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ポンコツと蔑まれた冒険者は最強クランをつくる  作者: ぽとりひょん
第2章 ポンコツ冒険者とダンジョン孤児
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第8話 3階層の攻防

 それは、4階層でさらに1つのパーティーをつぶして狡猾さを身に着ける。そして、3階層に上がって行く。3階層に行って、すぐ冒険者のパーティーに出会う。

 パーティーはレベル1の冒険者3人であった。それにとってレベル1の冒険者は弱すぎた。一方的な虐殺が行われる。

 その頃、エアハルトとアルマは2階層で4匹のコボルトの相手をしていた。エアハルトは突っ込み、1匹横一閃して倒すと跳躍してコボルトの後ろに回る。

 反応が遅かったコボルトの背中を切り裂き、さらにもう1匹突きで心臓を貫き仕留める。最後の1匹が切りかかって来るがエアハルトの方が早い。袈裟切りにされて倒される。

 「エアハルト、もう、コボルトは余裕だな。」「群れで来ても何とかなるような気がするよ。」

 「レベル1だとコボルトは仲間と協力してようやく倒せるくらいだぞ。」「僕は1人でやって来たから連携して倒すようなことはできないよ。」

 「最強のレベル1だな。」「いまだにポンコツと言われるけどね。」

 「言わせておけばいいよ。冒険者は実力主義だ。戦って生き残った奴が本物なんだから。」「うん、いつか一番の冒険者になるよ。」

2人は3階層を目指して進んで行く。

 3階層では3つのパーティーが鉢合わせしていた。

 「俺たちが先に来ていたんだから先に行かせてもらう。」「何言っている。休憩していたんだろ。そのまま休んどけ。」「くじ引きで順番を決めないか。」

 「いやだね。俺たちが先だ。」「話にならないな。」「・・・・・」

パーティーの中の1人が魔物の気配に気がつく。

 「言い合いをしている場合じゃないぞ。獲物が近づいて来る。」「俺たちがやる。」「いや俺たちだ。」

3つのパーティーは息をひそめて待つ。そこに それが現れる。

 「何だ。こいつコボルトなのか。」「それにしては大きいぞ。」

黙っていたパーティーリーダはそれを注意深く観察する。コボルトに似ているが鋭い爪が長い。剣は何かにぬれている。そして何より左わき腹に剣が刺さっている。

 こいつはどこかで冒険者を屠ってきたのだ。戦うのは危険だが、他のパーティーリーダーは耳を貸さないだろう。パーティーリーダーはメンバーに小声で言う。

 「あれはやばい。他の2つのパーティーが戦うだろうから情報をとったら逃げてギルドに報告するぞ。」「これだけの人数がいるのに逃げるのか。」

 「ああ、あいつはすでに冒険者をつぶしてきている。俺たちが危険を冒すことはないよ。」「分かった。従うよ。」

他のパーティーリーダー2人はコイントスでどちらがそれを狩るのか決める。

 「俺たちがもらうぞ。希少種だ。金になるぜ。」「ヤバくなったら手を貸すから、その時は山分けだぞ。」

コイントスに勝ったパーティーは剣士が2人前に出る。リーダーは魔法の詠唱を始める。剣士の1人が切りかかる。剣士はそれとつばぜり合いになる。剣士はそれに押される。

 もう1人の剣士が声をかける。

 「スイッチだ。」「おう。」

剣士が後ろに引いた瞬間、それは左手の鋭い爪で剣士の右腕をひっかく。入れ替わりにもう1人の剣士が前に出て下方から切り上げる。それは後ろに飛んで避ける。

 爪にひっかかれた剣士が倒れて痙攣し始める。ヒーラーがヒールを始め叫ぶ。

 「これ毒です。」「なんだって。なんで毒なんか持っているんだ。解毒のポーションなんて持っていないぜ。」

もう1人の剣士が驚きながら言う。ここは3階層である。有毒の魔物は11階層以上でしか現れないのは常識である。

 「私のヒールもどこまで通用するかわかりません。」「避けろ!サンダーブレイク。」

リーダーが叫び電撃の柱がそれに直撃する。それは煙を上げながら立ち尽くしている。リーダーが言う。

 「やったか。」「俺が確かめる。」

剣士がそれに近づいて行くが、それは動かない。安心した剣士はとどめに首を落とそうと剣を振り上げる。大振りの剣に隙だらけの体勢だった。それは剣で剣士を一閃する。

 剣士の首が落ちる。それは電撃に耐性をつけていた。ダメージはあったが動くことに問題はない。

 見ていたパーティーリーダーがメンバーに言う。

 「やつは毒を持ち、雷撃に耐性がある。情報は十分だ逃げるぞ。」「はい。」

もう1人のパーティーリーダーは、黙っていたパーティーが逃げ出したので、加勢するか逃げ出すか悩む。そこへ戦っているリーダーが言う。

 「加勢を頼む。このままでは全滅だ。」「分かったが手はあるか。」

 「そちらに魔法使いはいるか。」「1人いる。」

 「炎を使えないか。」「ファイヤーボールだぞ。」

 「かまわない。一緒に攻撃を入れるから時間を稼いでくれ。」「前衛であれの相手をするのか。」

 「済まない。」「ま、まかせておけ。」

盾を持った冒険者が前に出て、リーダーと剣士が続く、魔法使いのリーダーと魔法使いが魔法の詠唱を始める。

 それは走り出し、盾の冒険者の直前で飛ぶ、それの跳躍は大きくリーダと剣士も飛び越していく。それは魔法使いのリーダーと魔法使いの前に着地する。

 それは魔法使いが一番の脅威だと判断したのだ。2人の魔法使いが、それの剣に切り裂かれる。残った冒険者たちは勝つ手段を失ったと理解する。

 戦意を失った冒険者はそれにとって敵ではなかった。それは一方的に殺戮をしていく。

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