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ダブル異世界転生 現代科学で人を幸せにしたい  作者: とと
第3章 二人の転生者
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第1話 アカデミーの入学式-マリー視点

いよいよ第3章のはじまりはじまり

 私はマリウス・シマンスキー。15歳、フルショア公国からリガリア王立アカデミーへの留学生です。

 フルショア公国第7王子と名乗っていますが、本当はマリー・シマンスカという名の第11王女です。

 男装の魔法によって姿かたちを男に変えているのです。


 男装の魔法では女だった時に比べると身長が20cmほど大きくなった気がします。

 元々女性としても華奢で小さめの方だったので、男性としてもきっとそれほど大きな方ではないでしょう。

 腰まであった髪の毛は肩まで届かないくらいに短くなってしまいました。


 身体の各部にあった柔らかなお肉はほとんどなくなって、ずいぶんと筋肉質になってしまいました。

 特に胸の膨らみは全くなくなってしまいました。

 逆に股間にはなんか大きくてすごく慣れないものがゆさゆさと揺れているのがすごく気になります。

 歩くときはその揺れが気になってしかたがありません。

 おしっこはしばらく我慢をしていたのですが、我慢をしているとそれってすごく大きくなるのですね。

 本当にびっくりしてしまいました。


 フルショア公国では現在の大公であるお父様が病床に伏してしまい、第1王子のダニエル兄様と第2王子で現王太子のアダム兄様が後継者を争っている状況です。


 内乱になりそうな状況の中で、私はハンナと共にリガリア王国に逃げて来たのです。


 ちょうど運よくリガリア王国の飛空艇が来ていたので、飛空艇に乗せてもらったおかげで、フルショアからリガリアまでの空の旅は非常に快適でした。

 飛空艇の中ではハンナに男性としての体の動かし方などを教えてもらいながら過ごしました。

 ハンナは女性騎士ですが、周りは男性騎士ばかりの中で暮らしているので、男性の仕草なども良く知っていました。


 空から見たリガリア王都はとても美しく、各街区が整えられた町並みでした。


 そうして本日は王立アカデミーの入学式で、私は新入生代表として挨拶をするように申し付かりました。


 入学式では前方にひな壇が設けられた大きな会場に、在校生と新入生全員が列になって前を向いて椅子に座っていました。

 生徒は全員で300人くらいでしょうか。

 最初にエギル王太子様から新入生の入学を祝うご挨拶があり、その後に学長、教職員が紹介されました。


 続いて在校生代表のピーター・クーリエ様から、私たち新入生へのお言葉をいただきました。

 新入生の間からヒソヒソ声でピーター様の噂話が聞こえました。


「あのお方がピーター・クーリエ様ですわ」

「まだ15歳なのに、在校生代表なのですってよ」

「王族の友人で、ポムドール公爵令嬢の婚約者様なのですわよね」

「あの飛空艇を修理して、再び空を飛ばせた方なのですって」

「クーリエーヌや、コニャックを作られているって伺いましたわ」


 なんか、ピーター・クーリエ様ってとんでもない人のようですね。


 ピーター・クーリエ様のご挨拶に続いて、私が新入生代表の挨拶をしました。


 簡単にフルショア公国の紹介をし、リガリア王国への留学を認めていただいたお礼を述べ、仲良くしていただけるよう控えめにさわやかさを忘れないようにご挨拶をさせていただきました。


 なんだか女性の熱い視線が突き刺さりましたが、そういえば私は男性だったのですね。ちょっと柔らかすぎた挨拶だったでしょうか?


 挨拶のすぐ後に、隣に座っていた女性から声をかけられたのですが、

「とても素敵なご挨拶でした」

「美しくて長いブロンドと、淡い青の瞳がとても素敵で、男性なのにこんなに美しい方がいるなんて夢のようです」

 と概ね好評のようだった。

 ちょっとひと安心です


読んでいただきありがとうございました。


これからは毎日7時に更新をしていくつもりです。


更新頑張れ!

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