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下準備ってやっぱり大切だと思うんだ

涼「じゃあ、行きますか」


妖夢「先手必勝」


ダッ!


妖夢は涼に向かい走っていく


涼「さて、どこまで戦えるか…」


ゴソゴソ


そう言って、胸元を探り何かを取り出す


妖夢「玉?遠距離攻撃?何にせよ斬る!!」


ズバ


涼「危な!!」


涼はそれを何とか躱し、


涼「いくよ!」


ヒュン


その玉を下に投げた


ブシュゥゥゥゥ


地面に当たるとその玉は煙をだしていく


妖夢「これは…煙幕?目くらましか!」


涼「そういうこと、僕の居場所がわかる?」


妖夢「……………」


煙幕で当たりが見えなくなると妖夢は刀を鞘に収め、目をつむった


妖夢 (姿は見えなくても気配は存在する、気配を読むしかない)


ドン!


妖夢「!?」


キィン!


妖夢は煙の中自分に放たれた、弾幕を何とか斬り


妖夢「そこか!!」


その方向に向かい、斬撃の形をした弾幕を放つ、そこだけ煙が晴れるがそこに涼の姿はなかった


妖夢 (この煙普通の煙じゃない、少しだけだけど魔力を感じる、多分これは涼の魔力、魔力を伝って私の場所を感知してるんだ早く煙から出ないといけないけど…)


妖夢がそれを感じ取った時にはすでに遅く、煙は屋敷中に充満していた


妖夢 (無理っぽい)


涼 (さて、自分の土俵に立てたのはいいがここからどうするか…さっきの弾幕を防いでくるとは思わなかった、下手に攻撃しても自分の位置を知らせて、弾幕に当たる可能性が増えるだけ、このまま硬直してたら煙が晴れるだけだしな)


涼「奥の手だがやるか」


ドドドド


妖夢「!きた!」


ズババババ


妖夢は涼が打ち出す弾幕を自分に当たるもののみ斬っていく


妖夢 (この感じだと、魔力による感知はそこまで正確じゃないそして、煙の魔力も感知以外には使えない、このまま耐えたら勝てる)


涼「ちっ!魔糸!」


妖夢「こんな糸!!」


スパ


涼「なんでそんな簡単に斬れるんだよ」


妖夢「はっ!」


ブゥン


涼「危な!くそさっきより正確だ」


妖夢 (今のは惜しかったか)


涼「指魔弾!」


ダダダダダダ


妖夢「早い!」


キィィン、キィンキィンキン


妖夢「弾が回転してるのか」


涼「そんなスパスパ斬るなよ」


妖夢「!!そこか!!」


ズバ


涼「掠った!?くそもうそこまでもたねぇ」


妖夢 (涼の攻撃は遠距離がほとんど、近づけば一気に形勢を逆転できる、次魔力を使った攻撃をしたら仕留める)


涼「これで、終わらせる」


妖夢「!!」


妖夢 (後ろで魔力が大きくなった、大技!発動する前に斬る!!)


妖夢「斬符 瞬剣斬!」


ズバ


そうスペルを発動すると妖夢は刹那の速さで斬りつける


妖夢 (手応えが…ない!?今のを躱した!?)


涼「終わりだよ、魔爆」


その瞬間、妖夢の周りが爆発した






ーーー煙が晴れーーー


咲夜「やるわね、涼」


涼「見えてたの?咲夜さん」


咲夜「まぁね、最後の起点は見事だったわよ」


涼「あちゃー、ばれてたか」


妖夢「はっ!!勝負は!?」


咲夜「貴方の負けよ」


妖夢「くっ…」


咲夜「そういえば、貴方何で負けたかわかってないんじゃない?涼に聞いたら?」


妖夢「そういえば、急に爆発して終わったような」


涼「えーと、説明したら」


ーーー説明タイムーーー


涼が奥の手だがやるかって言った後すぐの弾幕、実はあれ全部合わせたら僕の3分の2ぐらいの魔力なんだよね


そして、妖夢が斬ったり放置してるやつから、煙の魔力で気づいてなかったかもしれないけど、ていうか気づかれてたら終わってたんだけど、魔力が放出されてたんだ


そして、最後の妖夢がスペルを発動した時だね、僕はその、放出した魔力を一箇所に集めたんだ、そして、僕の手が尽きて大技が来ると思った妖夢をおびき出したんだ


けどそこに僕はいなくて、あるのは僕の魔力だけ、後はそれを魔爆で誘爆させたってこと


ーーー説明終わりーーー


妖夢「そんなことが…」


咲夜「けど、あの煙強すぎない?」


涼「そんなことないよ、あれ一つ作るのに一週間かかるし、それにパチュリーみたいな魔導師だったら、含まれてる魔力を使って、煙を晴らせるしね」


咲夜「へー、デメリットも多いのね」


涼「うん」


ドォン!


涼「霊夢も頑張ってるみたいだね」


咲夜「そうね、まぁ勝つでしょう」


涼「ははは、たぶんね」

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