5話 対面
人いっぱいでてきまーす☆
~午後11時 at宮下公園~
碧は少し興奮ぎみに学校近くの公園へ行った
この宮下公園は、意外と広く中央には大きめの噴水があり、よくイベントが開かれる
碧はとりあえず噴水のふちの部分に座った
「・・・あなた戦士?」
びくぅっ
「だ・・・誰ですかっ!?」
碧はびくつきながら振り向いた
「私は・・龍炎寺 朱祢≪りゅうえんじ あかね≫」
碧のななめ後ろに立っていた少女はとても顔立ちがよく、綺麗だった
「ん・・・どっかで見たことある!」
「・・・」
「あー!有名雑誌の人気モデルのアカネぢゃーーん!」
「・・・うるさい」
朱祢は小学校6年生の時にモデルのプロデューサーから声をかけられ、モデルにさせられた
「朱祢ちゃんが仲間でうれしいな。」
「朱祢でいい。」
「ぢゃぁ私も碧でいいよ、朱祢。」
「・・・」
朱祢はかなり無口だ
そのため、プロデューサーからクールなイメージで売り出されている
「アタイは雷音って呼んでやー」
碧は首がもげるんじゃないかっていうぐらいの早さで振り向いた
碧をはさんで朱祢と反対側にその少女は立っていた
ぼそっと朱祢は「KY・・・」とつぶやいていた
「・・・雷音?私は碧。龍崎 碧。」
「アタイの名前は龍牙 雷音≪りゅうが らいね≫だよ。戦士・・・らしい。よろしくな、碧。」
雷音は男っぽくて、半関西弁みたいな喋り方をするけれど、かわいい女の子だ
「よろしく、雷音。」
「・・龍炎寺 朱祢。・・・よろしく。」
戦士は全員で6人
あと3人・・・
「あっ、きたでー」
「え?なんでわかるの!?」
「気配やで、気配」
「全っ然わかんないよ」
「まー・・アタイは武道家だからなー」
「すごーい!」
雷音は、家が武道家で、小学校5年生のころから毎年全国大会で連続優勝し続けている
毎年世界大会までいくが、おしくも決勝戦で負けてしまう
「お・・・遅くなってごめんなさいっ」
「あら、まだみんな集まってないじゃないの」
碧の正面から二人の少女が来た
二人の顔がそっくりなことから、双子なのだろう
「えと・・私は亜龍 千華≪ありゅう ちか≫です。千華って呼んでください。」
「で、私が亜龍 風香≪ありゅう ふうか≫よ。双子の妹よ。風香でいいわ。」
このそっくりな二人を見分ける方法・・・髪型!&性格!
千華はショートカットで、優しくて、おっとりしたタイプの女の子
風香は腰より長いくらいのロングヘアーで、少し上から目線なところがある女の子
双子なのに似てない・・・
「双子でも似てない場合もあるのよ?」
碧から少し離れたところから声がした
・・・・・心読んだ!?
「えぇ。私はマジシャンでもあるの。小さいころから人の心を読むこともできたの。」
「「「「「・・・・・」」」」」
「自己紹介が遅れたわ。私は神龍 光≪しんりゅう ひかり≫。光でいいわ。よろしく。」
「私は龍崎 碧。光のこと知ってるよ!なんかの雑誌に載ってた!」
「・・・私も見たことある。」
「雑誌とか見ないからなー・・ごめんー」
「テレビでもあってますよね?“天才美少女マジシャン”って」
「あら、ありがとう」
「有名な人ばっかりだー・・・」
こうして、碧たちは対面したのだった
や・・・やっぱり会話ばっかりですー(泣
人が多くなったので、余計に会話ばかりに・・・
次からキャラの設定を書いていきまーす☆