ゴッデスと再再会。俺の悩みはゴッデスさんしか相談できないっす。
7・31修正しました。
「チーム名はどうする?」
アイリとミーはチームをもう組んでいる『槍と盾』という2人だけのCランクのチームだ。
『早乙女遊撃隊』
これに決まった。明日、教会に行って結婚するのでアイリもミーも名前が『早乙女』に変わる。
だからチーム名も早乙女を入れたい。
入れないといけないって譲らなかった。で、俺が語呂が良くて言った言葉の『早乙女遊撃隊』に決定した。槍と刀の遊撃が2人のチームだからね。
アイリとミーが冒険者ギルドのランクは2人ともに『C』だったので俺のランクも早く上げようって言われてしまった。俺はまだEランクだからな。
それからは食べまくり飲みまくり騒ぎまくりエッチしまくり。
アイリはドMだな。
アイリが恥ずかしがりそうなことを耳元で囁くと反応が凄かった。
ミーはどちらもOKなタイプだな。
俺の感じている声も好きだし俺によってもたらされる快感も好き。
Mモードになると幼児化するミーとアイリが可愛すぎて、あの夢見心地の2人の顔がたまらなかった。
あれはクセになる。
また風呂に行ったときに石鹸遊びおっぱいで無理矢理搾り出されたりした。
俺もどちらもOKだな。攻められるのも攻めるのも気持ち良いんだから大丈夫だ。
これで俺の股間もレベルアップしまくったはず(?)なので、ある程度はコントロールができてきてる。まぁ、20回以上出したし。
明日は結婚でみんなで教会に行くので12時を過ぎたころに眠った。
教会に行ったらまたゴッデスやアマテラスに会えるのかなって考えながら。
そしたら夢で会った。
【すまんのぅ、先に会いにこさせてもらったんじゃ。聞きたいことも、言いたいこともあっての】
「・・・ゴッデス様って忙しくないんですか?」
【まぁ最近はボチボチじゃな。大きな問題の4人の神は早乙女君が解決してくれたしの。このイーデスハリスもワシの手をほぼ離れてきてるし。まぁ、後はアマテラスや他の神々で何とかなりそうじゃし】
「それで俺に聞きたいことってなんですか?」
【まずは結婚おめでとうと言っておくべきじゃの】
「ありがとうございます。・・・って、明日報告に行くのに」
【まぁ、明日はドワーフの夫婦と君の新妻2人に話があるだけじゃから、君はステータスカードに『妻』って欄が増えて、彼女達2人の名前が入るだけじゃからの】
「ドワーフ夫婦ってガルパシア夫妻ですか?」
【ピニリーは4人の神による被害者だったからの。話は簡単じゃアマテラスが《そなた達に子を授けよう》って言うだけで終了じゃ。それは良いとして、君に聞きたいことは”夫婦の年齢差”と”妊娠と子供について”の悩みじゃな?】
「確かにそれは悩んでました。俺は今、正直に言って”子供はもう少し先”って思ってますが、彼女達は年齢的に焦っているように思います。さらに子供についてですが・・・俺の子供って”化け物”とか”怪物”になってしまうんじゃないでしょうか? 今の俺の状況があるので少し怖いです」
【やはりのう、想像通りじゃの。ワシが君に聞くためにここに来たのはそれが理由じゃな。君の場合、凄まじいレベルのために老化がかなり遅れそうなんじゃ。はっきりとは言えないが、たぶんあと1000年は生きられそうじゃな。そしてさらに君の場合、性の相手にも影響を与えると思われることじゃな】
「はぁ? それって」
【待った! もう少し話を聞いて欲しい。早乙女君は種族が人間ではなく神の方に来てるんじゃ。種族では君以外に存在しない為、君の種族は厳密にいうと『早乙女』になる。神の中でもより主神のワシに近い存在になっておる。じゃからこうして夢で会えるんじゃ。それで君の新妻たちじゃが・・・肉体的にもう若返ってきておる。肉体年齢が20歳ぐらいにもうなっておるんじゃ】
「一晩でですか?」
【そうなんじゃ、じゃからこうしてワシがあわてて君に伝えに来てるんじゃ。流石に一晩であれほどの量を彼女達にぶっ掛けるとはワシも計算外じゃった。さすが『元・日本人』じゃのぅ】
「なんか、いろいろスミマセン」
【本当に日本人という種族は面白いの。予想をことごとく裏切って、こちらが想像もしてなかった面白い結果を突きつけてきおる。まぁその話は追々じゃな。それで彼女達は君というエネルギー源が存在する限り若さを保ったまま生き続けることとなってしまう】
「うぇええ? いいんですか?」
【良いも何も、彼女達はもう『早乙女に愛されし者』って祝福が付いておるんじゃ。本来じゃったら結婚してからもう少し時間がかかるはずじゃったんじゃが、まさか新婚前夜でおきる事態とはの。時間をかけてゆっくりと君達夫婦に伝える予定じゃたがのぅ。まぁ明日、彼女達には教会に来てもらってアマテラスから伝えてもらう予定じゃ。それで君の子供についてじゃが、決定事項として最低でも1年はできないようにしてある】
「・・・え? 決定事項なんですか?」
【ああ、スマンが君の液には子種は入っておらん。君の膨大なパワーが子供にあたえる影響力が計算出来てないんじゃ。これが終わらんことには子供は作れないようにしてある。もしかすると君の子供がイーデスハリスの世界を滅ぼしかねん。計算が終わってワシが君を調整させてもらってから子供ができるって流れになる。これは君の了承は関係なく『決定事項』とさせてもらった】
「わかりました。よろしくお願いします」
【それも彼女達には明日アマテラスから伝えるこことなる。まぁ個別になるがの】
「個別?」
【ああ、ワシや他の神には君が考えていたように『並列して考えて行う作業』が何の苦労もなく行えるんじゃ。ワシの場合は・・・こうやって早乙女君と今、会話しながら早乙女君の精子が子供に与える影響をシミュレーションして、問題解決のために他の神に命令を下し、マークしておる神たちを監視しておるんじゃよ。我等が神たちの特異な点じゃな。『存在そのものが、たくさん並立している存在』ともいうべきかな。君はかなり影響を受けておるから『頭の中で考えること』が並立できておるんじゃろう】
「そこにも影響があったんですね。しかし存在すら並立している神を俺ってどうやって殺したんですか? 神って他にもたくさん存在してるんですよね?」
【それは・・・君の中に入っている記憶と経験の中でダークエルフじゃった『ノルシアム・ビッタート』が魔装術を編み出したのじゃが、魔装術の究極の目的が『神を殺すこと』というのは君の知識と経験にもあるじゃろう。そして彼がたどり着いた『無手流魔装神殺拳』。これでは目の前の神を殺すことはできるが神の存在そのものを消滅させることはできない。それで君にワシから神を殺せる力を加えたのじゃ。じゃから君が使った技が『無手流魔装神殺拳』。そこにワシが与えた『神殺し力』が加わって神を殺すことができるようになったんじゃ。『早乙女流武神神殺拳』とでも言っておこうかのぅ、それに生まれ変わったんじゃ】
「ちょっと待ってください。いきなり中二病をこじらせた名前になってます。恥ずかしすぎて顔が燃え上がりそうです。勘弁してください」
【グヒャッヒャッヒャ。ま、それは冗談じゃがの。そういうわけで君に伝えたかった話は以上でおしまいじゃな。まだ聞きたいことはあるかの?】
「そういえば前に教会にいった時にアマテラスの像を見たら、物凄く本人と違ってギャップが・・・」
【あれはワシも腹を抱えて笑ったのぅ。君は神に近い存在となっておるためにワシや他の神の本来の姿がが見えるんじゃが、本来であれば人間には神は光り輝いて見られないんじゃ。それであの像の製作者が自分の想像を付け加えて作ったんじゃよ。想像ってよりは『製作者の理想』じゃッたがのぅ、ぐっふふふふ】
「ああ、なるほどそれででしたか」
そういえばあの4人の神も初めて見たときは光でモヤッって感じだったな。1人ずつ殺すたびに白くはっきりしてきたけど。
【そういえばあの時アマテラスが何かを君に投げつけたそうじゃが、なにか落ちてなかったかの? もしかしたら君のアイテムボックスの中に入っておるかもしれん。まぁ、暇な時にも探しておいてくれ】
「何も落ちてなかったから、アイテムボックスの中かもしれませんね。捜しておきます」
【そろそろ時間じゃの。あ、忘れておったが君も『ハーレム』は好きじゃろ?】
「はぁ、男として生れ落ちたんで」
【君の場合はどこまででも増やせるからの。好きなだけ増やして教会に連れてきておくれ】
ここで周りが光り輝いたと思ったら・・・目が覚めた。
アイテムボックスの中を捜してみたら『アマテラスの目覚まし時計』(神器)が入ってた。
文字盤の直径が15cmほどもある。目覚まし時計としてはかなりの大物だった。
「ゴルァ何投げとんじゃい! しかも結構デカイやないかい!!」
って関西弁バージョンツッコミを、脳内でアマテラスに入れておいた。
しかも目覚まし時計が神器かよ。アイテムボックスから取り出してみる。なんてことない普通よりデカイ赤い目覚まし時計にしか見えない。鑑識してみた。
アマテラスの目覚まし時計(神器)
所有者 早乙女真一
解説
アマテラスが寝坊しない為に神の力を使って製造された赤い目覚まし時計。
時間が絶対に狂わないよう神の奇跡が込められている。
文字盤の「あまてらす」は製造者のサイン。
目覚ましのベルの音は所有者にしか聞こえない。
確かに数字の6の上にひらがなで「あまてらす」って書いてあるけどさぁ。まだ10歳だし見た目5歳児だからか、綺麗な字じゃないな。
目覚まし時計に神の奇跡を使うなよ・・・封印しとくか。
ベルが聞こえないように目覚ましのスイッチが切れている事を確認してから、アイテムボックスに片付けた。忘れたころにベルが鳴り響くフラグはへし折っておかないとな。
素っ裸のまま寝ていたので今も素っ裸のまま、アイテムボックスから取り出したモーニングコーヒーを飲む。いまだ夢の世界にいるアイリとミーを眺める。嫁の2人ももちろん素っ裸だ。
ゴッデスが夢の中で教えてくれたように、二人とも確かに若返ってるな。昨日と肌のハリとツヤが違ってるな。
ピッチピチになってる。
これって騒ぎにならないか? ってレベルで若返ってる。
ゴッデスは俺といる限りこの状態が永遠に続くって言ってたな。
俺の好みとしては少しハリが失われツヤが消えてしまってきている女の肌ってのもそれはそれで大好きなんだけどな。・・・俺と付き合う女は全て若返るのかな?
つまり俺にとって一晩だけの楽しみってか?
いろんな意味で。
女にとっては最高だろうけどな。
ドラキュラとかの魔族にならずに永遠に若さが保てるってのは。俺の液って『女の若返り薬』で売れそうだな。どれだけでも出せるし。出しっぱなしでもいけそう。
俺のHPは10億を越してる。正確な数字は表示できないのでよくわからないが、HPが10億を越しているって事は自然回復力だけで毎秒1万以上だ。MPも同じぐらいある。
ちなみにエクストラヒールで回復できる量は5000ほどだ。だから俺は疲れることもない。液を何年も出し続けたとしても涸れることもない。疲れる前に回復してしまっている。
そんなことを考えてたらアイリもミーもが目覚めた。俺を見てミーがふっと起き上がる。
「お、ミー、起きたな、おはよう」
「うん、おはようしんちゃん。あ、アイリはまだ寝てるのか、アイリって朝が弱いんだよね」
「確かに弱そうだな。目が開いてるのにまだポケーーーっとしてるよ」
「ほらアイリおきて、って何この肌のハリとツヤって私も! え、凄い! なに、どうなってるの!!!」
ミーがビックリして風呂前の大きな鏡のある洗面台に走っていった。そりゃ気付くわな。
もう1人はまだポヤーーってしてるけど。
「おひゃようごじゃいましゅ」
とアイリが起き上がって頭を下げるが、まだ舌が回ってないな。メチャクチャ可愛いから少し眺めてる。
「おう、アイリおはよう。目覚めはいかが?」
「らいじょうふれしゅ、ではきゃおをありゃってきましゅ」
そういってフラフラ洗面台に歩いて行った。大丈夫か?
「ウソー、すっげぇー、何これ! 体が軽い!! 若返ってる。私若返ってるよ! あ、ほらアイリも! ほら、顔洗って。どう? 目覚めた? ほら見て! 水をはじいてる!!」
洗面台ではミーが興奮しておかしくなってた。壊れたな。物凄くうれしかったんだろう。
「もー、ミー、うるしゃい。『バシャバシャ』ふうう、え? 何これ? ええ! どうして? えええ、何?」
アイリも壊れたな。アイリも嬉しかったんだろう。
君達2人は俺といる限りそのままだ。もう年寄ることはなくなった。
っていうのを彼女達に告げるのはアマテラスに任せておく。俺じゃ上手く説明できないしな。丸投げだな。目覚まし時計分の苦労はしていただこう。