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ダブル異世界転生 現代科学で人を幸せにしたい  作者: とと
第2章 王立アカデミーでの活躍
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第21話 新学期

 冬休みに実家のクーリエ領から戻った俺の生活のメインはやはりベクトル教授の実験室で、新しい発明に対する生徒間での意見交換や、実験の日々である。


 エレーヌにダンスパートナーになってもらって、ロベール先生の礼儀作法とダンスの授業で、しっかり合格を勝ち取った。


 それから上級戦闘訓練に合格をもらった俺はパーティーを組んで、アカデミー所有のダンジョンの探索&素材採集に参加できるようになった。


 パーティーはエギル王太子、ジョゼフとエドガーという王太子パーティーだ。いきなりずるくないかって。確かにずるいと思った。


 ただ王族の友人として国王から認められ、公爵令嬢をダンスパートナーとし、飛空挺をあっさり修理して現役復帰させた功績までついてしまった俺と、もう普通に付き合ってくれる者はいないのだ。


 パーティーは騎士であるジョゼフが前衛で剣を振るい、作戦指示を担当するエドガーが後衛。

 一応は護られるべき存在のエギル王太子は中盤に位置し、魔法と槍を使っていた。


 俺はとりあえずエギルの隣に位置して、臨機応変に遊撃していれば良かった。

 というか別に要らない感じだ。


 まあエドガーから各モンスターの特徴を教えてもらい、ジョゼフからは剣の使い方を教えてもらい、エギルとおしゃべりをして暇つぶしの相手になっているという感じだ。


 行った事のない階層を順番に巡って、階層のモンスターからのドロップ品を回収して行く。


 ちなみにこのドロップ品の中にたまにレアドロップと呼ばれる珍しい物が落ちる事がある。このレアドロップをアカデミーに提出すると単位1が貰えるのである。


 またレアドロップやドロップ品は生徒が不要であれば買い取ってもらえる。


 これらのドロップによって得られる単位とお金だが、王太子パーティーでは全て俺にくれるというチートぶりであった。


 エギル王太子はすでに250単位を獲得し、ジョゼフとエドガーも190単位あって、来年は最上級生としての下級生の世話係をするという義務が残っているだけなので、特段単位は不要だったからだ。


 お金は王家、騎士団長家、宰相家である。

 無いはずが無い。

 ありがたく総取りさせていただいた。


 あと彼らはせっかくだから俺に15歳までに200単位を取らせて、過去の最速記録を更新させたいという気持ちがあるようだ。


 別に俺としてはこれほど居心地の良いアカデミーを慌てて卒業する必要もないので、焦ってはいない。

 だがやはり記録へのチャレンジというのは狙わないと無理だ。

 だから、友人達が勧める以上、頑張ってみる事にした。


 お陰で半年のレアドロップ品で30単位を得ることになってしまった。

 ちなみにこの30単位は一つの学期で一つの科目で得られる上限であるため、次の学期はまた最大30を得る事ができるとの事だった。


 それとは別にジョゼフから手ほどきを受けた事で剣術に対する興味が湧いてきた。

 そのため剣術実技の授業に参加する事にした。


 実は前世で中学、高校時代、俺は剣道部に所属していたのだ。

 県大会では数回勝って、ベスト16とかに残れる程度であったが、けっこう頑張ってはいたのだよ。


 日本の剣道は竹刀を使っているが、本来は刀をベースに考えられている。

 この世界の剣術の基本は両手剣だ。


 刀と違って両手剣には両方に刃がある。

 また刀にはソリがあるが、両手剣にはソリがない。

 このため切るというよりも、突き刺すや、ぶっ叩く的な動作が増える感じだった。


 他の授業はチートで早期終了してしまう事が多かったが、剣術の授業はゆったりと楽しむ事ができた。こちらは一期で単位2だった。


 ピーターの獲得単位数 64 (基礎戦闘訓練2礼儀作法4 ダンス4 中級戦闘訓練5 上級戦闘訓練10 行軍訓練1 飛空挺修理10 レアドロップ30 剣術2)

読んでいただきありがとうございました。


平日は毎日7時に土日は7時と19時に更新をしていくつもりです。


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