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ブランディックスダンジョンの攻略開始したっす。

早乙女工房内を最上階の居住スペースから嫁達に案内する。地下まで順番に案内していってアイリに聞かれたことは当然の疑問だな。

「ねぇ、しん君。ここで何を作るの?」

「それがさぁ、何の予定もないんだよな・・・それに俺は何かを生産したくて職人ギルドに登録したわけでもないし、この建物のも貰い物だからなぁ。目的もない状態での早乙女工房の設立になってしまったからな」

「こんなに大きな建物をいただいても何もすることがないというのも凄いですね」

「うーーん・・・クラリーナの言う通りなんだよなぁ。俺もせっかくこんな立派な建物まで貰ったんだからって職人ゴーレムを作って何かを作ろうと色々考えたんだけどさぁ・・・ゴーレムを作っても何も作りたいものがないから何か作りたいものが出来るまで、このまま何もない状態で放置することにしたよ」


早乙女工房1階の屋内駐車場に到着してクラリーナのアイテムボックスからキャンピングバスを取り出してもらい、全員で乗り込んで俺の記憶の中にブランディックスダンジョンまでの道が入っているので今日は俺の運転で出発する。

俺の貰った記憶の中でもブランディックスダンジョンの中には入っていない。

面白みのないダンジョンと聞いて入り口まで案内してもらっただけで攻略どころか、ダンジョンの中に入っていく気分も失ってる。

ウェルヅ大草原に住む魔獣の方が何倍も強いし荷馬車用の馬狩りを指名依頼されてそちらに没頭しているうちに存在すら忘れてしまっている・・・それが俺の貰った記憶の中にある『ブランディックスダンジョン』だった。


キャンピングバスで嫁3人と一緒に出かけること自体が久しぶりになるので、ちょっとしたピクニックのような楽しい気分になっているな。

運転席のドリンクホルダーに大きめのグラスをセットしてアイスコーヒーを注ぎこみ運転中に飲む。

今日は天気が良過ぎて快晴なので少し外は蒸し暑い感じだった。

キャンピングバス内は一定温度で保たれているし、今は全員が防具を装備してる状態なので少し涼しいぐらいの温度設定になってる。

シーパラは巨大な都市なので中央行政区域の北部から北部住宅街を抜けて北門から出て行くのに出口の魔水晶チェックを含めて45分ほど掛かった。

大量のゴーレム馬車が朝の出勤ラッシュを引き起こしているので少々時間が掛かるのは仕方がない。


市街地から出口を出て行くゴーレム馬車は俺達のキャンピングバスだけなので出口で引っかかることはなかった。シーパラの北門から東門まで続く10m以上の高さがある大きな外壁沿いにヨークルの外周部のような倉庫がずらっと続いているが、北の出口から出て行く荷馬車はいない・・・数が少なくてではなくて『いない』のだ。


首都シーパラの北側にある町『ブランディックス』とは駅馬車の無料定期便で結ばれている。

無料なのでシーパラとブランディックスダンジョンを往復する冒険者はシーパラには多数住んでいる。

ブランディックスはダンジョンが発見される前は町そのものが倉庫街だったので、巨大な倉庫と宿屋が数多く並んでいる町だ。

ブランディックスダンジョンの昨今の活況は他の都市などからやってきて、ブランディックスの宿屋で長期で泊り込んでる冒険者達も多いから、つぶれた倉庫を改造して建物の中に屋台を並べて『屋台村』を作ったりして、最近になって住民が1000人を超して村から町になったと聞いている。


冒険者がブランディックスダンジョンに集まっているので冒険者ギルドシーパラ支部にある依頼は滞り始めてるとギルド職員が嘆いている・・・と、以前のミーの情報収集であがっていた。


キャンピングバスの移動は俺の運転でみんなで雑談しながら街道を進む。

街を出て街道を走るにはスピード制限がないので時速50km以上にスピードを出してひた走ると、1時間ほどでブランディックスの町に到着。

町の中央部は定期便の馬車専用のスペースになっていて、それ以外の馬車ゴーレム馬車も全部ブランディックスの町の中に入れない。

面倒だが町の外にある駐車場でお金を払って馬車駐車場を借りるしかなかった。別料金で馬の世話を頼むことが出来る形式で・・・まぁ、ボッタクリ価格だな。

駐車場利用者もほとんど・・・1台も停まってない。

俺もボッタクリだと知っていたら途中でキャンピングバスをアイテムボックスに片付けて歩いてきたけどな・・・今日のところは知らなかったので仕方がない。

まさか1日の駐車料金で5000Gも取るとは思いもしなかったよ。

商人たちの荷馬車は塀代わりのように町の外周をぐるりと取り囲んでいるので、駐車場に入れずにそのまま各自の倉庫に入っていって倉庫から出かけていく。

セバスチャンをキャンピングバスに見張りとして中に待機させて俺・アイリ・ミー・クラリーナの夫婦4人は情報収集にブランディックスの町の中に入っていった。


街中に入って宿屋の前にある看板には『素泊まり3000G』なんて書いてあるし、町の外にある駐車場料金が微妙に腹が立つレベルのボッタクリだ。

ブランディックスは倉庫と宿屋ばかりでブランディックスの敷地面積だけは広大だけど、元々は住民は700人ほどが住んでいる村だったしそこまで大きな町ではない。

本屋がなかったので探したら屋台でダンジョンの解説付きMAPが売られていたので購入してみんなで回し読みをする。

ブランディックスダンジョンは地下30階までの比較的小さなダンジョンで昆虫系魔獣の多いダンジョンで初心者向け。

地下30階が他のダンジョンと繋がったことで、地下30階だけ面積が10倍ぐらいに広がりを見せているが地下1~29階まではほぼ1本道のダンジョンで、トラップが数多く仕掛けられているだけの『初心者シーフ』の練習用のダンジョンとなっていた。

地下30階が広がったことによって『その他の階層も全部探査されていないのではないか?』と、シーパラ連合国だけでなく世界中からシーフ職のMAP作成専門家が数多く集まって・・・現在は日々MAPが更新されていると屋台の親父がうそぶいてるのだが、広がった部分は地下30階以外の階層ではまだどこにも発見されていない。


町の中央部にあった冒険者ギルド・ブランディックス支部にも顔を出して情報を集めたが、地下30階以外は数が多いだけの昆虫魔獣やゴブリンしか出てこないらしい。

ヨークルからブランディックスまで来て探査を続けている冒険者で何人かはアイリとミーの知り合いがいて、挨拶した後に雑談ついでにブランディックスダンジョンの話を聞かせてもらったが、追加で補足される情報として『以前に比べてトラップの数が増えてる』ということだけだった。

ブランディックスとダンジョンまでは歩いて30分ぐらいだが最大10人が乗れる『乗り合いゴーレム馬車』で町の中央と結ばれているが、使用している人は多くて町に戻る便は怪我人が最優先になると教えてもらった。怪我人がいると町の教会前まで送ってくれるらしい。


情報収集を終えて冒険者ギルドの外に出てきたがブランディックスの町には喫茶店のような休憩する場所がなかったのでキャンピングバスに戻ることにした。

キャンピングバスに戻ると戻ってきた俺に話しかけてくる馬鹿がいた。

「お前がこの馬車の持ち主か?」

「はぁー、またこのパターンかよ。カスのクセに俺に話しかけてくるなよ」

「最近のガキは本当に口の利き方を知らないな。お前ら、ちょっと教育してやれ」

「「ははっ」」


馬鹿の後ろに立っていた2人の親衛隊が左腰に帯剣しているロングソードを右手で抜こうとして空振りした。俺の左右の手には親衛隊のロングソードのグリップが握られている。空振りしてるのは親衛隊の2人が剣を抜こうと動く寸前に、俺が誰にも見えないスピードで懐に飛び込んでグリップをへし折ったからだった。

俺の手に握られているグリップに気付き自分の左腰のロングソードの状態を確認して、驚愕で歪んだ顔のまま固まってしまう親衛隊の2人にグリップを返した。

「はいよ。お前らのモノだから返すよ。クックック、もう武器じゃなくてゴミになったけどな」

「「・・・」」

自分に返されたブリップを握り締めて完全にフリーズする親衛隊の2人。

馬鹿はこれでもわかりにくかったみたいだな。

俺が油断しているように見えたらしく、腰のレイピアを引き抜いて飛び込んで攻撃してきた。

俺の顔面にレイピアでフェイントを先に入れて太ももを切り裂こうとしていたみたいな目の動きだったが・・・

「シャ! と、・・・え?」

自分のレイピアの刃先が俺の左手の人差し指と親指につままれたまま微動だにしないことでようやく自分の不利を悟ったみたいだな。

レイピアを捨ててバックジャンプをした先に俺がいてぶつかって前によろめき倒れる。

手をついた馬鹿を横に転がして馬乗りになって、馬鹿の腹の上に腰を落として馬乗り状態になった。


馬鹿には訳がわからないほどの早業だ。馬鹿の左右の手首を俺の両膝で上から押さえつけているので完全なマウントポジション。

俺は自分の手に残る馬鹿のレイピアの刃を2cm毎にパキンパキンと枯れ枝を折るようにへし折りながら馬鹿に話しかける。

「お前みたいなクソヤロウは相手とのレベル差も考えずに、口の利き方がどうとか教育してやるとか言ってるのをよく聞くんだけど・・・いつになったら教えてくれるんだ?」

「あ・・・あぁ・・・」

今はレイピアは刃の部分は終わってグリップを2cm間隔でへし折リ終えたところだ。

こういう馬鹿にはトラウマを植えつける必要があるからな。

馬鹿をうつぶせに引っ繰り返してから俺は次に馬鹿の右腰からマインゴーシュを抜いて・・・刃先が鈍ってるので、俺がへし折ったレイピアの破片で刃を研ぎなおし馬鹿の頭の毛をジョリジョリ剃り始めた。

2人の親衛隊は何も出来ずに足をガクガク震えさせて眺めてるだけだ。


嫁たちはいつものように何も聞かずにキャンピングバスに入って休憩しに行った。

キャンピングバスのドアの前にはセバスチャンが警戒して立っている。

馬鹿の頭をツルツルに剃りあげてから親衛隊の2人も全剃りしてやった。そのまま放置したら3人とも失神して倒れた。

馬車駐車場の受付にノシノシと歩いていく。


受付の男は俺が起こした全部を眺めてガタガタと震えていた。

さっき冒険者ギルドでアイリ達の知り合いに聞いたが駐車料金は500Gだった。コイツがボッタクリ料金で小遣い稼ぎをしてるのだ。しかもこのバカ3人はコイツによって呼び出されて、俺から更にゴーレム馬車を取り上げようとでも考えいていたんだろう。

最初はニヤニヤして俺たちのほうを眺めていたからな。

「おい、オッサン。金を返してもらいにきたぞ」


「・・・ひぃ~~」

受付窓口から建物の奥に隠れようとしていたので窓口の隣の壁を転送魔法で強引に、俺の通りやすい大きさの高さと幅をくり貫いて出入り口を自作してやりズカズカと受付建物の中に入っていく。

「迷惑料は壁代でサービスしてやんよ。あのバカ3人を呼んだのも、オッサンお前だろ?」

「あ、ああ、あ」

オッサンが既に恐怖で壊れてるので会話が出来そうもない。

さてどうしようかなと悩んでいると建物の奥から違うオッサンが出てきたので、全部の事情を説明して4500Gを返金してもらう。

壁の修理代金は壊れたオッサンと俺に絡んできていまだに失神してる馬鹿3人に請求するそうだ。奥にいるもう1人のオバちゃんがブランディックスの警備隊を呼びに走っていった。

バカ4人を警備隊に引き渡し俺は調書作成に協力し終えてから、キャンピングバスに乗って駐車場を出て行くことにした。

警備隊の隊員5人が俺が名乗った時に『ヨークルの救世主』とポツリと小声で呟いた言葉で調書作成は疑われることも一切なくスムーズに終わったのは、ちょっとだけだけど面倒にならなくて良かった。

調書作成中にマリアと念輪で連絡を取って、るびのをキャンピングバスにまで連れてきてもらう。


ブランディックスダンジョンに到着する前にキャンピングバスに、るびのとマリアが転移魔法でやってきた。

るびの達を待つ間にセバスチャンにキャンピングバスの運転を任せて俺たち夫婦は武器を装備する。

今日のチーム早乙女遊撃隊のダンジョンアタックではクラリーナの壁役でマリアとセバスチャンがいるので・・・

ミーはロードクイーンのエストックを装備。

アイリは俺が作ってあげた大剣『早乙女大剣』・・・作成者の俺が名前をつけないと適当な名前を勝手につけられるみたいだな・・・を使うので今はアイテムボックスに入っているので持っていない。

ちなみにクラリーナに作ってあげた杖は『早乙女バラ杖』という名前になってしまってる。

俺は左腰に天乃村正を差して右腰に雪切正宗を帯びる二刀流スタイルで狩りをすることにした。


るびの達と合流してからダンジョンに到着する前にキャンピングバスは俺のアイテムボックスに入れた。

歩いてダンジョンの入り口から中に入っていく。

「しん様今日のフォーメーションはどうしますか?」

「ここはトラップ練習ダンジョンだけど今のところは俺が全部解除しいていくよ。だから俺がシーフ役をするので俺・アイリ・クラリーナ・るびの・ミーの順番だな。セバスチャンとマリアはクラリーナの左右でサイドアタックの防御。るびのとミーはバックアタック警戒だ」

全員がおのおの返事をして俺が決めたフォーメーションで動き出す。


ブランディックスダンジョンはジャングル風な迷宮だ。

地下1階へと続く長い階段を降りていくと周辺の風景が徐々に変化していく。

このダンジョンにはライトの魔法は必要ない。

壁と天井は蔦で覆われているのだが天井や壁の蔦の隙間から光が差し込んでいるので、普通のダンジョンとは逆で『一日中明るくて時間の感覚が狂う』ので注意が必要と購入したMAPの解説文の注意事項に書いてあった。

足元の地面は土・・・休憩室には芝生が生えているらしい。

蔦が空気中に水分を放出してるので湿度が高く火魔法は威力が1/4以下になると購入したMAPの解説文に書いてあった。

逆に木魔法が倍以上の威力にあがってダンジョンに出てくるゴブリンは数種類の木魔法を使って攻撃してくる。


ブランディックスダンジョン地下1階に出てくる魔獣は『雑食バッタ』でしかも単独でタマにしか出てこない。

地下1階はトラップがあちこちにあって単純な1本道のマップなのに進んで戻ってを繰り返す必要があるので・・・さすがシーフの練習場だな。

まぁ、失敗しても小さな針が飛んできて刺さるぐらいなので、盾職の人を前後左右に並べて強引に突き進む『マッスル解除』が1番有効で手っ取り早い階層でもある。

・・・っていうか、地下10階までは対したトラップがないのでマッスル解除の方が早く通る事が出来るみたいだな。

俺は洞窟探査魔法と鑑識を展開させて全部を調べ上げて俺の脳内MAPに情報を入力する。


移動するのを止めて全員を集めてみんなの意見を聞くことにする。

「今、探査魔法と鑑識魔法でこのダンジョンの全部を調べ上げたけど・・・別のダンジョンに繋がると言われてる『転送魔方陣の部屋』は地下30階のボス部屋の隣以外にはないな。今まで解説付きMAPになかったけど俺が全部調べた結果は地下10階と地下20階にそれぞれボスがいて、ボスを退治すると2つの階層が横に広がる方式になってる迷宮のタイプだな」

「しんちゃんにはそんなことまでわかるの?」

「ああミー、間違いないよ。ちょっと待って・・・ハイ、これが正しいMAPだよ」

俺はアイテムボックス内で完全マップを作って、アイリとミーとクラリーナの3人に渡す。


地下30階の転送魔方陣の部屋までの罠の解除方法まで全部書き込まれてる完全ガイドブックだな。

地下10階ごとに広がるMAPも書き込まれてる。

階層の縦と横の長さが3倍になるので面積は9倍になってる。

「これでみんなもトラップがわかったし、今から休憩室で昼食を食べた後にアイリとミーとクラリーナでトラップ解除の練習でもしてみる?」

俺の意見にみんなが賛成したので俺がテキパキとトラップを解除しながら休憩室に移動する。

まだ11時半前ぐらいだったので昼食にしては早い時間だったが、大きい休憩室は既に埋まっていたが小さい方の休憩室が開いていたので助かった。


休憩室に入って封印結界を施してからキャンピングバスを取り出して、キャンピングバスの中で昼食をすることにした。休憩室の大きさ的にはキャンピングバスはギリギリ収まるサイズだったので助かるな。

今日の昼食は以前にも食べた『豚トロ丼』にした。

セバスチャンがワイバーンから抽出したドラゴン汁で新たにソースを作ってかけて食べたので以前よりも美味しくなってる。

セバスチャンの研究によってドラゴン汁は量の加減は難しいが、あらゆる肉料理の旨味を更に引き立てる調味料になったようだ。


嫁達も満足しているようで無言でガッツリ食べてる。

肉料理との相性がいい赤味噌の味噌汁も美味しいな。

付け出しのきゅうりと白菜の浅漬けを食べてると・・・ファンタジー感は全くないな。

全部が美味しいから文句はないが。


食後はみんなで15分ほど仮眠してからトイレを済ませて、ダンジョンアタックを再開する。

嫁3人のトラップ解除の練習をしてると幾つかのグループが、ちゃんと前もって声をかけてきてマッスル解除やシーフが正確に解除して追い抜いていく。

俺が今まで会った冒険者のほとんどがこういった礼儀正しい人達のほうが多いのに・・・少数のバカタレが今日の駐車場のように絡んで来るんだよな。


俺は二刀流を止めてアイテムボックスに天乃村正と雪切正宗を仕舞って弓を取り出す。

『早乙女強弓』と既に名前がついていたのにビックリした。

嫁3人でワイワイガヤガヤと試行錯誤しながらトラップ解除をしてマリアとセバスチャンがサポート、るびのと俺が雑談しながら周囲を警戒して進んでいく。


この時々しか出てこない雑食バッタって防御力が弱過ぎるなぁ。

体長40cmほどで草食じゃないバッタは壁や天井の蔦の中で潜んで隠れていて、通りかかった冒険者に襲い掛かるのだけど攻撃方法が『体当たり』しかない。

バッタによっては蔦を一生懸命食べてて俺たちの存在に気付く前に退治されてる。

そもそも、るびのと俺の探査能力からは逃れられるはずもなく飛び出てくる前に退治しちゃってる。

雑食バッタの通常ドロップ品はなぜか『薬草』が出てくる。

レアドロップは『質のいい薬草』と、もはやバッタの意味があるのかと頭を抱えたくなるほどの意味不明なドロップアイテムだな。

魔石は全くドロップしないし、この雑食バッタには亜種は存在しないらしい・・・ちょっと飽きてきたなって頃に地下2階へと続く階段に到着して降りていく。

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