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ファンタジー世界の大魔道士、地球へ転移す ~異世界生まれの高校生?~  作者: TOMA
SCROLL1 異世界の大魔道士、高校生になる part2
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第68話 マジックッキング3

「月城、すまないがオーブンから取り出しておいてくれないか? あと、かりんもそのスパゲッティをそこに置いてある皿に盛っておいてくれると助かる。ただし、茹で汁は大さじ6杯分くらい残しておいてくれ」

 そうふたりに告げると、ふたりは共にそれを承諾し、速やかに動き始める。

 

 と、そこでガーリックの香りが漂ってきたのでベーコンとトマトをフライパンに入れる俺。

 ……3分くらい中火で炒めるんだが、スパゲッティを茹でる前にこっちをやるべきだったか……。説明が多すぎたな。

 

 というわけで、やや邪道だが……火炎魔法と加速魔法を併用し、3分炒めたのと同じ状態にして、トマトソースを完成させると、そこにかりんが残しておいた茹で汁を投入。

 3倍程度の茹で汁に、薄口醤油を加えるというやり方もあるのだが、今回はケッパーのピクルスとパンくずを混ぜる事もあり、こっちのシンプルな方にしてみた。

 

 あとはこれとスパゲッティに絡めて、先程のケッパーのピクルスとパンくずを混ぜて完成である。


「このキッシュという食べ物、凄くおいしそうですね。楽しみです!」

 キッシュをキッチンカウンターに置いた舞奈が、本当に楽しみにしているというのが良くわかる表情でそう言ってくる。

 

 ふぅ……。どうにか上手く出来てはいるな……

 というわけで、俺はホッと一息つきながら、最後にキッチンカウンターの戸を開き、中にある大きい瓶を取り出すと、そこに入っているコンソメスープを器に入れていく。

 無論、この瓶も腐敗防止処理済みだ。

 ついで保温魔法も付与してあるので、作った時のままの温かさだったりする。

 

「本当に、料理に魔法を使いまくっているわねぇ……。私も魔法を覚えようかしら……」

 コンソメスープを見ながらため息混じりに呟いたかりんに、

「あ、それはいいですね!」

 と、両手をパチンと合わせながら、そんな風に言って俺を見る舞奈。

 

「まあ……なんだ? とりあえず、後で資質について計測してみるか」

 資質がなくては魔法を覚えるも何もないので、俺はそんな風に告げた。


 とはいえ……肉体を失ってもなお、霊体として活動する事が出来ている上に、魂の欠片を感じ取れるという力を有している時点で、かりんが何らかの資質を有しているというのは、ほぼほぼ間違いないのだが。

地味に長くなったマジックッキング終了です!

というわけで(?)また次回! 更新は明後日、水曜日を予定しています!

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