性社員から人気がある。

実は彼女、朝家を出る前にトイレに行って以降、今日は一度もトイレに行っていない。

というよりも行けなかった。




彼女自身、トイレが近いというわけではない。

この日は多少緊張もあったのか、家で済ませたとはいえ目的地に着く前には尿意を感じていた。




(目的地に着いたら、とりあえずトイレに…)

そう思っていたのだが…

目的地に到着し、バスを降りた。

千佳にとって、今の目的地とも言える場所は「トイレ」である。

だが千佳は、男性社員と目的地を回ることになってしまった。



この目的地には3時間程滞在予定。

それまでにトイレに行ければいい…。

千佳はそう思っていた。

(トイレ行きたい…けど回ってる最中に抜けるのも悪いなぁ…)

(バスに乗る前にでも行ければいいかな。)



観光スポットを回り終え、集合場所に戻ってきたのは出発時間ギリギリの時間になってしまい

千佳の目的地とも言える「トイレ」には結局行けなかった。





(どうしよう…結局トイレ行けなかったなぁ…)

(パーキングエリアとか途中止まるよね…)

(それまで持つかなぁ…)



目的地を出発した直後、千佳の膀胱は既に満タンに近い状態…

昔から人の良い彼女にとっては、同じようにおしっこを我慢せざる得ない状況は多々あった。

だが一度も「おもらし」はせずに済んでいる。

今回はもう膀胱には余裕はほとんどない…

パーキングエリアまでは少なく見ても1時間は掛かる。

それまで彼女は既に限界に近いおしっこを我慢しなくてはならない。



(いままで同じような事は何度もあって乗り越えてきた…)

(今回も我慢出来るはず…!)

(22歳にもなっておもらしなんてするわけないよね…)

と、窓の外に目を向けると…

高速道路は大渋滞。電光掲示板には20km渋滞の文字…

彼女にとっては誤算である。



(うそ…)

(このままじゃ私…)

(おもらししちゃう…!!)





だが思いもよらぬ言葉が車内に響き渡る。





「トイレが我慢できない人いますかー?」

「いないのであればパーキングエリアの休憩は飛ばして、早く戻る方向で行きますが…」




千佳にとっては千載一遇のチャンスである。

(えっトイレ行ける…?誰か…誰か行かないの…?)

新人の身である彼女は、誰も行かないのに自分1人の為にパーキングエリアに止まってもらうのを躊躇ってしまい…




「では大丈夫なようなので飛ばします。」





(うそっ…!そんな…!)


千佳は言えなかった…

限界まで溜まったおしっこを膀胱に溜めたまま

渋滞の中パーキングエリアを通過する千佳とバス。

目的地までもう我慢するしかなくなってしまった。




(着くまで我慢とか絶対無理だよぉ…)

絶望的な気持ちになってしまう千佳…




その隙を満タンのおしっこは見逃さない…




シュッ…ジュッ…ジワッ…


(待って…!おしっこ出ないでっ…!)




デニムの股間部分を思いっきり抑える。

表には染みていないが、黒のパンティにはシミが出来ている。

まだパーキングエリアからも離れていない。

もう千佳の膀胱は限界だった。

それでも「おもらし」に至っていないのは

22歳の女子としてのプライドであろう。



ちびった部分が冷えて尿意が加速する…




(おしっこ…!もう出ちゃう…!!)




諦めかける千佳に追い打ちと満タンのおしっこ…

ブルッと体が震える…




ジュッ!!






さっきのおちびりとは明らかに違う水流が出てきた。

その直後一気にパンティが暖かくなる…






シュワーーーーーーーーーー






トイレで放尿する勢いで出てくるおしっこ…



(あっ!まだダメっ!ここはトイレじゃないのっ!!)

必死におしっこの出口を抑えるが…








シューーーーーーージュワーーーーーーー…

(ダメぇ…)





止まる訳もなくみるみるうちに

デニムを濡らし、椅子を濡らし、床に落ちていく千佳の限界まで溜め込まれたおしっこ…

前の方にいた先輩社員が気づき始めていた。




(止まらない…)

(私22歳にもなって…)

(おもらししちゃった…)




隣にいた女性先輩社員が慰めてくれた。

他の先輩社員も慰めてくれた。




渋滞を抜け2時間後、目的地へ到着。

いかにもおもらししました。という格好で服とパンティを買った。




トイレで着替えている途中…

(あの時、少し待ってもらってでもトイレに行っていれば…)

(パーキングで止まってもらってでも行っていれば…)

(22歳にもなって「トイレに行きたい」が言えないでおもらしなんて…)

などと思いながら着替えた。


22歳にもなって、持ち帰りたくないお土産袋を持って帰路へと着いた。






その後、千佳はせっかく入った会社を辞め、別の会社へと就職した。





ー終ー

この作品は、某掲示板と某知恵袋の体験談を元にして書いた作品です。

今までいろいろ読んではいましたが、書くのは全くの初めてで色々な作家様の文章の書き方等を参考にして書きました。

所々おかしな所があるかもしれません。

こんな作品でも、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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