PDM活動記……近代錬金術
「我々はアセットアロケーションを定義し、全世界の愚民もを『馬車馬の如く!!こき使い働かせて!!』、我々PDMの奴隷として日々労働に従事させるのだ!!」
「いや、その表現間違ってはいないけど怒られるわ!」
「黙れ!レフトハンドロストバージーンが!!」
――織太朗の『ツーコン』の一撃が入った!
「貴様!失礼にも程があるぞ!ライトハンドだ!」
――結果、凛の右手が輝き叫んだ!
「お前は解っていない!!レフトハンドソード<バイブ>を右手で持ってどうする!」
「右手で持つと『忠実なるモルモット』を操れないではないか!!」
右手で握るリンゴマークの描かれた美しい白いマウスを光輝かせて見せつけた!?
「いやいや!私道具使わないし!あと、マウス使わなくても左手でキーボードのエンターキー押せばギャルゲーのストーリー進むでしょ!」
凛は一呼吸ほど考え目の前のテーブルの上に置いているバナナを観て閃いた。
「ああ!だから織太朗君は左曲がりなんだ!」
テーブルの上に置く『バナナ』を手に取り左曲がりを暗示する方向で持った。
凛は新たなる知識の扉を開いた!
「おっと、失礼。バナナ様が可愛そうね。織太朗君のチンはポークビッツ位だもんね!」
凛はバナナの皮を剥き一本食べた。バナナ様の皮を剥くとき、あえて包茎ネタには触れないことにした。
「しかし良い時代になったな!100ゴールドから奴隷商人に投資できるとか!」
「我々の魔導書もよく売れたではないか!」
――『ロリコン投惨・マザコン倒産 著者:秘密結社PDM』
アマゾネス 投資コミック書籍 年間売り上げNo1!
金融業界に衝撃を与えた変態書籍だった。
「てかさ!印税どうしたの!」
凛は使途不明金を詮索する!
「全て施設強化の為に使ったわ!」
結果、立派な『ガレージ』が完成した!織太朗と凛が屯するガレージは、織太朗の持ち家の隣に増設した簡易的なガレージだ。断熱材等は無く、鉄骨とガルバリウム鋼板むき出しの寒々しい造りだが、『薪ストーブ』を設置してた。
「投資の講演会とか回って講演料稼ぎとかした方が資金獲得しやすいんじゃない?」
凛が小銭稼ぎを提案してきた!
「おいおい!解ってないな!!いつの世も『輪廻の如く廻る』汚れし存在!」
「39歳と22歳のババアが貪欲な変態オーク共を説得できると思うか!?」
厨二病全開どころか『社会不適合者』である2人の聞く耳など……。
「この前からバンバン依頼が来てるぞ!織太朗君!」
儲け話に群がるまさに美少女に群がる変態オーク達だ!少々の胡散臭い団体であっても儲け話に乗ろうとする人間は多い。
「そんな事より今月の『幼女錬成、錬金術』の進捗状況チェックだ!!」
「へいへーい!奴隷市場のHP開いてっと……」
凛はリンゴマークのノートPCを取り出しした!
「1ヶ月で4.545%の成長か……てか調子よくない?」
「織太郎君に言われるがままに積立し続けて4年で200万円超えたんだけど」
凛は『インデックス投信』の平均線を観ていた――!
「ふむ……!年利8%を目指す我々秘密結社の目標値をここ10年キープしている!」
「社会の奴隷共に金を貸し付け使い捨て電池の如くこき使い……」
「我の資産も1000万ゴールドを軽く超えてたのだ!」
織太朗達は、『インデックス投資』に『危機回避』や『ドルコスト兵器法』等を多用し軍資金をドンドン増やしていた、。
「そろそろロケットでも打ち上げとく?」
凛は宇宙への挑戦を切り出した――!
護って増やすをテーマにした秘密結社が、先日宇宙への挑戦をした。 結果、秘密結社のマスコットキャラが描かれたロケットは打ち上げに失敗し爆発した。
「ヤメロ!それは死亡フラグだ!そんな色物結社と我々秘密結社を一緒にするな!!」
「異世界インデックスに連動させておけば将来への不安は振り払えるのだ!」
「例え我らが低賃金でこき使われる『畜生』であってもだ!」
織太朗と凛は月給手取り14万程度の低賃金畜生だ!
しかし、数少ない『異世界事務員』というエアコンが効いたところで約半日はお茶とお菓子を食べるだけのカスのような仕事をしている。
「彼奴ら……酒やギャンブルに溺れ、BBAを相手に生殖活動をする連中とは目標が違うのだよ!」
織太朗と凛は『異世界営業マン』や『異世界現場責任者』がせっせと労働している間、ネットの広大な海で海水浴をする日々を過ごしていた。
「てかさ、1000万もあるんだから『オリエント急行』を行っとこう!」
「魔改造<綿詰め>した『うさ羽ちゃん』じゃあ……私……もう満足できないよ」
「ねえ、アイちゃん!」
凛はダッチワイフのアイちゃんを抱きしめた!
「はぁはぁ!可愛いよアイちゃん!!」
凛はヨダレを垂らしアイちゃんで腰を振った!!
うさ羽アイちゃんとは『秘密結社PDM』が魔改造を施した空気嫁の事だ!
「おい!貴様!我のアイちゃんで事を成すな!」
アイちゃん『永遠の11さい』は織太朗と凜に廻される運命だ!彼女は笑顔で二人の欲望を受け入れるのである!
彼女の活躍で『ご近所のリアルロリッ子』の操は守られるのだ!
――アイちゃん制作費1万9194円<魔改造費込み>
「てかさ、織太朗君、1,000万もあれば目標金額には達成してるよね?」
凛は『資産』だけがドンドン増える意味不明な現状に打開策を願う。
「凛よ!解っていないな?その程度の金貨など我々の目標にはまだまだ遠いわ!」
「……まだ時代がおいついていないのだ!」
「要約すると『金』で解決出来ないということね……」
「まあ、確かに……感情……無いよねアイちゃん」
空気嫁<綿詰め>のアイちゃんは笑顔ではあるが感情は無いようだ……!
「だが……凛よ!いざ実現可能な『レヴェル!』にこの『混沌としたセカイ』がなった時、『シルバーブレッド』となるのは『ゴールド』なのだよ!」
金なのか銀なのか?もしくはレベルを上げて物理なのか?
「我々PDMは『馬車馬の如く!!こき使い働かされて!!』……日々投資するのだよ!」
「だから、その社畜の件毎回いいから!」
凛は毎度毎度『一般社会』への風刺に飽きていた。
「凛よ……我らとて社会の歯車の片割れとして役立つ日々なのだよ!」
死んだような目をして織太朗は語った。
「素晴らしな!塵屑でも社会貢献できるだと!?」
凛は自らが塵屑であることを死んだような目をして自覚していた!
「凛よ!投資とは『寄付』と同じなのだよ!」
「我々のゴールドを奴隷共に提供することにより、10年後には大きく成長して帰ってくるのだ!」
「その中でも、我らと思考を同じくする『|超科学(ロボット産業)』と『人体錬成』の成長と融合こそが、幼女を生み出す為の布石となるだ!」
「要約すると、『今の科学技術』だとアイちゃんが喋って動いてくれないって事かぁ」
凛は現在の科学技術の低さにガッカリする。
「凛よ!我々が目指すのはそんな低俗なものではない!喋って動くだけなら『ペッパー君』でも出来るわ!」
「おいコラ!さすがに怒られるわ!……てか、インデックス投資してるんだからペッパー君の株価下がったらどうする!?」
凛は社会風刺は程々にして欲しいと願った。
「凛よ!ようはゴールドだよ!ゴールドさえあれば何とかなる!」
「……いやいや、それ言っちゃー終わりだよ!」
凛は最終的には金で解決しちゃおうぜ!的ノリに活動の限界を感じた。
こうして秘密結社PDMの活動は終焉を迎えた……!
二人の歴史に残る性犯罪者を生み出して……。
―― 完 ――。
「いや!だから勝手に完結するな!」
「織太朗君……私ら人生は、完結することの無怨念で世界に蔓延るのだよ!」
凛が正しい事を言った!
織太朗と凛がクソのように役にたたなない『錬金術』の話をグダグダしていると……?
――『パァァァァアアアン!――パパパァァァアアン!!』
――召喚獣を召喚せし笛の音が、田舎道に鳴り響いた!
「この淫靡な香り!?カストロールの放屁の匂い!?」
「全世界の2スト乗りに怒られるわ!織太朗君!!」
凛は的確に匂いの元を言い当てた!
「奴が!?奴が来るのか!?我らの肉便器が!?」
――秘密結社に新たなるメンバーが加入するのか!?
――淫欲まみれの秘密結社に現れる美少女なのか!?