結末…?
三つのお話まとめてみました(笑)
この日、不義密通の疑いのあった貴族の女性が修道院に送られる途中、襲撃にあい、命を落としたと言う。
不思議なことに貴族の女性の首はもぎ取られたが、馬車や護衛には傷一つなく、犯人もまたわからないのだという。
また、この日は王妃候補の女性が自領の独立を宣言し、男女の基本的な差別を無くすことを公言した。
これを受け、宮廷で働いていた多くの優秀な人材が里帰りの名目で新たな独立国へと旅立った。
また、この日には1人の貴族の女性が死んだ日でもあった。
不義密通をしていないのに貞淑の誓いを飲み、死に至った女性を余所に夫である宰相は女性の妹と親密な関係に居たという。
これを受け、女性の兄は怒り狂い現国王、教皇に願い出て女性の戸籍から結婚した事実を消し、女性の息子を自身の養子にしたという。
また、教皇及び、現国王、前宰相も宰相の仕打ちに怒りを覚え、地位剥奪の上2度と結婚をすることを赦されないという罰を受けた。
また、姉が結婚しているとわかっていてその夫と親密な関係を結んでいた妹には髪を剃った上で自宅での無期限の謹慎及び、人形のようになった姉の遺体の世話を喪が開けるまでの3年間、続けることとなった。
この日以降、国の政務は滞り、ある領地では存続も困難なほど不正が横行したという。
現国王は嫌気がさし、独立国と同盟を組み、王太子の廃嫡を条件に優秀な人材を貸し出されるコトとなり、次第に国力は回復していくも度重なる不運に嫌気が差した現国王は王位を早々に退いた後、独立国の端でのんびりと隠居生活を送ったという。