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ダブル異世界転生 現代科学で人を幸せにしたい  作者: とと
第3章 二人の転生者
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第23話 クーリエ領での冬のバカンス2

 クーリエ領で一番びっくりしたのはナンシーのお腹だった。

 ナンシーはエレーヌやマリーとは絶対に会わない様に隠れていたみたいだが、俺はこっそりナンシーを探し出して会いに行ったのだ。

 ナンシーは妊娠6カ月で、お腹はかなり大きく成長していた。


 ナンシーは前に王都から帰省した時に俺から十分すぎるほどのダイヤの原石をもらっているから、もう何も要らないと言いはった。


 俺の子供をどうしても産みたかっただけで、俺やクーリエ家に世話になるつもりはないと言いはった。


 ナンシーの唯一の希望は、名前だけは俺に決めて欲しいということだったので、俺は男の子ならポール、女の子ならイレーヌという名前を書いた紙を手渡した。


 俺としてはできたらナンシーに似た女の子が生まれて欲しい。

 俺はきちんと子供の認知をする事にして、親父にもナンシー一家の事をよろしく頼んでおいた。


 あとスライムの泉に戻ったハイジとエルザを泉のスライム達がムシャムシャと食べていた。逆にハイジとエルザも同じように他のスライム達を食べていた。


 そうしているうちに、小さなスライムがいくつか派生してきた。

 ちょっとハイジに似た紫色の小さなスライムがいた。それ以外に赤いスライムや、やや緑がかったものもいた。

 ハイジに似た紫色のスライムが、今後はハイジに代わってこの泉の守上となるのだそうだ。

 俺に名前をつけてくれるように頼まれたので、ハイジの後継としてマルコとつけてやった。

 ハイジはアルプ○の少女からもらった名前だったから、次は母を訪ねて○千里からでしょう。


 クーリエ領の帰省の後半にはスライムの泉の近くで温泉掘削を行った。


 そもそもスライムの泉そのものが、なかなか身体に良い成分が含まれている水だったので、近くの川の水が使いやすい場所を深くまで掘削してみることにしたのだ。


 ちょうどあの有名なエビ◯ンと同じような成分のミネラルウォーターといえばわかるだろうか。


 俺の圧縮、膨張魔法で掘削ルートの土をどかしつつ、人手を介して管路を繋ぎ合わせながら、地下を掘り進めていく。


 ほんの200メートルほど掘ったくらいで、源泉温度50度くらいの温泉が湧き出した。


 早速俺は川辺の土を圧縮整形して、岩風呂を作ってみた。源泉と川の水を分岐させてちょうど良いくらいの温度で、岩風呂に流れ込むようにした。


 掘削に協力してくれた人夫達にはさらに脱衣所を作ってもらった。

 岩風呂の方は露天風呂なので特別遮るものを作る必要はない。


 さあスパリゾートの誕生だ。


 早速俺はみんなで温泉入ろうぜと誘ってみたのだが、この世界では混浴は一般的ではなく、男女素っ裸で一緒に入浴なんてとんでもないってことだった。


 よし水着を作ろう。


 俺の目はおっぱいの鑑定眼には優れているからね。マリーは65のCカップ。エレーヌは75のDカップ。ハンナは70のEカップとみた。


 クーリエ領のお針子さん達を総動員して、水着製作は短時間で一気に進めた。

 当然デザイナーは俺だ。


 マリーはやっぱり清楚な雰囲気の白のビキニで。エレーヌは大柄な体を大胆かつ妖艶に魅せる黒ビキニ。ハンナにはスポーティーさを強調するためにあえてセパレーツにしつつ、思い切った青いハイレグを使ってみた。


 それ以外にちょっとマニアックな紺色のスク水も用意した。ちゃんと胸には白い布を貼って、「3-C しろい」って日本語を書いておいた。


 男用は全て黒のブーメランパンツで各サイズを揃えた。

 男物に凝る趣味はないからね。


 温泉掘削と水着製作で働き詰めだったので、どこがバカンスなんだっていう感じだったが、俺は楽しむための努力には手を抜かないんだ。


 ハンナは出来上がった水着を見て、即座に

「破廉恥な」

 と叫び、剣を抜こうとしたが、マリーとエレーヌがなんとか止めてくれた。


 最後にはなんとかマリーとハンナとエレーヌと水着で混浴ができたので、全ての苦労は報われたのだった。


 エギル王太子やエドガーは温泉の中で飲んでいる姿がよくみられた。

 エルザやハイジをはじめ、スライム達も温泉は大好物のようだった。


 ちなみにエギル王子の妹のルイーゼはスク水が気に入ってしまったみたいだ。

 元々マリーのサイズに合わせて作っていたのだが、まだ成長が足りていないルイーゼのスク水姿はあちこちスカスカで大変ヤバイ状態だった。

 ちょっとまじまじと凝視していたら、

「先生、女子中生をそういう目で見ていたら、前世ならセクハラで訴えられていましたよ」

 ってマリーに言われてしまった。


 大丈夫だ。マリー。

 俺にはロリ属性はないからね。


 そんなかんじでクーリエ領の1ヶ月のバカンスを通じて、俺とマリーの仲はさらに深まった様な気がする。


 ただそれ以上に仲を深めたのはエレーヌとハンナだったみたいだ。

読んでいただきありがとうございました。


これからは毎日7時に更新をしていくつもりです。


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