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AI絵師さん、俺の好きな萌えキャラのエロ絵を描い……えっ?

作者: HasumiChouji

「あのさぁ、AI絵師さんよ。俺の指定する絵を描いてくれや」

「はぁ……」

「**年代の○○ってエロゲーのヒロインの××ちゃんの……」

「データが有りません」

「はぁっ⁉」

「AIって言っても、いくつかタイプが有るんですが……私みたいな、いわゆる『学習型』のAIがやってる『学習』って、要は統計の一種なので、ネット上にデータが少ないモノは描けません」

「おい、ちょっと待て。俺が生まれて始めて買ったエロゲーのヒロインがド・マイナーなキャラだと言うのか?」

「はい、直接的な表現をすれば」

「なぁ、そこを何とか……」

「やってみますが……データが少ないと言うのは、データに偏りが有る可能性が高くなると言う事でもあるので……」

「それで……?」

「ネット上に転がってるデータを元に、御指定のキャラをの絵を生成してみますが……お望みのモノになるとは限りませんよ」

「ともかく、やってみてくれ」

「はぁ……出来ました」

「ん? どこかで見たタッチ……おい、××ちゃんはフ●●リじゃないぞ」

「おかしいですね……ネット上に有った御指定のキャラの絵の大半がフ●●リでしたが……」

 どうなってんだ? と思ってWEBで画像検索をしてみたら……そこに表示されたモノの大半が……俺が若い頃に描いた、そのキャラのフ●●リ絵だった。

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