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今後の事で家族会議っす。

1・27修正しました。

我を忘れてしまったな。

だけどメチャクチャ楽しかった。

俺もストレスが溜まっていたんだろう。


ギルドやどこかの商会やらが覗いてくるし・・・ストーキングしてくるし。

このイーデスハリスの世界に来て18日目。

俺が守りたいものが増えてきてる。

『アイリ』『ミー』『クラリーナ』『るびの』4人もいる。


るびのは持ってる力を考えると・・・今後は守る側ではなく暴走しないように、るびのを制御する側の立場になりそうだ。

俺が暴走についていえる立場じゃないってのは理解してる。

俺もアイリたちと結婚しないでそのままきてたら、今頃は・・・意味のない事を考えてもしょうがないな。


まずは嫁達を迎えに行く。

アゼット迷宮の近くの大森林内の空きスペース。

俺が転移して行くと嫁達は待っていたみたいだな。

地面にクッションを置いて座っていた。

俺がおやつの休憩で出したテーブルの上に皆が飲んでるドリンクが乗ってる。


「お待たせって・・・早いね」

「うん、今日は早めに切り上げてきたよ。目的は達成してるし、ここでしんちゃんを待たせてもしょうがないしね」

「私も久しぶりに暴れまわって楽しかったわね。最初にダンジョンにに行きたいって言ってたクラリーナはどうだった?」

「はい、私も魔法を使って攻撃をいっぱいしたのでスカッとしました」

「じゃあそろそろ行きますか。そのテーブルはクラリーナにあげるからが持ってて」


皆は飲んでいたドリンクをマグカップごとアイテムボックスの中に入れて片付けた。

クラリーナはテーブルも入れておく。


嫁3人とマリアを連れてアキューブの巣へ転移する。

アキューブの巣にはるびのもセバスチャンも戻ってきていて、銀大熊たちと話をしていた。

アキューブたちに別れを告げて自宅に転移して戻ってくる。

自宅のるびのの外部屋に転移で戻るとるびのに話しかける。


「るびのは今日は大草原の北側で狩りをしたけど、明日はどこか行きたいところはあるか?」

「どこでもいいなら炎虎さんたちが住んでる岩場に行きたい。あそこの大鹿魔獣は大きくなると体長5m以上になって岩場を凄いジャンプ力で逃げちゃうんだって。それに時々大きな角で反撃してくるから危ないってニャックスさんに聞いた。とうちゃん、それを聞いたら一度は狩ってみたい!」

「よし、いいぞ。ニャックスのところだな、わかった。るびのは明日、大草原の岩場で狩りがしたい・・・じゃあ、明日の朝に岩場に送ってやるよ」

「やったね! それじゃあ、晩ご飯にする」


そういってるびのは自分のアイテムボックスからオーク肉を取り出して骨ごとバリバリ食べ始める。

るびのの世話はセバスチャンに任せて、俺たちはるびのの外部屋から居間に続く扉を開けて邸内に入る。

俺たちも晩ご飯にしよう。

今日の準備はマリアに任せて俺たちはそのまま居間で話し続ける。


「るびのの明日の予定を、しん様は聞いてましたけど・・・しん様自身は明日は何をなされるのですか?」

「俺は明日は一日中大森林にいる予定・・・木材を本格的に採取してこようと考えてるんだ。そろそろ自分のアイテムボックスの中にたくさんの種類の木材を入れておきたいし。それに今後の旅の事を考えると、そろそろ船も作っておきたいからな。大森林のヨークル川で船の実験をして・・・それだと半日はかかっちゃうから。皆はどうする?」

「しんちゃんが前に言ってた『もふもふ天国』ってどうするの?」

「アレはいつでも作れるよ。試しにいま作ってみますか」


そういってアイテムボックスから森林モンキーの毛皮と尻尾・オーガ鋼・ミスリル・魔石などを取り出してスキル魔法をかけハードの部分を先に作る。


『ゴーレム製造』


モデルは生まれたばかりのころのるびのにした。

森林モンキーの毛皮をモフモフに仕上げて真っ白に色をかえる。

骨格部分はオーガ鋼でミスリルでコーティング。

森林モンキーの尻尾を筋肉部分に使い、魔力で筋肉も柔らかく仕上げる。

魔石で簡単な会話の受け答えが出来るようにして、最後に移動禁止の封印の準備だけしておく。


『ゴーレム起動』


スキル魔法でゴーレムを起動させる。

ゴーレムがポテポテと歩き出して、コロンと転がってそのままお座りしてしまった。


「みなさん、こんばんわ。ボクのなまえは・・・なまえは・・・まだありません」

「そうだな名前をつけてなかったな・・・お前の名前は『おーとま』だな。決定」

「ごしゅじんさま。なまえをありがとう。ボクのなまえはおーとまです。よろしくおねがいします」


ペコリと頭を下げるとそのまま転がってしまう。

嫁達がキャーって叫んでから抱き上げて頬ずりしている。


「しん君、コレはヤバイわ。コレは盗まれる」

「大丈夫だって、俺以上の魔力がないと盗めないから・・・主神ゴッデス様しか無理だな。ゴッデス様ならこれ以上のモノを作れるから、こんなおもちゃはいらないだろうし」

「これが店内を徘徊するの? 数はどれぐらい?」

「店舗の大きさによるな。呼んでほしい名前を言えば、るびのみたいに覚えてくれるぞ?」


皆が自分の名前と呼んでほしい呼び方をおーとまに教える。


「みんなのなまえ、おぼえたよ。アイリさん、ミーさん、クラリーナさん。こんばんわ」


嫁達のトロトロにとけた笑顔を見ながら、俺は同じように銀大熊・炎虎・グリーンウルフの子供タイプゴーレムを作る。

名前はそれぞれ銀大熊は『クマ』・炎虎は『コー』・グリーンウルフは『ウルフ』と単純明快な名前にした。

ゴーレムがポテポテ歩き回って転がって起き上がって・・・を繰り返してる


「店員はどうするの? ゴーレムがどうこうっていってなかった?」

「それも今から作っちゃおう」


メイドタイプのゴーレムを3体作る。

料理と戦闘スキルと防御スキル、それに回復魔法もハイヒールぐらいまでは使えるように魔結晶に封入しておいた。

見た目は森林モンキーを愛くるしくなるようにデフォルメさせた。

ゴーレムを起動させて、名前は・・・ゴーレムの色からそのままつける。

白いのは『ホワイト』黄色いのが『イエロー』茶色いのは『ブラウン』。

見た目どおりで簡単だからわかりやすいだろう。

魔結晶はサイラスの希少魔獣のヤツが3個あったのでそれを使用する。


「あ、大きな魔結晶を持ってるんだね。私達も今日のアゼット迷宮でミノタウロスの亜種が5頭出てきて退治したから、しん君に渡しておくね」


そういってきれいな魔結晶を10個くれた。

大きさはそこそこだけどコレはオーガナイトロード並にキレイだな。


「ありがとう・・・これでゴーレム船が作れるよ。船だとどうしてもパワーが要るから、大きくなくてもいいからキレイで質のいい魔結晶が10個ぐらい欲しかったんだ」

「今日の私達も実験だったんだ。クラリーナの対集団戦の訓練と、しんちゃんがいないとレアドロップ率はどうなるのかっていう実験」

「おおぅ、結果はどうなった?」

「実験結果はしんちゃんがいなくてもレアドロップ率は高いままね。ミノタウロスの亜種は通常ドロップ(?)の『練乳10kg』が4つに、レア(?)なのかよくわからないけど『ミノタウロスの斧』が出たのよ」


そういってミーがアイテムボックスから取り出して、居間のテーブルの上に乗せたのは、1.5mほどの巨大な斧だった。

よく薪割りなんかで使いそうな斧の形なんだが、大きさが色々とおかしい。

長さが1.5mぐらいで全部『鋼製』だ。持ち手も何もかも。

持ち手も直径10cmぐらいあるので掴みにくい。

鑑識を使って調べてみたが、何の変哲もない全鋼製でできた斧に名前がついてるだけだった。


「悪いが・・・コレは資材だな」

「だよね、とりあえずコレはしん君に使ってもらおうかと思って持って帰ってきた」

「ありがとう。これから使わせてもらうな」

「それで明日は午前中は皆で商業ギルドに行って『早乙女商会』の立ち上げてこようよ?」

「ん? ミー、モフモフ喫茶の立ち上げか?」

「それもありますけど、しん様の仕事を全部冒険者ギルド経由にする必要はないんじゃないかって今日のアゼット迷宮探索中に皆で話し合ったんですよ」

「クラリーナが今言ったように・・・確かにそうだな。今回の戦争状態勃発でムカつく敵の商会の事を調べていくのは、商会を立ち上げて商業ギルドで動いた方が情報も溜まりやすいだろうし」

「そうなのよね。だから明日は商会立ち上げで動いて、大森林での採取はセバスチャンかマリアに任せようよ」

「その話は食後にしない? 私もおなかが空いてさぁ・・・」


そういえばまだ晩ご飯を食べてなかったな。

俺たちがダイニングテーブルにつくと、マリアが手早く料理を並べて行く。

今夜はウナギの白焼きとシルバードのローストビーフ・・・クマ肉だからローストクマ?

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