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第7話 エロゲーとの出会い⑦

そのままのんびり歩いて、15分程で大学に着いた。スマホで時間を見ると8時45分。まだ時間には余裕があるな。


俺は自販機が目に入ったからコーヒーを買った。それを飲みながら校舎まで歩く。


ちなみに俺の学部は、この大学の花形と謳われている経済学部。文系学部全てが集うこのキャンパスでは少し鼻が高い。


経済学部がある校舎は7階建てでとても綺麗だ。知らない人から見れば一等地に建てられた高級マンションの様にみえるだろう。一体建設費はどのくらいなんだろ.....想像も出来ない額だろうな。


そこの7〜5階を経済学部の1、2年生が使っている。経済学部の3、4年生の先輩はまた別の校舎だ。


校舎の前まで来た俺は校舎に入った。入ってすぐの所に複数のエレベーターが設置されている。授業前は混み合う事が多く待ち時間も必然的に長くなる。だから遅刻しそうな時はよく階段を使っている。


だが今日は遅刻ギリギリじゃないし、心配する必要は無い。少し待っていたらエレベーターがここまで降りてきた。中に人は居ない。それに乗り込み6階のボタンを押した。


6階に到着しエレベーターを降りた。授業前だからか周りには人が多い。俺は自分の教室まで行きドアを開けた。1番後ろにある席へ向かう。


「おー光。やっと来たか」


こちらに声を掛けてきたのは山田晴彦。昨日連絡して来てくれた学部が同じの友達だ。


「流石にこれ以上サボるのはヤバいからな」


「そうだろうな。これ以上サボると単位に影響してくるだろうし」


そう返し、俺は晴彦の右隣にある席に腰を下ろした。


「今日何限までいる?」


晴彦がそう尋ねてくる。


「多分3限まで」


「少ないな。俺は5限まである」


「うげぇ、まじ? 何でそんな授業取ってんの?」


授業とか必要最低限で十分だろ。


「俺はお前みたいに必要最低限の授業だけ取れば良いとかは考えてない。大学は勉強するところだぞ? 折角通ってるなら色んな事を勉強したい」


「大学は勉強するところかぁ、真面目だな晴彦さんは」


大学は勉強より遊びだと俺は思うんだがな。


「お前が不真面目なだけだ。このヤリチン野郎」


「はいはい、そんなに褒めなくても良いって」


「褒めてない」


冷たい視線と共にそう返された。


その後授業を2つ受けて、大学は昼休みの時間になった。俺と晴彦は昼食を取るために食堂へ向かっていた。


食堂はこの校舎には無く、校舎から歩いて1〜2分の所にある。


「今日は何食べる?」


晴彦にそう尋ねた。


「ハンバーグ定食だ」


「やっぱりハンバーグ定食か、お前好きだよな」


晴彦は基本ハンバーグ定食かカレーライスを食べる。


「そういう光は何食べるんだ?」


「んー、今日は特にこれってものが無いんだよなぁ。日替わり定食にするつもりだ」


そんな雑談をしていたら食堂に到着した。俺と晴彦は食堂に入り、食券を購入して日替わり定食とハンバーグ定食を各自受け取った。


近くに空いてる席があったから俺らはそこに座った。


「「いただきます」」


俺たち2人はそう言い食べ始めた。


「ん、ここの唐揚げやっぱり美味いな」


今日の日替わり定食のメニューは唐揚げ。衣はサクサク、中はジューシーで美味い。


「この大学の食堂は下手な店よりレベルが高いからな。このハンバーグもチェーン店では中々食べられない味だ」


「だな、しかも安い」


晴彦の言う通りで、この大学の食堂はレベルが高い。しかもそこら辺の店より圧倒的に低価格でコスパは満点だ。大学生からしたらとてもありがたい。


そのまま雑談しつつ食べていると、女子集団がこちらにやって来る。


「おー光じゃん。久しぶり、1週間くらい顔合わせてなかったよね?」


そしてその女子集団の先頭に話しかけられる。


「そうだな美玲。先週は俺ほぼサボってたし」


そうこいつは高校が同じだった女友達。天咲美玲(あまさきみれい)良く一緒に遊んでいた奴の1人だ。こいつも俺と同じで、遊びすぎて浪人した(笑)


「やっぱりサボってたんだ……留年しないよう気をつけなよ?」


「当たり前だろ? 俺が留年するとでも?」


「いや、しそうでしょ。だって光、高校の頃遊びすぎて何回も留年しそうになってたじゃん」


「ぐっ」


俺は図星を突かれた。だがこちらも言われっぱなしでは終われない。


「お前もテストの点が悪かったから、留年するかもって言われてただろ?誰が勉強教えたと思ってるんだ」


「うっ、それを言われると何も言い返せないんだけど」


美玲は図星を突かれてバツが悪そうにしている。


「まぁ、この話は辞めないか?俺ら浪人コンビなんだし」


そう言うと、それに美玲は無言で首を縦に振った。


「そういえば、光って今日何限まであるの?」


美玲は話を変えてきた。


「3限まで」


「私も3限までだし、久しぶりに一緒に帰る?」


「そうだな。校舎前を待ち合わせにするか?」


「分かったー。じゃあ3限終わった後に集合ね」


そう言い美玲を含めた女子集団は空いてる席へと移動して行った。




女友達である天咲美玲と帰る約束をした光!!

これからどんどん物語は進んでいきますよ!

応援よろしくお願いします!!

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