漫画とかみたいにはいかないね
涼「美鈴に剣を使わないのか聞かれて僕は考えたそこで考えたのが」
涼『魔法剣』
霊夢「それはどんなのなの?」
涼「魔糸を剣の輪郭にして隙間を魔力で埋めたものだよ、切れ味は抜群だけど…やっぱり魔力が少ないからすぐ疲れちゃうんだよね」
霊夢「へー…」
涼「それに美鈴みたいに体を強化してたら切れないしね」
霊夢「使えないじゃない」
涼「いやそれでも木とかなら切れるよ!そもそも切れないのがおかしのだから!!」
霊夢「そうじゃあ薪割り頑張ってねー」
涼「くっ…だが霊夢の言ってることも一理あるな、はー…」
そして僕は薪割りをしようとするが
涼 (木がないじゃん、ここら辺の木は神社の近くで切ったら神罰とかありそうだし森に行くか)
ーーー間ーーー
涼「この木とか良さそうだな、ゴメンだけど切らせてもらうよ」
スパ
そして僕は魔法剣で木を切る
涼 (やっぱり切れない方がおかしいよね)
妖怪「おい、見ろよあれ人が一人でいるぞ」
妖怪「本当だ」
妖怪「あたりに人もいないし」
妖怪「ここ最近人間食えてなくて腹が減ったし」
妖怪「喰おうぜ」
妖怪「そうだな」
妖怪「行くぞ」
ガサガサ
涼「?」
妖怪「はー!!」
何か音がしたと思い振り返るといきなり1人の妖怪が出てきた
涼「!!なんだこいつら!!」
妖怪「死ねー!」
そしてその妖怪が鋭利な爪で僕を貫こうとするが
涼「危な!」
それをギリギリでかわす
妖怪「ちっ…」
涼「な、なんだお前ら!」
そう言うが、ぞろぞろと仲間の妖怪が出てきて戦闘の体制をとる
涼「そっちがその気なら僕だって」
話が通じないと思い僕を魔法剣を構え妖怪の方をみる
涼 (数は7人いけるか?)
妖怪「うらぁ!!」
そして襲いかかってきた妖怪を魔法剣で
涼「せい!」
真っ二つにする
妖怪「がっ……」
妖怪「!?」
妖怪は二つに割れあたりに鮮血が飛ぶ、僕はそれを見て
涼「うっ…おぇぇぇぇ!!!」
吐いた
あたりに飛びちる鮮血と血の匂い、真っ二つにしてもなおピクピクと動く妖怪何より自分の手で妖怪を殺した肉を切った感触が一般人には耐えられるものではなかった
妖怪「……はっ!今がチャンスだいけ!!」
妖怪「うぉぉぉぉ!!!」
涼「はぁ…はぁ…『魔爆』!」
ボン!!
妖怪「うわぁぁぁ!」
そして僕は妖怪を殺すではなく少し吹き飛ぶくらいの威力の爆発を起こし
ピュー
箒にまたがりその場を後にした
ーーー間ーーー
神社から歩いて森に入っていったこともあり大して距離はなかったが、それまでに吐き気は収まったが
涼「………」
(妖怪「がっ………」)
妖怪を切った感触が妖怪の声が未だに残っている気がした
涼「ただいま…」
霊夢「おかえり…ってどうしたの!?その血!」
涼「妖怪を…殺した…」
霊夢「え…」
涼「お風呂借りるね」
霊夢「う、うん」
チャポン
涼「ふーーーー………」
クンクン
涼 (血の匂いがとれないな…あと感触も…霊夢達は妖怪達を退治してるけど殺したことはあるのだろうか?………もしそうだったら、どんな気持ちなんだろう)
ガラ
すると扉が開き霊夢が入ってきた
涼「!?れ、霊夢!!!!????」
霊夢「何よ、別にいいでしょどうせあんたのことだからごちゃごちゃ考えてるのでしょう」
涼「そういう問題じゃないよ!!」
霊夢「ほら、ちゃんとタオルで隠してるし」
涼「そこでもない!」
霊夢「どうでもいいわ、とりあえずそこに座りなさい、背中洗ってあげる」
涼「だーかーらー!!」
霊夢「す、わ、る!」
涼「………せめて僕の前だけは隠させて」
霊夢「分かったわ、はいタオル」
そしてタオルを装着し
霊夢「まったく妖怪殺したぐらいでいじいじするなんて」
涼「そうは言うけど……もう味わいたくないなこの感触は、それにもう何かを殺すこともしたくない」
霊夢「はぁ…そんなんじゃ幻想郷で生きていけないわよ」
涼「そうかもしれないけど…」
霊夢「前から思ってたけどあんたは優しすぎるのよ、もっと厳しくなりなさい!」
涼「うーん、それは無理かも」
霊夢「なんで?」
涼「僕に本当の強さを教えてくれた人に失礼だから」
霊夢「何があったの?」
涼「それは長くなるから出たら話すよ」
霊夢「そう終わったわよ」
涼「ありがとう、霊夢」
霊夢「それじゃいつまでもいじいじしてたら駄目よ!」
涼「うん!」
そして霊夢なりの励ましは終わった