1.異世界へ
「はあ~」僕の溜め息の理由は、おとといのことだ。
2日前
いきなり大勢の不良に囲まれぼこぼこにされた。それは、いつものことなのだが今回は幼馴染みで仲の良い堂 香流ちゃんに見られていたのだ。
それに、僕も高校生になって女子の前で格好つけたりすることだってある。
その日以来、香流ちゃんが「あんなに大勢だったから仕方ないよ! もっと元気だして」と励ましてくれている。嬉しいか悲しいか分からない。
そんなことをぼんやりと思い出していたら。「おい空やばいぞ。香流が拐われた」
「!!嘘だろ、いつもの冗談だよな賢地」 賢地の性格ならこんな冗談も言うかもしれない。そんなことないとおもいつつもそう思って現実逃避しようとしていた。
「バカかお前、俺でもこんな冗談は言わない。 そんなことお前にも分かるだろ」
「ああ分かるさ。でもこんなこと信じたくないんだ」 バチン!賢地に叩かれた。
それもそうだあんなことを言ったら叩かれるのも当然だ。今、叩かれたことで目が覚めた。
「ごめん、僕が狂ってた。 許してくれ」
「ああ、分かった。じゃあ 今からどうする」 警察は…下手したら香流が危険に晒される。なら方法は、ひとつだ。
「賢地、香流は何処にいる。僕一人で助ける」
「は? 何を言っているんだ。相手は、大勢いるんだぞ」 もしかしたらおとといの不良たちかもな。
「いいから、教えてくれ」 行かなきゃいけない。こんな僕に励ましの声を掛けてくれたんだ。
「分かった。確か路地裏にある廃工場だ」
その言葉を聞いた瞬間「ありがとう」とだけ言ってすぐにむかった。
その頃の香流は、というと…
「おお、お前か西野 空を励ましたり、元気付けたりしているってやつは。あんな雑魚励ましたって無駄だぜ。俺らが心を折ってやるよ。」
「そうだ、それに助けに来る気配がないがそれはどうなる? 来ない理由を説明できるのか。」
来るはずだよ。だってあんなに優しい人なんだから。
「来る。絶対助けてくれる。私は信じてるから」
「おお、良い信頼だぜ。だがな、そんな信頼俺らがぶち壊してやるよ」そういって殴りかかろうとした瞬間……
「やめろ!!それ以上なにかしようとしたら、ぶっ飛ばすぞ」勢いでそんなことを口走ってしまったが、本気だ。
「やれるもんならやってみろ」そういって香流の手を力いっぱいに握った。
「ふざけるな! この野郎」 そう言って殴りかかった。全力で殴たので少しだけ効いたようだった。周りの奴らも本気で言っていると思ってもいなかったようで、少し動揺している。今のうちに助けて逃げようと思っていたら、全員が反撃する体制をとった。僕が殴った奴(不良のリーダー?)が、「調子に乗るなただの雑魚のくせに。もう容赦しねぇお前らやるぞ」と言ってナイフを取り出した。それを合図にするかのように全員が懷からナイフを取り出し僕の周りを囲みだした。「ちょ、いくらなんでもナイフは、やりすぎだろ」そう言おうが相手は、全く反応しない。おかしい、いくらなんでもない。相手を見ていて2つ気ずいたことがあた。
一つは、全員の目が虚つなこと。もう一つは、ふらふらとしていること。まるで漫画である人を操っているような感じがした。この危機をどう脱するべきか考えていると不良のリーダーらしき奴がナイフを投てきしてきた。至近距離だったため避けれなかった。ナイフが当たる瞬間……ピカッ と凄く光ったと思ったら、自分以外の全ての人物が灰色になっていた。そうだナイフは。と周りを見渡そうとしたら頬に何かが当たる。そこを見るとナイフが浮かんで止まっていた。「うわぁ!」驚いて叫んでしまった。
「ふふ 面白い人ですね。そんなに驚かなくても良いじゃないですか」光の元から人が出てきた。
「でも、ぎりぎりでしたね。 本当に間に合って良かった。では、こちらに来てください。異世界へ転移しますので」
「は? な、何を 異世界?転移?意味が分からないんだけど、詳しい説明をしてくれると嬉しいのだけど」
「異世界は、ここと違う世界のことです。で転移ですが世界を、移動したり知っている場所、 行ったことのある場所に一瞬で行くことです。説明したので来てくれますよね」お前は、中二病か! と言いたくなる様なことを言いだした。
「異世界になんて、いけるわけないだろ家族や学校にも迷惑が掛かるだろ。探しだしたりもするかもしれないし。 だから異世界には、行けない」
「そのことなら、大丈夫ですよ。貴方が異世界に行っている間は、今のように時間が止まっているから貴方が心配していることも大丈夫ですよ。心配することがないようですので異世界に来てください」
「それでも嫌だ」
「はぁ~頑固ですねぇ。じゃあ今のままの未来を教えてあげます。このままだったら、あなたは死にます。そして香流ちゃんは貴方がナイフでやられたあと不良にぼこぼこにされ入院するほどの大怪我をおいます。それでも空よりましと言って入院をしません。そのあとその怪我のせいで亡くなる。これが、このままの未来です。お分かりになりましたか。その未来を変えるために異世界で力をつけてくるんです。」
「そんなこと、信じられるはけないだろ。大体いきなりきた人に未来のことを言われて信じるわけないだろ」
「!! というか、貴方凄いですね。今気ずいたけれど停止世界の中で意識があるんですね。普通の人は、この停止世界の中では意識までも停止してしまうのに貴女は良いかもしれませんね。貴女、意識があったということは今までの話を聞いていたと言うことですね。なら貴女が異世界に来て くれますか」
"良いよ私異世界に行く"
「!! か、香流なのか。僕のこと分かる」
"うん、そうだよ。今までの会話も全て聞いていたんだよ。最後まで聞いておこうとしていたらそこの人に気付かれたんだよ。"
「な、なら体は、動くのか」
"全く動かないよ。"
「異世界に行くと言いましたよね。なら動けるようにしましょう」香流の体に触れて何かを唱えだした。よく聞いてみると……「時の女神よ汝の力を我に与えたまえ 時作動 」
すると急に光り香流の周りだけが、明るくなり動けるようになった。
「じゃあ、約束どうり異世界に来てくださいね」
「ちょっと待て香流が行くなら僕も行く。 ぼくは、香流を守りたいんだ。だから僕も連れて行ってくれ」
「分かりましたなら貴方も連れて行きます。転移しますのでこちらへ」「我に遠くの移動の方法を与えたまえ 瞬間移動 」その声を最後に意識が途絶えた。
「うぅ、ここは、異世界かとうとう来たのか」今いる場所は、辺り一面草花の野原だ。異世界は、想像よりものどかな所だな。
「!!香流は、どこだ。」隣に転がって居るのを発見して一安心したところに急にピカァーと光り何処かに飛ばされた。
「ここは、何処だ」一見するとクリスタル(?)の様なもので、出来た城のような所だ。カツッカツと足音が聞こえてきた。辺りを見回すとあのときの人が歩いて来た。
「転移は、成功しましたね。では、今からこの世界の説明をしますのでこちら部屋に来てください」そう案内されて来た部屋は、木造の和風な感じの部屋だ。
初めての作品なのでおかしな点が有りましたらお伝えください。
宜しくお願いします。
更新は、不定期です。