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ポンコツと蔑まれた冒険者は最強クランをつくる  作者: ぽとりひょん
第4章 イーリスクランの討伐
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第11話 アルフレートたちの奮戦

 グリムは巨体を捜索隊の前に現す。捜索隊は3人1組になっている。先頭の組がグリムを惹きつける。そして2組がグリムの左右に移動する。

 グリムの隙をついて左右の組がグリムに突撃する。剣士が剣で切りつけるが硬いうろこのため、剣が通らない。

 「くそう!本当に硬いぞー」「突きだ!剣を突くんだー」

剣士たちが一斉に突きを繰り出す。そして戦士は斧を撃ち込む。剣と斧はうろこを破りグリムにキズをつける。しかし、剣も斧も深い傷をつけることが出来なかった。

 グリムは体を震わせると剣士と戦士たちは振り飛ばされる。地面を転がる剣士にグリムが鋭い爪を振るう。爪は戦士を防具ごと切り裂き、肉塊に変える。

 残りの剣士と戦士はグリムから距離を取る。アルフレートは前に出ようとする。それをクルトが止める。

 「まて、前衛が力をそいでからが俺たちの出番だ。」「だが、このままでは・・・」

 「我慢しろ。」「クルト・・・」

アルフレートはこぶしを力強く握りこらえる。アルフレートは陣形をグリムを取り囲むように移動するように指示する。

 しかし、グリムはおとなしくしていない。探索隊に突っ込み、鋭い爪で戦士と剣士を切り裂いて。剣士を1人頭からかぶり着く。

 そして、首を上げると、検索隊に見せつけるように剣士を胴の所でかみ切る。剣士の下半身がぼとりと地面に落ちる。その行為はメンバーに恐怖心を掻き立てる。

 アルフレートはグリムがわざと見せつけて「お前たちは狩られる側だ」と主張したように思う。

 恐怖に駆られた剣士と戦士が逃げ出す。グリムがジャンプして逃走した者の前に降り立ち鋭い爪を振るう。アルフレートが大声で言う。

 「やつは私たちを生かして返す気ははないぞ。覚悟を決めろ。やつを倒すのは私たちだ。」

剣と戦士たちが剣を斧を構え直す。

 「行くぞ!かかれ!」「「「わああああああああぁぁぁぁーーーーーーー」」」

剣士と戦士たちが一斉にグリムに向かって行く。グリムは尻尾を振って剣士と戦士を弾き飛ばす。残った剣士と戦士がグリムに迫る。剣士が剣をグリムに突き立て剣を動かしキズを広げようとする。

 戦士は盾でグリムの爪を受け止めている者、斧で打ち込む者がいる。アルフレートがクルトに言う。

 「行くぞ。総力戦だ。」「ああ、行こう。」

アルフレートとクルトがグリムに迫る。グリムが左腕の鋭い爪を振るう。クルトが盾で爪を受け止める。

 「行け!アルフレート!」「おう」

アルフレートが加速する。そのまま、剣を振るってグリムの首に深々とキズをつける。傷口からは赤い血が流れ出る。グリムに初めてまともなダメージを与えたのだ。

 剣士と戦士たちは勢いづく。続いてクルトが左腕に斧を打ち込む。斧は骨まで届く。グリムは激痛に吠える。

 「がああああーーーー」

グリムはアルフレートとクルトを危険視する。尻尾でアルフレートを狙う。尻尾が剣士たちを打ち払いながらアルフレートに迫る。アルフレートは避けずに迎い討つ。

 グリムの尻尾を剣で切り裂く。グリムの尻尾が中ほどで断ち切られる。グリムは負傷している左腕を動かしてアルフレートに爪を振るう。

 クルトが割り込んで盾で爪を防ぐ。

 「俺がいることを忘れるなよ。」

アルフレートの姿が消えている。グリムは腹に激痛を感じる。アルフレートが走りながら剣で腹を裂いていた。肉が硬いため剣は内臓に届かなかったがグリムの下の地面に血だまりを作る。

 剣士たちがアルフレートの作ったキズに剣を突き入れる。剣が肺に達する。

 アルフレートはさらに背中に飛び乗り、剣を突き入れると走り出す。最中のキズが広がって行く。背中にも剣士と戦士が飛び乗り、アルフレートが作ったキズに剣と斧を突き入れる。

 クルトがグリムの首を狙って斧を振るう。グリムが気づきかわそうとするが間に合わない。のどが斧でキズつけられる。

 グリムは剣士と戦士を振りほどこうと転げまわる。逃げ遅れた剣士と戦士が巨体に潰される。

 「あと少しだ。私たちは勝てるぞー」「「「おおおーーーっ」」」

すでに何人もの仲間が死んでいる。普通なら逃げるところだが逃げられないため、死力を尽くすしかない。

 グリムは探索隊を追い込んだため、思わぬ反撃にあっていた。

 アルフレートは足を封じてグリムの動きを抑えようと考える。アルフレートは限界まで加速して右足をすれ違いざまに一閃する。まだ、アルフレートは止まらない。

 左足も一閃する。両足は落ちなかったものの動かなくなる。グリムは横たわり、無傷の右腕を振りまわすだけになる。そして、吐血する。肺に溜まった血を吐いたのだ。

 アルフレートにクルトが肩を叩きながら言う。

 「勝負あったな。手柄はみんなにくれてやろう。」「いや、まだだ。グリムが死ぬまでわからないぞ。」

アルフレートは、まだ勝負はついていないと答えながら心の中では終わったと思っていた。

 グリムに剣士と剣士たちが攻撃を続けているがいまだに止めを刺すに至っていない。

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