護衛依頼最終日。バイドと話してたら遅れそうになっちゃったっす。
7・3修正しました。
1・23修正しました。
今日はもう遅くなってるから、さっさと風呂に入って寝ることにする。
もちろん愛し合う夫婦の絆の確認行為は必須事項。
ここでは言えないが・・・凄かった。積極的な3人の嫁って最高です。
翌朝6時。爽やかな朝。転生して16日目。
天気はちょっと曇があるが晴天。
今日も暑くなりそうだ。
起きてから顔を洗い嫁3人を起こす。俺の後にクラリーナが洗面台に行くいつものパターンだな。
俺も含めて全員が俺が昨日作ったフワフワ手触りのガウンを着ている。
護衛依頼の最終日。
寝室のソファーに腰を下ろしてコーヒーを飲む。
朝食は今日はサンドイッチにした。
「みんな、おはよう」
「しん様、おはようございます。では洗面台に行ってきます」
「ほいよー」
「しんちゃんおはよう。私にもコーヒーちょうだい」
「ミー、ほいよー。朝食はサンドイッチでいいか?」
「ありがと」
「しんきゅん、おふぁよぅー」
クラリーナが戻ってくるまではアイリの寝起きのフワフワしてるところをミーと一緒に観察して笑ってた。
俺がアイテムボックスからサンドイッチを出してアイリに匂いをかがせると、ふらふら~っとサンドイッチの方に移動しようとするのだ。
クラリーナが戻ってきたので、クラリーナにもサンドイッチを渡した。
クラリーナは俺からサンドイッチを受け取ると、自分のアイテムボックスからホットミルクを出して朝食にしている。
ミーはサンドイッチを使ってふらふらしているアイリを洗面台まで誘導していった。
その愛くるしさでクラリーナと一緒に笑ってしまった。
サンドイッチを食べ終えると着替えることにする。
そんなに時間の余裕はないからな。
アイリとミーも洗面台から戻ってきて着替えながらサンドイッチをパクつきコーヒーを飲んでいる。
着換えが終わったらキャンピングバスに全員を連れて転移する。
まだ集合時間までは時間があるのでその間にマリアに念輪で連絡して話をした。
「マリアおはよう。るびのの訓練の状態はどうだ?」
「おはようございます、ご主人様。るびのは朝食のための早朝の狩りを終えてこれから捕った獲物が朝食になります」
「ほうほう、順調だな。そういえばワイバーンなんかの対空中戦の訓練ってどうなったんだ?」
「それも先ほど既に終わりました。ワイバーンは食事のために住んでいる山岳地帯から、早朝にエサを探しに出発します。それをるびのに早朝の狩りでの注意事項として教えてから狩りを行わせました」
「おー、それでそれで?」
「るびのが大鹿魔獣を狩って解体魔法を使おうとしたところにワイバーンが上空から急降下攻撃を仕掛けてきましたが、るびのは慌てることもなくジャンプして避けて空中で反転してワイバーンに攻撃、数m吹き飛ばしたらワイバーンは逃げていきました」
「すごいな。やっぱり空中を走り回れるっていうのは数倍の攻撃力があるな。白虎は炎と雷を自由自在に操る存在なんだから、ワイバーンのファイヤーブレスも効かないだろうしな」
「はい。ご主人様のおっしゃるとおりでした。るびのが空中で反転した時にワイバーンにファイヤーブレスを吐かれましたが、るびのはそれを吸い込んで無効化。その後でのタックルによる攻撃でした」
「吸い込んで無効化したのか?」
「ハイ。るびのに確認しましたが魔力としては不味かったと言ってます」
「すげぇな。さすが聖獣。さすが俺の息子。これから俺達は仕事だけど、るびのの教育と世話はマリアとセバスチャンに任せた。よろしくな」
「了解しました。お任せくださいご主人様。いってらっしゃいませ」
マリアとの念輪の会話はここで終了。
るびのはマジで凄いな・・・聖獣もチートなんだな。
そろそろ集合時間になるので全員で仮設の物資集積場の本部に出向く。
本部のテントの下にはバイドがいたので挨拶をすると挨拶と右手を差し出されたので握手を交わす。
「バイドさん、おはようございます。本日もよろしくお願いします」
「チーム早乙女遊撃隊の皆様、おはようございます。こちらこそよろしくお願いします」
「それとバイドさんには昨日は大金もいただいてしまって、ありがとうございます」
「いえいえ、早乙女さん達にお世話になった事柄を考えると少々足りないような気がしますが、アクセルにあの金額以上はたぶん遠慮して引き取らないって怒られまして・・・父と兄と私とアクセルの4人で協議しまして結局あの金額の落ち着きました。是非ご自由にお使いください」
「はぁ、何しろ金額が金額なんで・・・みんなで有効活用させていただきますね」
「それと資材などのご用命は我がガルディア商会にご連絡を」
「さすが商売人ですね。用が出来たらうかがわせていただきますね」
「これを言わないと兄貴に怒られるんで」
「それでは今日の護衛の状況を説明させていただきますね。まずは護衛対象の職人は全員で120人。また10人ずつで荷馬車に乗る形になりますので合計12台の荷馬車です。次に職人の荷物の荷馬車が5台。食糧などの物資が荷馬車4台。最後にバイド村で働くコックや給仕などが20人荷馬車2台です。合計23台の荷馬車それぞれに護衛兼御者が2人ずつ。46人と早乙女さんたちが4人で護衛は合計50人です。全ての人数は190人となってます」
「総勢190人、俺のも合わせると24台の荷馬車軍団か・・・凄い数を集めましたね」
「そのほかにも、皆さんの食事や休憩場所の準備をするための先発隊が10台の荷馬車を率いてもう出発しました」
「今回のバイド村建設の為に計画されているバイド村へ送る荷馬車では最大数になってますね。早乙女さんのチームのご協力があってこそ出来ることですね。不安材料は全部排除していただきましたので・・・今回は前回の失敗も踏まえて先に防御の塀と門を作ってから、村を仕上げて行くつもりです。後は・・・バイド村を立派な村にするだけです」
「そうですね・・・頑張ってください」
「今回は護衛の人間も職人も全て186人は自分と真偽官の立会いの下で昨日までに面接し終えましたから、今回は自信を持って安全な人達なんでよろしくお願いしますっていえます」
「やっぱ前回は慌ててたんですか?」
「はい、そこをあの副隊長のチームにやられました。昔から付き合いのある商会の人間に引き合わされたのですから、信用してましたが・・・まさかそれの信用を狙って利用されるとは・・・信頼する人間を魅了の魔法でたらし込んで付け入られるとは想像もしてなかったです」
「商人同士ってどこか『信用』『信頼』を大事にしてますしね。信頼した相手からの紹介って形で利用されるとキツイですね」
「全く面目ないです。今回は安心してもらって大丈夫ですので護衛をよろしくお願いします」
「じゃあ、そろそろ自分達も出発する順番が近づいてきましたので、ではまた会いましょう」
バイドと別れてキャンピングバスに全員で戻る。戻ったらすぐに出発だった。
危なかったな・・・バイドと話をしすぎてたみたいだ。
ノンビリとした草原の中の街道が、もはや見慣れた風景となってきてるな。
運転は午前中は私達に任せてって、嫁3人に奪われてしまって俺はすることがない。
流石に旅行ではなく護衛任務中なので朝っぱらから酒は飲めないしなぁ・・・ヒマだ。