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ダブル異世界転生 現代科学で人を幸せにしたい  作者: とと
第1章 クーリエ領の怪力次男坊
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第8話 スライムの泉

 今日も今日とて森に入り、木や岩を握りつぶす日々だ。森には動物達が生活をしているが、俺のせいで森を追われていく事に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。


 だが今日見た動物はちょっと違っていた。プルプルとした薄い青色のゼリー状の生物で、俺が握りつぶした木の切れ端に群がってきて、木くずを食べているようだ。


 特に俺に対して危害を加えるような事もなかったので、あまり気にする事もなく、木を次々と倒して奥に進んで行く。そうするとだんだんとその数が増えて行った。


 かなり森の深いところに行くとプルプルの密度がどんどん高くなった。流石に邪魔に思ったので、プルプルに手を当てて、握りつぶすように魔力を出してみた。


 するとプルプルとしたゼリー状の奴は、俺が押しつぶした部分だけが凹み、それ以外の場所が膨らむ事で形状を変える事がわかった。


 何度かやってみたが、完全に握りつぶす事は出来なかった。


 午後からトーマスが俺の作業しているところにやってきた。早速プルプルについて聞いてみると、プルプルはスライムという魔物らしい。物理攻撃にはめっぽう強くって、剣や槍では全く傷つける事が出来ないらしい。


 しかし火魔法は苦手みたいで、トーマスの火魔法で簡単に水分がなくなり縮んで消滅してしまった。


 森の木を倒し続けて、山の斜面に差し掛かった頃、岩の壁の隙間からスライムが溢れ出している場所に行き着いた。


 岩の割れ目の間からは清らかな水が湧き出しており、その奥には泉があり、多くのスライムが泉のほとりに集まっていた。泉の水はひんやりと冷えていて、とても涼しい場所だった。


 トーマスは戯れに集まっているスライムに火魔法をぶちかました。


「熱いよ。やめてよ。やめてよ」


 その時どこからともなく声が聞こえた。

読んでいただきありがとうございました。

これからしばらくは毎日7時と19時に更新をしていくつもりです。


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