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嫁3人とアゼット迷宮アタックするっす。

10・30修正しました。

「し、しんちゃん! 体洗ってあげるよ」


ミーがそういうと三人で俺を担いでエアーマットまで連れて行く。

俺はアイテムボックスから石鹸を取り出してマット全体を泡だらけに。

風と水の魔法を混合して石鹸にふりかける要領だな。

クラリーナに教えるとすぐに出来るようになった。

クラリーナがマットの上で正座して座っていたのでその上に俺が頭を乗せる。

それをきっかけにして3人が俺の体をマッサージしながら洗い出した。

クラリーナは俺の髪の毛を丁寧に洗ってくれる。頭皮を優しくマッサージしながらの洗髪に気持ち良過ぎて考えることをやめ目を瞑った。

頭が終わると顔も洗ってくれる。

俺の左側にアイリがいる・・・右側にはミーがいる・・・マウンテンは4つだ。

もう既にどうでもいい、最高の気持ちよさだ。


マッサージされながら気持ちよすぎて意識が少しの間飛んだ・・・最高の嫁たちだ。

クラリーナが3点セット魔法で俺を浄化してくれて天国は終わった。


1人ずつ交代で全員が天国に行く。

今日はこのまま寝室に移動してから・・・俺が1人ずつお姫様抱っこで寝室のベッドまで1人ずつ運ぶことにした。

まずはミーからクラリーナ、最後にアイリ。

3人をそれぞれ天国へ。

男として夫として最高の時間だな。


コトが終わってから嫁3人をベッドに寝かせて、俺はもう一度風呂に入りに行く。

体を魔法できれいにしてのんびりと温泉につかり風呂から上がる。


パジャマに着替え居間に行くとマリアがハーブティーを入れてくれた。

ゆっくりハーブティーを飲んでるとセバスチャンが明日の予定を聞いてくる。


「ご主人様、明日は何時頃に起きられますか?」

「んー、明日は7時でいいよ。そこまで急がなくてもいいから」

「何かやっておくべきことはありますか?」

「悪いけど風呂の掃除を頼む。それと今日大草原に行ってこれ採ってきたから」


そういって今日の草原での狩り中に採取した薬草などを渡していく。


「薬草はポーションに。毒草は毒消しポーションと毒薬で半分こで。後は野菜と果物と香草は畑や花壇に植えてもいいよ。畑を広げるのも自由で・・・セバスチャンにまかすよ」

「了解いたしました」

「じゃあ、後は片付けておいて。俺もそろそろ寝させてもらうよ」

「「おやすみなさいませ」」


寝室に転移してベッドで寝る嫁たちの隙間に入り込む。

では俺も寝ます・・・おやすみなさい。




あけて転生12日目の朝。

天気は快晴とまではいかないが程よく良い。

セバスチャンの作ってくれた朝食を食べてから今日もキャンピングバスに乗って出発する。

大森林の街道の途中でセバスチャン・マリア・るびのを降ろして残りの人数でアゼット迷宮をアタックする。


皆でアゼット迷宮の入り口から入って階段を降りていく。

数段おりて停まって確認。


「クラリーナ、息苦しいとかはなさそうだな」

「はい、今のところはまったく問題ないです」

「うん・・・顔色も大丈夫ね。じゃあ、しんちゃんフォーメーションはどうする?」

「アイリが先頭でクラリーナを挟んで後ろがミーだな。俺はクラリーナの隣で魔法の教師役をするよ。地下3階までは3人だけのつもりで戦ってくれ。それとクラリーナ、前に来たときに休憩したのはどこだった?」

「休憩したのは地下3階の休憩室です」


「それじゃあ地下3階に長時間も篭ってたのね。全員がEランク程度のザコチームがすることじゃないわよ」

「まぁまぁ、アイリ怒るなよ・・・怒る相手は自滅して死んでる。クラリーナは被害者だしな。これからまずは地下3階を目指す。オーガを実際に目の前で見てクラリーナが戦えるかどうかだな。次はクラリーナが休憩した部屋に行く。そこに入ってもトラウマの症状が出なければもう問題ないだろう」


俺は話しながらライトの魔法を前後左右に4つ放つ。

地下1階まで降りたら俺の言葉でスタート。


「さぁ、新生・早乙女遊撃隊のダンジョンアタックの開始だ」


クラリーナがいるのでダンジョンの地下へと続く階段脇にある転送部屋は使わずに始めから攻略する。

アイリとミーがいるので転送部屋から地下41階までは好きにいけるが今回も転送部屋は使わなかった。


地下1階は一本道で出てくる魔獣はゴブリン。

アイリに頼んで何回かクラリーナにも戦ってもらったが何の問題もない様なのでサクサク進んでいった。

俺もクラリーナの様子をみていたが顔色にも変化はない。

ダンジョンってことで若干緊張気味ではあったが・・・それだけだ。

ダンジョンに対するトラウマ・ダンジョンの魔獣に対するトラウマもなさそうだな。


地下2階のオーク。

ここではクラリーナに風魔法『エアーシールド』を使わせてオークの動きを止めさせるサポート役の練習をしてもらう。

空気の盾で敵の攻撃を弾かせる。

1回失敗してアイリが吹っ飛ばされてしまったのだけれど、そんなことで怒るような人間はこの家族にはいない。


「ああぁ、アイリさん。ゴメンなさい」

「あはは、気にしないで。私もシールダーとしてまだまだだねぇ・・・あっはっはっは」


大笑いしていた。

その後の2回目の失敗の時には自分にぶつかってきた空気の盾を受け流してオークにブチ当ててたので、思わず拍手してしまった。


地下2階ではオークの亜種が出た・・・オークロードだ!

オーク15頭ほど率いて組織的な動きをしている。

クラリーナには『エアーハンマー』を使わせてオークの足や腰などを狙って体勢を崩す練習相手になってもらった。

俺とミーはオーク軍団に左右から突撃した。


俺が敵の軍団の後ろに回りこむような動きをワザと見せると、オーク軍団が俺を後ろに行かせまいと対応して軍団を動かした時にできる隙に、突撃したミーのサイラスの槍が一撃でオークロードの頭を粉砕する。

・・・あっけないな、結局1分もかからなく全滅させた。


オークのドロップアイテムの魔石・豚バラ肉・豚トロを拾っている時にオークロードのドロップアイテムがあった。

なにこれ、骨製の鞘に収まってる包丁? みたいだったので鑑識をかけて調べた。


オークロードナイフ(包丁)

所有者 早乙女真一

オークロードの骨を加工した包丁。

料理素材は切れても使用者の手は絶対に切れない。

骨の加工品であるので金属ではないために錆びない。

鞘には切れ味を最高の状態で維持する魔法がかけられている



・・・うん、そのまま包丁だったよ・・・超いらねぇ。

俺の手はオリハルコンの包丁でも切れないし、そもそも俺の料理スキルは包丁いらない。

オークロードを討伐したミーに包丁の説明をしながら渡した。

ミーもアイリも自分の包丁を持ってるみたいだったので、必然的に包丁を持っていないクラリーナに所有者が変更される。

クラリーナは少し嬉しそうにアイテムボックスに入れた。

その包丁のやりとりで緊張の状態が少し緩む。

オークロードの魔結晶はクズの魔結晶よりはマシだけど質はあまりよくないのが2個だった。

亜種とはいえ所詮はオークって所だな。


さ、次は問題の地下3階だ。

オーガを相手にしてもクラリーノは特別な反応はしなかった。

流石にデカイので緊張している。

クラリーナは俺が付きっ切りで魔法の訓練をさせた。

4属性の初期攻撃魔法を練習させていく。風魔法の『空弾』水魔法の『水弾』土魔法の『石弾』火魔法の『炎弾』・・・木魔法はオーガには威力が低過ぎて意味がないので今じゃなくて後でいい。


オーガは頑丈なので1発では中々死なないので動く的だ。

すぐに使えるようになるのが魔法の申し子だな。

命中力も威力も1発ごとに目に見えて上がっていってるのがわかる。

俺がタマを螺旋回転運動をさせると貫通力が上がると教えたので、通常の魔法のタマの威力ではない貫通力がある。

地下3階の休憩室までにはクラリーナは4属性の初期攻撃魔法はマスターしていた。


大きい方の休憩室が空いていたので中にみんなで入る。

クラリーナの様子は緊張が解けてホッとしている。

自分でも、もしかしたらと悩んでいただろう。

何も心配することはなかったな。


全員入ってからミーが話かけてきた。


「ねぇしんちゃん。私たちって、つけまわされてる?」

「ああ、アイリも気付いていただろ?」

「あー、やっぱりねぇ・・・迷賊でしょうね。人数がわからなかったから結構デカイ迷賊かもしれない」

「デカイ賊かもな、人数は今のところ32名。ここは大きい方の休憩室で10m×10m以上あるからな。小さい方の休憩室はあいつらの仲間が入って隠れている。今あいつらは全員でこの部屋の外にいるよ。鍵を開けて見張り以外は全員入ってくる気だろう」


「休憩室の鍵を開けて進入してくるんですか?」

「でしょうね。休憩室の鍵ってそんなに高度な鍵はつかわれていない。鍵がかかっていたら通常なら別の部屋に行きますから」

「ああ、アイリ。その冒険者心理を使ってこの部屋に誘導したんだろうな。休憩室のドアを確保すれば逃げ道はないからな」

「手馴れた連中ねぇ・・・それでしんちゃんはどうする?」


「こんなクソみたいな連中は皆殺しだな。死体だけは帰る前に上の冒険者ギルドの出張所に届けりゃいいだろ・・・そもそも俺の嫁に手を出そうと考えただけでもムカつくのに、それを実行するクソ共なんかは万死に値する」

「盗賊は退治すると懸賞金がもらえるし、装備もアイテムボックスの中身も退治した人のものになるからね」

「ミーの言う通りね。それでしん君、鍵ってまだ開いてないの?」

「もう開いてるよ・・・可愛い女が3人もいるんで仲間を全員呼んでるんだろう。皆殺しになるのに・・・お、そろったみたいだな。来るぞ! 迷賊総勢46名さまのご来場だ」


「おーっと、お前等動くなよ!もう逃げ道はないからな!」


迷賊のリーダーらしき人間が叫んだ。


「おいおい、もっと早く入って来いよお前ら。時間かかりすぎて待ちくたびれたぞノロマ」

「クソガキが! お前には用はないんだよ! しね!」


迷賊のリーダーの横にいたオッサンが手に持つ弓矢を射た瞬間に俺は部屋の外に早乙女遊撃隊の全員を連れて転移した。

迷賊が部屋の外に見張りも置かずに全員入室したのを待って転移した。

狩るのはお前らじゃない。

俺たちチーム早乙女遊撃隊の迷賊狩りの始まりだ。


部屋の外から部屋の扉を俺の魔法で封印して出入りを出来ない様にして嫁と最終確認。


「アイリとミーは自分達の防御を最優先で。攻撃するのに遠慮は要らない。ヤツラ弓兵が意外と多いんでそこは注意だな。矢には麻痺毒があると考えていたほうがいいだろう。クラリーナは魔法でドンドン打ち込め。本日の魔法レッスンパートⅡだ。魔力は今から俺が補充する」


そういって俺はクラリーナの額に手を置き魔力を譲渡した。MPを完全回復させる。


「クラリーナたちはドアの前で自分達のスペースを守ってるだけで移動はしなくてもいいよ。ドアは俺が封印結界を施すから俺以外には開錠できなくなる。だからドアを死守しようとかは考えなくてもいい。俺の封印結界は転送石が使えなくなる強力な結界だから、もうどこにも逃げる事はできない。捕まえようとか罪を自白させようとかも必要ない全滅させるだけだな」

「「「了解」」」


ドアの封印を解きドアを開けると部屋の中央付近でもめてる迷賊。

俺が『エアーハンマー』で全員を部屋の奥へと吹き飛ばす。


「クラリーナ、今のも『エアーハンマー』なんだけど、通常の5倍ほどの魔力を込めて、大きさを広げた感じだな。こういう使い道も魔法にはあるんだ。覚えておいてくれ」

「わかりました」


ドアに封印結界をかけて狩りを開始する。


せっかくなんで俺はクラリーナに魔法のレクチャー。

突撃してくる迷賊の攻撃をさばきながら、俺に向かって飛んでくる矢は俺のアイテムボックスにすべて回収する。

迷賊達が弓矢や炎弾や水弾を放ってきたので『エアーカーテン』を使って矢を空中でストップさせた。


「クラリーナ今のが『エアーカーテン』だ。空中を飛んでくる魔法や弓矢をストップさせる事ができる。空中に風の大きな盾を展開するイメージだな」


また弓矢が飛んできたので今度はクラリーナがエアーカーテンを使ったが威力が足りず、速度が落ちただけだったので、俺が追加でエアーカーテンをかけてカバーした。


「今のクラリーナは魔法に込める魔力が少な過ぎたな。今の倍ぐらいの魔力を込めないと防御力が足りなくなる。エアーカーテンは魔法の炎弾・水弾・空弾は大丈夫だけど石弾や弓矢には少し不足するので注意だな。それにエアーカーテンにはそんなに厚みはいらない。厚さは1cmぐらいでいい。今の魔力で1cmぐらいに圧縮すればちょうどいい防御力になるよ。後は慣れだな」

「はい! 頑張ります」


いい返事だ。

今度は迷賊からファイヤーボールが飛んできたので俺がウォーターシールドで打ち消す。


「今の魔法が『ウォーターシールド』エアーシールドの水魔法版で火を打ち消し魔法を消滅させた。込める魔力は一緒だからもうクラリーナにも使いこなせるはずだな。ファイヤーシールドもストーンシールドも全て同じ魔力でいいから簡単。やってみればいい」

「はい! わかりました」


クラリーナが嬉しそうに返事をしてドンドン魔法を打ち込んでいく。

実に楽しそうだ。


「アイリ、ミー。クラリーナの防御を頼む。俺はそろそろ突入して終わらせてくるよ」


クラリーナの前にアイリとミーが展開するのを確認してから、俺は素手のまま突入して行く。


「くそっ。なぜだ! なんで転送石が使えないんだ!」


馬鹿共が騒いでるが返事もしない俺。

転送石は封印結界の中では使用して砕くことが出来ない。

もう迷賊は20人ほどしか残っていない

。俺は迷賊の集団から3mほど離れたところから近づかないで挑発。


「こんなガキに攻撃すこともできないのでちゅか?」

「ボクちゃんたちは隅っこで震えてるだけなんでちゅか?」


完全に馬鹿にして挑発を繰り返す俺。

後ろで嫁たちが俺のふざけた様子を見て笑ってる。


「くそったれ! 死ね!」


と叫んで突撃してきた5人は俺の左右のジャブを顔面に喰らい、脳漿を撒き散らして即死。

俺の手が届かない場所から逃げようとした連中はクラリーナの魔法の的だ。

ビビッてる連中では森林モンキーのスピードにも届かないほど鈍いから、クラリーナの魔法があたって動けなくなる。

これで10人ぐらいになった。


「お、俺たちを誰だと思ってるんだ! 後で痛い目を見るのはお前だぞ!」

「クソ共とじゃれ合うつもりはないんで、クソと会話する趣味もないから。ほーら、ボクちゃんたち。攻めてこないならこっちから攻撃しちゃうぞー」


そういって俺は倒れて死んでいる迷賊の武器や防具を拾って次々へと投げつける。


「ゆ、許してくれ。こんなことするつもりはなかったんだ」


言い訳は聞く気もない。

会話するつもりは始めからない・・・退治するだけだ。

持って帰るのは死体でいい。

鑑識で確認したときにこいつら全員がアゼット迷宮の盗賊って職業欄にかいてある。チーム名が『アゼットの帝王』だってさ。

ここにいるので全員だ。


こいつらが今までに殺した人数は全員で200名を超えている、

ウンコと会話する趣味はない。

こいつらの情報が欲しいわけじゃない。

俺や俺の家族の情報を一切与えるつもりもない。

言葉で挑発して遊んでるだけだ。


それから1分ほどでアゼットの帝王と言う名前の迷賊は消滅した。

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