表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジー世界の大魔道士、地球へ転移す ~異世界生まれの高校生?~  作者: TOMA
SCROLL1 異世界の大魔道士、高校生になる part2
78/503

第71話 マジック・オブ・アイス

「そう、魔法で作るんだ。というのも……俺の師匠にあたる人物が、アイスをいつでも食べられるように……という、それだけの理由で生み出した魔法があってな、そいつを使う。必要な材料さえ揃っていれば、あっという間に作れるスグレモノだぞ」

「えっ、ええっ!? ア、アイスクリームを作る魔法を、わざわざ生み出したんですか!?」

 俺の説明を聞いた舞奈が、俺と材料を交互に見ながら驚きの声を上げる。


「正確にはアイス全般だな。材料を変えればシャーベット的な物も作れる」

「よくやるわねぇ……。というか、魔法ってそんな簡単に生み出せるもんなの?」

「いや、そんな簡単にはいかないな。師匠も20年かけて作ったくらいだし」

 かりんの疑問にそう答える俺。


「アイスを作る魔法を、20年もかけて生み出したの……?」

 呆れた声で、ため息交じりにそんな風に言うかりん。

 

 ま、そう思うよなぁ……なにしろ、20年もの歳月をかけて生み出した、完全なる新魔法の効果が『アイスを作るだけ』なのだから。

 ……というか、アレを発表された時の皆の困惑した顔が、忘れがたい光景として今でも目に焼き付いているなぁ……本当に。

 

「ま、まあ……いつでもアイスが食べたいというのは、わからなくもない気はしますけどね……」

 などと頬を指で掻きながら、師匠をフォローするかのように、そんな言葉を口にする舞奈。

 

「……別に無理にフォローしなくてもいいぞ? でもまあ……夏とか暑い場所とかでは、なんだかんだで重宝するのは間違いないな。――てなわけで、早速作るとしよう」

 俺はそう言って立ち上がると、キッチンの収納棚からアイスクリームを入れる器とスプーンを取り出し、テーブルへと持ってくる。

 

 ――そして……アイスを作る魔法、発動!

 

「うわっ! な、なにか妙な球体が出現したわよっ!?」

 というかりんの驚きの声が示すように、テーブルの上にはいつの間にか黒い球体が出現していた。

 ……まあ、俺が発動させた魔法で出現したんだけど。

 

「これに材料と器を入れるんだよ」

 そう言いながらその黒い球体に、材料と器を纏めて投入。

 すると、程なくしてバチバチバチっという放電音と共に、黒い球体が赤、青、緑、紫、白の5色のスパークに包まれ始める。


「なんだか、凄く綺麗で神秘的な感じですね」

 なんて事を言う舞奈。

 

「たしかに、見た目はちょっと綺麗で神秘的かもしれないなぁ……」

 と、俺がそんな風に答えた所で、球体を包んでいたスパークが消滅し、黒い球体が上から溶けるようにして消えていく。

 

「お、完成したか」

「え!? も、もう完成ですか!?」

「さ、さすが魔法……早いわね……」

 

 驚くふたりの視線の先――黒い球体が消えたそこには、器に盛られたアイスクリームの姿があった。

話のタイトルは氷の魔法でも、魔法のアイスでもありません。

アイス(クリーム)の魔法です!(何)


……ま、まあ、そんな所でまた次回! 更新は明後日、火曜日の予定です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ