その20
「G」と「ネズ」はトップ2
続くのは「ハエ」ですね
教会近く、椅子はないのでガラクタに
腰掛ける。
はぁー、はぁー、と息を整える
運動不足、いやそれ以上に
「G」をみた嫌悪感がハンパない。
それも自分の靴ほどの大きさだ。
地球のサイズなら、
ここまで酷くはならなかっただろう
向こうから灯りが近づいてくる。
まあセムジュだろう、
だが息を整えるほうを優先する
「いきなり姿が見えなくなり、
焦りましたよ。まあ危険性は
なさそうでしたが。
やはり廃棄所の周りにいた
生き物が原因ですか?
村から人が減る要因の1つです
傭兵ギルドがあれば
駆逐してくれるそうですが
小さい村では難しいですね」
ネズミみたいのもいるそうだ。
手で模してくれたが
「カビパラ」位ありそうだ。
こちらは命の危険性があり、
集団で襲われると、あっという間
らしい。
ゴミのことを尋ねると、
乾燥してきて、家の無い方角に
風向きをしていたら
火を掛けて、灰にするそうです
灰は、自宅の肥溜めに混ぜて
消臭に役立ているようです。
ただこの時期は雨季の為、
なかなか晴れた日が続かず、
村もこのような事態だそうな。
フム、つまり「石灰」があれば
村全体の消臭に繋がると。
完全でなくとも、臭いはおさまるか
まあ生ゴミのほうは
近付かなければよしとして
「バポ○」程度の対処で様子を
みてみよう
大学ノートにメモ書きしていると、
「そろそろ日付がかわりますな。
戻られますか?」
そう尋ねられ、あとは無人の民家を
みてみたいとこたえた。
大体の家の造りを
把握しておきたかったから。
因みに、村人のうち、何人かは
こちらの気配に気付いているそう。
セムジュがまえもって
村と村長にことわりをいれていた
らしい。
深夜に申し訳ない。
無人宅に案内してもらう。
入口は1つで、平屋建て。水かめが
備わっている。
中に入ると「6畳」位の広さ。
これで3~4人が生活するらしい。
土間が半分で、台と丸太椅子がある。作業する用なものか。
寝床にはスノコのような板組にワラ?がしいてある。
快適とは言い難い感じだ。
火事対策の為か
川の近くで炊事をするらしい。
似たようなものでいえば
モンゴルの「移動式組立の家」
に近いか?
それよりもショッパイだろうけど。
メモ書きしてから教会に向かう。
疲れて一服したかったが
「夜、飲食をすると
大量のネズミに狙われる」
から我慢した。
ゴミの山を抜け、「赤色の扉」に
たどり着く。
扉を開けた先で、セムジュに
「この部屋では飲食出来る?」
に対し、
「大丈夫でしょう。ですが暗いので
貸倉庫まで戻られては?」
おっしゃるコトが確かなので
貸倉庫まで戻ってきた。
事務室でひと息ついたあと、
ノートを読み直す。
「どうでしたか?」の問いに
「課題が山積みだね」と答えた
自分は次の倉庫の内装、
セムジュは村の改善をしてもらうか
パタンとノートを閉じた。




