1話 小学校の思い出
いじめ、少々残酷な描写(?)があります。ご了承ください。
ある女子中学生の話。実話です。
小学1.2年。この時は多少悪口を言われていたが、普通だった。
小学3年。悪口がエスカレート。他人への当たりが強くなっていった。
何もしてないのにも関わらず、犯人扱いをされ、女子全員が集められるものの、誰も正しいことを言ってくれなかった。少々人間不信になりかけた。
この辺から友達の定義について考え始め、本当の友達がいなくなる。
小学4年。人の物を盗むというやってはいけない行為をする。めちゃくちゃ先生に怒られ、反省する。
小学5年。同級生より上級生の方が仲が良かった。小学校6年間のうちでは平和。
小学6年。夏休み明け、担任が交代。新しい担任が甘すぎて学級崩壊。シャーペンやら蛍光ペンやら無断で持ってくる奴や授業中にスライムで遊ぶ女子。ほんと馬鹿じゃないのかと思った。男子がドッヂボールで喧嘩し、1組と3組が常にドアを閉め切っている。修学旅行の班決め。何時間かかったか。嫌われてる女子をどこに入れるかで揉め、ほとんどの女子大泣き。挙句の果てにはそいつが班に入ったら修学旅行行かないだとよ。本当に意味が分からなかった。
女子グループにある男子(男子Aとする)を殴れと言われる。もちろん反抗した。「そんなに言うなら自分で殴れ」と。
でも女子グループは諦めてくれなかった。周りの視線に耐えられず、私は男子Aを殴ってしまった。今思うと何故殴ってしまったのか分からないが、そこからは地獄だった。1回殴ったことで、お願いすれば殴ってくれると思われた。何回も何回も、殴れって言われた。
…また、笑ってる。私があいつを殴ってるの見て、皆が笑ってる。狂気を感じた。怖かった。皆はこの状況を見て笑ってるけど、私のことを嘲笑ってるのかもしれない。また殴れって言われてる。そう思った。本当は言われてないのに。言われてる気がした。
───辛い。
なんて、そんな事は他人に言えなかった。いくら仲が良くても。
何故なら、自業自得だから。どれだけ言い訳したって、自分がやった事に変わりはない。止めればよかった。意地でも反抗すればよかった。
「絶対やらない。」
その一言だけで良かったはずなのに。
常に殴ってたからだろうか。いつからか他クラスの人達に怖がられてた。話し掛けようとして近付くと逃げられる。無視されてるようだった。殴ろうとなんて思ってないのに。完全に問題児扱い。成績だけを見れば優等生ぽかったらしいが、日常的には問題児だそうだ。挙句の果てには、殺人鬼だの、誘拐犯だの、死神だのと、物騒なあだ名で呼ばれることもあり、クラスメイト女子グループの奴らそう呼んできやがった。
そんな日々が毎日のように続き、小学校6年間が終わった。
これからの投稿がいつになるかは分かりません…(。_。*)ペコリ
次は中学入学後のお話です。