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トーナメントの登録と『徒影(とかげ)』を製作したっす。

8・12修正しました。

岩場に到着すると予想通り雨が激しく岩場を流れている。

探査魔法でオリハルコンの塊を地中から探す。小さな塊から大きなものまで選ばずに探って、転送魔法で手元に引き寄せているのだが量はやはり少ないな。

・・・が、元々オリハルコン鉱山でもないので仕方がないと諦めて数gずつでも集めていく。


場所を移動しまくって午前中の使える時間を使い切って、何とかオリハルコン200kgほど集めた。

ついでに探り当てたプラチナ・ミスリル・ダマスカス鋼は結構大量に見つかったのでトン単位で集めてある。

ヒヒイロカネは100kgほど、アダマンタイトは見つけることすら出来なかった。


転移魔法でハウスボートに戻るとミーから念輪が入ってきた。

「ねぇしんちゃん、お昼はどうする?」

「昼ご飯は今から自宅に帰って食べようと思ってたけど・・・ミーはどうする?」

「それなら私も家に帰ってから食べたいな。しんちゃん、迎えに来てくれる?」

「了解。今から早乙女商会の事務所に転移するからそっちにきてくれ」


ミーを迎えに行って自宅に連れてきた。

今日はなぜか理由はわからないが昼からガッツリ食べたくて、まだ今まで食べてなかった大鹿魔獣のステーキにしてみた。

マリアに焼いてもらって食べる。

鹿肉のジューシーさと味わい深さ、想像以上だった意外な美味さにビックリしていた。

嫁たちからの評判も上々。


午後からはキャンピングバスに乗ってクラリーナとミーがマリアを連れて出ていった。まずはクラリーナの友人を迎えに行って店舗に行く。

ミーはそのままマリアと食料品市場に行って情報収集とお酒の買出しに行くらしい。


アイリは大剣の練習をしにまた地下練習場に降りていった。

俺は後片付けと終わらせてから転移魔法でハウスボートに戻った。


セバスチャンに念輪で連絡を取ると、三角の形をしていてなかなか目立つ場所があり、今その場所で休憩後の待機中だと報告を受ける。

一度、ハウスボートから大森林の南側に転移魔法で移動してセバスチャンの気配を探査魔法で探りとって、もう一度転移魔法でセバスチャンの付近上空に移動した。


少し歪な三角の池がかなり目立つ。

『大森林三角池』ってそのままの名前をつけて待ち合わせ場所にして、俺のMAPにも登録することにした。

セバスチャンの報告でもこの周辺は今までの大森林とは違う植物が多くて・・・『小豆』が発見されたと。自宅の畑に植えるように苗とキロ単位で採取してるが、何しろ広範囲に自生しているらしいので・・・セバスチャンに出来るだけ多く採れるようにと全て任せた。


そのままハウスボートに転移魔法で戻って午前中に作れなかった、用心棒ゴーレム製造に取り掛かることにした。


外皮はワイバーンの革を使って骨格も重力魔法でワイバーンの骨を強化してミスリルでコーティングして更に強化しておく。

筋肉の部分は森林モンキーの尻尾で埋めてゴーレムの筋肉にしていく。

身長190cmぐらいで体重は120kgほど・・・ムキムキなマッチョになってしまったな。

外観は翼のないワイバーンと竜人のハーフか、二本足で歩行できる蜥蜴獣人だな。


目の部分をサラマンダーからドロップした火の赤い魔石を使用したら、角度によって時折赤く光る眼にちょっと予想以上に怖くなってしまったが、用心棒ゴーレムには『強面こわおもて』を求めていたので、これはこれで成功だと納得することにした。

クズ魔結晶を複数使ってスキル・魔法を封入していく。アイテムボックス(中)などは既に入れた。

このゴーレム達に任侠ギルドを監視させてマヅゲーラの街の夜の活動を支援していかないといけないので戦闘能力だけでなく、知識の共有化と忍術系のスキルなどで組織を監視させることに。


出来上がった用心棒ゴーレムの名前は『徒影とかげ』の1~5号にした。

見た目が全く一緒で見分けがつかないので念輪の首輪の色を変化させて装備させた。


任侠で『博徒』が浮かんでトカゲとかけたネーミングセンスがほのかにすら感じられない名前になってしまった。

装備は何もなしにした。無手のスキルで充分だろう。ミスリルとオリハルコンで強化された手足の爪がそもそも武器となってる。

防具もつけてない。全身のワイバーンの革が既に防具になってる。


俺の貰った知識にある『非合法組織を運営する経験や知識』が封入されて完成。

政府や王侯貴族相手のテロ組織・レジスタンス組織のノウハウだけど、ないよりはあったほうがマシかなって深く考えなかった。


16時ぐらいになってマヅゲーラの街に到着する。

午前の途中からとはいえ、40ノット以上とかなりのスピードを出してハウスボートを航行させていたので、ヨークルからマヅゲーラの街までは600kmほどの距離があるから、平均だと35ノット以上で航行していたことになるな。


見張りと用心棒で製造した徒影1~5号をハウスボートの中に残しておく。


このマヅゲーラの街ではホテルに入る前にハウスボートをマリーナに係留させて料金を支払って、街の中でホテルを別途で2泊することにした。

この街に宿泊する気はまったくない。転移魔法での出現場所として擬装用の部屋だ。

かなりの高級ホテルでまたもスイートルームしか部屋は空いてませんと言われたが今回は本当だろう。

トーナメントを見ようとする客が街の中を溢れかえっている。

1泊50万Gと言われたが、気にもしない事にして先に2泊の料金100万Gを払っておく。

これからあちこち探すほうが面倒だし。


ホテルでトーナメントに出場したいと伝えたら任侠ギルド本部で登録が必要だと教えてくれた。

料金の支払いをしたのが冒険者ギルドカードの方を使ったので、俺がBランク冒険者というのがわかったホテル職員は親切に教えてくれる。

任侠ギルド本部の場所を聞くと意外と離れていてマヅゲーラの北側の街の中心にあるゲートの脇にあったので歩いて向かうことにした。


マヅゲーラの任侠ギルド本部って木の看板・・・組事務所かよ。

到着して実際に『任侠ギルド本部』ってそのまま看板が・・・非合法組織のはずなのに堂々と・・・外観はまんま『組事務所』だった。俺がヤクザ映画で見かけたそのまま。ベッタベタの組事務所。


中に入っていってもそのままここはヤクザ映画のセットか? って錯覚しそうなほどだな。

中で働いている任侠ギルドの人達も和装で腹にサラシを巻き白鞘のドスを腰に差しているのを見て・・・マジかよ・・・と心の中でしか言えなかった。


ここでも俺は冒険者ギルドカードを使って任侠ギルドトーナメントに登録すると、今夜の予選は免除されると親切に教えてもまえた。

アマテラスに教えられたとおりにトーナメントは俺は冒険者ギルドBランクで免除になった。

本選のトーナメントは32名で争われる。5回勝てば優勝だな。

俺で予選免除されるトーナメント出場者は6名になったらしい。

残りは今夜の予選で決定する。


俺から見ればトーナメントはアマテラスとゴッデスに頼まれた『作業』でしかないのだが、これでも一応優勝賞金が1億Gと任侠ギルドトップの座。

そんなの要らんから平和と安静な生活が欲しいと思うが自分からトーナメントに登録しておいてそれはないな。

任侠ギルドの組事務所のあちこちから鋭い視線が飛んできてたが、気にもせずにホテルに帰ることにした。

はぁー、バカがストーキングをしてこようとしていたので出入り口の扉を封印結界で3秒ほど塞いで俺はその間に隠者スキルで姿をくらました。

こんな狭い街でのストーキングは勘弁して欲しい。

混みあう街中を避けて建物の屋根伝いに移動してゲートをくぐりホテルに帰還。


るびのとセバスチャンを大森林三角池に迎えに行く時間になったので転送魔法でマヅゲーラの高級ホテルから待ち合わせ場所へ飛んだ。

既にるびのとセバスチャンが待っていたので話しかける。

「お待たせるびの、狩りはどうだった?」

「面白かったよとうちゃん。今日はオークの群れがいっぱいいて300頭ぐらいは狩ったよ。それでまたアイテムボックスがいっぱいになってセバスにーさんに預けた」

「そういえば今日は先にアイテムボックス内の整理をしてなかったな。ゴメンなるびの。今から整理するよ」


るびのの腕輪のアイテムボックスの中の素材で肉と骨以外は俺のアイテムボックスに中に移動させた。

セバスチャンのアイテムボックスの中に入っていたモノも俺のアイテムボックスの中に入れた。

セバスチャンのアイテムボックスには小豆と『もち米』が大量に入っていたので思わず聞いてみる。

「セバスチャン、小豆だけでなくもち米まで発見できたのか?」

「はい。ご主人様。両方とも自生している200kg以上は採取できましたので、しばらくは購入はいりませんね。品種もなかなかのモノが取れましたので、今日はこれも苗を持ってきてますので畑に植えておきます」

「セバスチャン、いつもありがとうな」

「お褒めいただきまして光栄でございます」

「後はまた、森林モンキーを狩ってきてくれたのか?」

「そうです。ご主人様の森林モンキーの尻尾もそろそろ余裕がなくなる頃だと思いましたので狩っておきました。巣は今MAPに表示させます。森林モンキーが500頭以上の比較的大きな群れでしたので巣として使用していた洞窟も大きなものでした。グリーンウルフダンジョン以上です」

「わかった。今夜にでもまた来るとしよう。るびの、転移する場所は部屋でいいか?」

「うん。とうちゃん。オレもうおなかすいたから部屋に帰りたいな」

「了解。じゃあるびのの部屋に行こう」


るびのとセバスチャンを連れて早乙女邸の隣の倉庫に作ったるびのの部屋に転移する。

部屋に送ってるびのの世話をセバスチャンに任せて俺はガレージへと転移。

キャンピングバスがまだ戻ってなかったのでマリアに念輪で聞いてみることにした。

「マリア聞こえるか?」

「ハイご主人様。ご用件をどうぞ」

「今はどこにいる?」

「今現在は私の運転でクラリーナ奥様のご友人方をご自宅へと送り終えて、ミネルバ奥様とクラリーナ奥様のお2人と共に早乙女邸に向かって帰宅の途中です」

「後どれぐらいで家に到着できるかな?」

「15分ほどですね」

「ほいよ。じゃあ気をつけて帰ってきてくれ」

「了解しましたご主人様」


ガレージで全身を3点セット魔法で浄化して玄関を通って1階の客間に移動して今日はパーカーとチノパンに着替えた。

エプロンをつけてキッチンに移動する。

今日は俺が晩ご飯を作ろうかな。アイリはまだ地下訓練場かな?

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