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強制捜査は地味で孤独な作業っす。

囚人護送車で商業ギルド経由で最高評議会の転送室にそのまま入っていった。


俺が捕獲した職人ギルドシーパラ本部ギルドマスター『アクトハイム・バンス』とその秘書2名・親衛隊10名・職人ギルドシーパラ本部の幹部職員2名の合計15名が最高評議会の特別会議室・・・名称が違うだけの『牢屋』に連れて行かれた。

バンスは治療室に直行になってる。犯罪者ではなく被害者として取り扱ってもらうように俺がお願いしたからだ。事情を話したらすぐに了承されてタンカで運ばれていった。


これからバンス以外の残った彼らは真偽官と司祭のタッグによる尋問か隷属の首輪による強制的な自白かのどちらかが待っているので、俺はやりやすいように活を入れて失神している全員を目覚めさせてあげた。


最高評議会の中に入っていくと今日はずっと俺を案内してくれていた案内係の女性が、今日はゾリオンとグレゴリオが連名で借りていた会議室にまた通してくれる。

ここが空いていたんだろう。さっそくまた封印結界をは張り今度は紅茶を取り出して飲み始める。


しばらく待ってるとイワノスがやってきた。

隣に身長が220cmもある狼獣人で煌びやかだが重々しさも持ってるフルプレートアーマーに身を包んだ国軍の将軍クラスらしき人が並んでいる。

「早乙女君、大変だったみたいだな。まずは紹介しておこうかな。彼は国軍の特殊遊撃隊を率いる隊長で俺の愛弟子のマスカーだ。彼の部隊はこういった企業の強制捜査用の捜査員を数多くそろえる・・・特別に鍛え上げられた専門部隊になってる。部隊とはいえランクは将軍だ」

「早乙女さん初めまして。私の名前は『マスカー・フレデリック』です。マスカーと呼んでください」

「マスカーさん、初めまして。早乙女真一です。すでに知っていると思いますので俺の自己紹介はいらなかったですね」

マスカーと握手をする。


「君の話が詳しく聞きたくてやってきたんだからさっそく本題に入らせてもらう。俺は最高評議会から正式に依頼されて今回の強制捜査の実行を任されたんだ。今は君が職人ギルドで捕まえてきた人間を隷属の首輪を使って洗いざらい泥を吐かせているところなんだが、昇竜商会に乗り込んで上層部を引っ張るには少し足りない。本部でのらりくらりと言い訳されてる間に証拠隠滅するのが昇竜商会の手だから・・・何か良い案はないものかと君の意見を聞きに来たんだ」

「うーーん。今回はそこまで難しく考えなくてもいいですよ。職人ギルドマスター『アクトハイム・バンス』を強制的に隷属の首輪を付けて従わせてたのは100年以上前からですよ。それだけでも本部に強制捜査を実施可能でしょう。中に入れば後は自由自在です。俺が強制捜査に協力すれば全ての犯罪の証拠と資料をセットにして明るみにさせますので、俺に協力者として『特別任命強制捜査執行官』の肩書きをください」

「俺が申請すれば早乙女君に強制捜査執行官の肩書きは簡単に渡せるんだが・・・自由自在とはどういう意味なんだ?」

俺はまだ腰に差していた白扇子をイワノスに渡してから告げる。

「今なら俺のこの神器を利用したショック魔法で昇竜商会の本部内は全職員が失神しているんですよ。強制捜査の執行さえすれば昇竜商会の本部内は今は裸同然です。俺が中に入る権限を貰って自由に捜査することが出来るなら、昇竜商会シーパラ本部ビル内にある秘密の文書まで全部明るみにさせてあげますよ」

「確かにこれは神器で間違いない・・・これを使えば全職員は失神させることも不可能ではないな。わかった。俺は君の意見に乗ることにする。ではこれはお返しする。マスカー、今から手続きに行くぞ」

「ははっ」

イワノスは俺に扇子を返してからマスカーを引き連れて出て行った。


イワノスが会議室を出て行った後に俺は今日装備していた旅人の服を脱いでからアンダーシャツとアンダーパンツに着替えて、その上からサイノスの甲殻で作った甲殻鎧を装備して頭装備も装備する。

白扇子用に腰のベルトのワイバーンの革で作ったホルダーをお腹の前部分に追加で作り、そのホルダーの中に扇子を収めることにした。

強制捜査中に武器は要らないから扇子さえあれば充分だろう。


2杯目の紅茶を飲み終わった頃にイワノスが戻ってきて俺にチェーン付きのカードを渡す。

「早乙女君専用に今回特別に最高評議会で発行されて作成された『特別任命強制捜査執行官』のカードになる。強制捜査中は見やすいようにチェーンで首から提げておいてくれ」

「では早く行きましょう。たぶん犯罪の量が尋常ではないので膨大な量の資料と証拠物を強制捜査で持ち帰ることになります。明日の朝までに終わるかどうか微妙なところですね」

俺は立ち上がりながらチェーンを首から提げてイワノス達の後に続いて部屋を出る。


ローグ真偽官の自慢話を聞いておいて良かったな。特別任命強制捜査執行官って何なのかも詳しく話をしてくれたからな。まさかここで役立つ情報だったとは思いもよらなかったよ。

イワノスの後ろにつきマスカーと並んで歩いていく。

イワノスは何人かの秘書や部下に指令を出しながらの移動なので、その後ろを歩く俺とマスカーは比較的ヒマだった。

なので雑談しながら歩く。途中からは指令を終えたイワノスも雑談に参加してきた。


実はシーパラ連合国の国軍中央本部の中でも俺はかなりの有名人って言うのはマスカーから教えてもらった。

イワノスからの追加情報としては・・・今回の件でも最高評議会が俺を即座に特別任命強制捜査執行官へ許可できたのは、ヨークルのザイモア商会の強制突入時の俺の活躍と、その後の迅速な証拠集めでの功績が最高評議会と評議会の両方に鳴り響いていたことが大きかったそうだ。

なのでイワノスがいうには『ヨークルの救世主が首都シーパラでも巨悪に正義の大ナタを振るう』って、最高評議会からも評議会からも期待されているんだと。

マスカーたちの国軍の中にも『正義のヒーローがシーパラに降臨した』と話題になってるんだそうだ。


・・・マジかよ。


今回は俺以外にも国軍にいるアイテムボックス持ちが何人も加わっているので大量の資料を持ち出せることになっているし、元々歩いていくことの出来る距離なので容疑者の護送も護送車がピストン運動で処理するそうだ。

国軍の施設の中で内装の改装工事が丁度終わったばかりの大きなビルがあって、今後は整備して資料棟にする予定だった建物を丸ごと今日から最高評議会が借りる形になった。

そして今回の強制捜査で得た資料と証拠品の数々を保管しておくことになった。

無論厳重に封印して管理されるらしい。

予定してあった資料棟は新たに予算が下りて新築で別の建物になるんだと。


国軍の大隊が取り囲む昇竜商会のシーパラ本部ビルの前に立ち止まって、強制執行の実行直前にイワノスから最終確認を聞かれる。

「早乙女君、これからの手筈はどうする?」

「まずは当主と執事の3名を確保が先決ですね。俺が魔法でそいつらから全部の情報を引き出します。それから大幹部・幹部を全員しょっ引きましょう。そうすれば捜査時間の短縮になるでしょう」

「早乙女さん、でもこのビルって何かしらのセキュリティーが掛かっていると思うのですが」

「それもそうでしょうね。では『パン! パン!』(俺が手を2回叩いた音)これで大丈夫です。全ての結界・封印・罠を解除して、閉めてあった鍵も開錠しておきました。その上で俺の封印をかけましたので資料や証拠品を許可されていない人間が持ち出そうとすると俺に警報が鳴って教えてくれます」

「早乙女さん・・・もしかして国軍の中に証拠品を持ち出そうとするのを警戒されていますか?」

「ここは宝の山だと思う欲望に負ける人間はどこにでもいますよ。国軍に限ったことではありません。でもここの資料・証拠品はこれから昇竜商会の全ての悪事・犯罪を暴き立てるモノですから、何一つなくさないように先に処理しておくことが絶対に必要なんですよ」

「・・・」

「マスカー、部下を信じてやりたいと言う気持ちはわかるがこれは絶対に間違いを起こさないことにするためには避けて通る事は出来ない。俺も早乙女君も信じる信じないの話ではなく『間違いをさせない』としての処理なんだよ。後で何かありました、では責任は誰がなどと論じている暇もない」

「わかりました。これは職人ギルド・国・国軍の威信をかけた犯罪撲滅の戦いですしね。では行きましょう!」


マスカーの力強い言葉ともに長い長い強制執行と犯罪をしたという証拠品・資料集めの戦いが始まった。


俺とイワノスとマスカーが先頭に立ってまずは最上階の昇竜商会代表執務室に行く。

代表と執事3名から『情報複製』魔法で脳内に全ての情報をコピーしてヘルプさんが3人の全部の情報の整理・分類・統合を行う。

イワノスとマスカーは関係者を次々と捕縛していくが、1000人を超える職員全員だと最高評議会では足りなくなるので、予定してあった国軍中央本部の牢屋と警備隊シーパラ本部ビルへと運び出す。

むろん代表と執事3名のみは最高評議会で取調べが行われる。

さっきの雑談で教えてもらったが真偽官が特別チームを作ってこの取調べは行われるみたいだな。


執務室を中心に隠されている資料を次々と出して隠し部屋も発見する。

資料の詳しい説明書もヘルプさんの指示で俺の『並行する思考』を使ってにアイテムボックス内で作成して、俺をサポートするために来ている国軍の人間に次から次へと渡していく。

証拠物も『注意書き』をつけて渡していく。

前回の強制突入の反省だ『資料作りの方が時間が掛かる』って学んだからな。

俺が集めて渡す際に全部に俺の知識からの注意書きや説明文をつけておけば後から俺が1つずつ説明する手間が省ける。

注意書きや説明文を俺が書くのも同じ理由だな。

説明している時間があれば何倍もの量を自分で作成できる。アイテムボックス内で同時に違う作業が出来るようになったのが大きい。


しかし500年以上の歴史をもつ商会で多くの犯罪に関わっていたし、今まで俺が壊滅させたアントローグ商会などとも関係が噂されていたほどの黒い部分が多い企業でもはやこの建物全てが証拠品と言っても過言じゃないレベルの大企業だ。

犯した罪の量はこの国の犯罪の歴史に名を残すことは間違いないな。

殺人や暗殺も膨大すぎて・・・資料が凄いことになりそうだな。

俺の捜査サポートは20人体制でお願いしたので国軍の兵士が箱を持って並んでいるというシュールな場面だな。

300年以上も脱税をしていたという資料も発見して暗号解読用の資料も作成して箱にいれていく。

箱には紙を張って一目瞭然だ。

今後の裁判用の資料や証拠品の目録を最後に本にして作って渡さないといけないな。

資料が膨大すぎて探すという作業がすでに時間の無駄になるだろう。


2時間ほど経過してそろそろ腹が減ったなと誰もが思い始めた頃に・・・ゾリオン達が夕食の差し入れをしてきた。

流石の商売上手だな。これから早乙女式馬車で販売する予定の『おにぎり4種』の4個セットの大きな葉っぱに包んだ入れ物に入ってるモノを渡される。

1人4個なんだろうな。お茶も水筒に入れたものが1人1本渡される。

梅干・おかか・昆布・シソの混ぜご飯の4種は大好評だった。

おにぎりを運んできた国軍の若い捜査員に聞いたら外に変わったゴーレム馬車が来ていて、夜間の外回りの警備さん達用にスープも配っているそうだ。

やるなゾリオン・・・指示はマツオかもしれんが・・・これでおにぎりの最高の印象操作は出来上がっただろう。鮮烈なシーパラでのデビューとなった。

全員がお腹が空いているという最高の調味料までついてるし。かなりの動員をしたんだろう。作るだけでも一苦労な量だ。作業しながら立ったままでも食べられると言う最高の商品説明までしてるしな。


まぁ、おにぎり話は置いておいて捜査を再開をする。

それからも何時間も掛かって作業は続く。本部ビルの周辺警戒をする国軍は部隊が夜勤の人間に交代したみたいだな。捜査担当の人間は少しずつ交代しているが俺はそのまま続行してる。

俺の代わりは誰もいないし。

ここまできたら全部の捜査資料を出来るだけ誰でもわかりやすく作りたい。

夕食後は捜査を続けて資料を作成しながら並列する思考で3人の嫁とるびのも入ったパーティー回線を開いて雑談していたので少しは気が晴れたからいいけど・・・根気の要る地味で孤独な作業だな。

周囲に捜査員はたくさんいるが雑談なんてしてる余裕は全くない。

明日、俺は以前の時のように夕方まで寝る予定なので、みんなに明日の予定を聞いたら明日は午前中はノンビリと買い物などをして午後から地下訓練場で汗を流すと言ってる。るびのは明日は1人でウェルヅリステルの南側で遊びたいと言っていたので俺が送り迎えすることになった。


深夜12時を過ぎて夜食が出たときは、そろそろ昇竜商会シーパラ本部の中もガラーンとしてきて、先が見えて終わりの目途が付いた頃だった。

俺は最上階から捜査している。

仕分け作業は全て俺がやっている作業だし・・・キツイがそろそろ終わりが見えてきただろう。

早朝までには全部のカタがつきそうだな。

夜食は近所の弁当屋が頑張ってくれて何種類かの中から選べたんだけど・・・普通だった。

不味くはないんだけど特別美味しいって訳でもない。

おにぎりを食べた捜査員の人達も周囲にはいたので夜食の弁当を食べた時は全員が微妙な表情をしていた・・・俺と同じ表情をしてる。

これでおにぎりの口コミは決まって完璧なデビューになった。

これからおにぎり販売まで噂が勝手に広がって、リサーチする必要もないほどの良い方の噂が広がるだろう。


結局予想通り全ての作業が終わったのが翌朝5時半で外はかすかに明るくなりかけていた。

最後に今まで持ち出した全ての資料や証拠品の目録を5冊ずつ15冊作成して、俺の近くに待機していた捜査責任者に渡す。

最高評議会・評議会・国軍・警備隊ともう1冊は資料室受付用のために1冊。

事件の日付からの目録・事件の容疑者名のあいうえお順の目録・事件の被害者名のあいうえお順の目録の3種類を5冊ずつで合計15冊になる。

どの事件のどんな犯行でどんな資料・証拠品がどこにあるってのがすぐに分かるので、今後の事件究明に役立つだろう。

これでいつでも分かり易くて探しやすくなっただろう。

後はこの資料に従って真偽官と司祭がタッグを組んで自白させて裁判にって言う流れだ。


・・・実は余談だが俺のこの最後に渡した目録は関係者に調べやすくて時間短縮になると大変好評で今後の資料をまとめる際のガイドラインとして俺のやり方が基本になると後日聞かされる事になった・・・


イワノスとマスカーはすでに帰宅していたので代わりの捜査責任者に明日の夕方4時にまた最高評議会に顔を出すので後は全部任せると最後に伝えて出て行く。

周囲にいた捜査員からの『お疲れ様でした』の声が頭の中を鳴り響く。

昇竜商会の他の都市などにある全ての支部には今頃の早朝の時間に強制突入して調べが入ることが決定してると、俺が帰る前に捜査員に教えてもらうが・・・後は国で処理してくれとお願いして俺は帰宅することにした。

出口で見張りの人間に『特別任命強制捜査執行官カード』を返却しようとしたら、後日に最高評議会に返却してくださいとお願いされてしまった。

・・・考えれば国軍の部隊でも見張りをしてる平隊員の人間だから、こんな重要そうなカードを突然渡されても困ってしまうわな・・・ヤバイな、気が抜けた眠さで脳味噌の回転が遅くなってるよ。

気付くの遅過ぎるな。

ホップボードにのって早乙女商会シーパラ事務所に移動してる時に夜が明けて朝日が昇り始めた。



イーデスハリスの世界に転生して29日目の朝はこうして幕を開けたが・・・眠いよ。

早乙女商会シーパラ事務所の3階転移部屋から自宅の寝室に移動してから、寝室にあるアマテラスの目覚まし時計は6時過ぎを針が差している。

ガウンに着替えて寝ようとしたら・・・るびのをウェルヅリステルの南側のジャングルまで送っていく約束があった事を忘れてたな。

着替えを途中でやめて旅人の服を装備してからるびのの部屋に転移。

朝食が終わって顔を熱心に洗っていたるびのとセバスチャンを一緒にウェルヅリステルの南側のジャングルに送り届ける。るびのはちょっと食後の休憩をしてから狩りを開始するんだそうだ。

自宅の寝室に戻ってきたら嫁達が目覚めて朝食をとっていた。

俺は嫁達に『出かけるならマリアと一緒に出かけてね』とお願いしてガウンに着替えてから寝室のベッドに倒れこむようにして眠る。


目が覚めたら15時になっていた。

ガウンからロンTとチノパンに着替えて早乙女邸の1階の居間に降りていく。

早乙女邸には嫁3人もマリアもすでに出かけていなかった。

マリアに念輪で確認したら午後は予定を変更してシーパラでの買い物を続行しているそうだ。

キッチンに待機していたクロにまずはコーヒーとフルーツたっぷりのパンケーキを用意してもらって朝食代わりに食べる。

後片付けはクロに任せて玄関に行ってハイカットのスニーカーを履いて、早乙女商会シーパラ事務所の3階に転移する・・・しまったな。ここは土禁だったのを忘れてた。


飛翔魔法で10cmほど浮かび上がってからスニーカーを脱いで手に持ってから床の上に降り立つ。

2階から外に出て外階段で降りていくともふもふ天国シーパラ店の様子が見える。

もふもふ天国シーパラ店のお客の状況はそこそこぐらいだな。

今現在はお客は5人しかいないがほぼ宣伝なしってぐらいの状況での開店だったので、これからゆっくりと客は伸びていくだろう。

お客も近所の工房の関係者がほとんどでお客の接待で使っている人までいるので・・・想定外だな。

コーヒーなどのドリンクが美味しいし分かりやすい料金設定も良い。

時間設定があるので接待のメリハリがあって良いと、接待される側の人達にも好評を得ているようだった。

工房で働く営業職員からもお客からの要求でもふもふ天国で待ち合わせて商談すると言うケースも出てきてる。


もふもふ天国ヨークル店の方はちょっと気合入れて宣伝し過ぎたようで時々待ち時間が出るようになってしまっている。

店舗滞在の時間制限をかけるのは俺の趣旨に反してると思うので少し困った状況になりつつある。

2号店を開店してほしいと言う要望もきている状況なので検討中ですと答えさせてる。

3人の妻の友人関係でプレオープンから来ている人達が『ヨークルの住宅街の方に2号店を作ってほしい』と言う要望がほとんどだったりする。

実際にお店が混みだすのが昼の2時から夕方5時の間なので、もふもふ天国ヨークル店は主婦層が多くなってるな。

しばらくは俺にヒマがない状況なので『検討中ですのでしばらくお待ちください』とメイドゴーレム達には答えさせるしかない。

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