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ダブル異世界転生 現代科学で人を幸せにしたい  作者: とと
第2章 王立アカデミーでの活躍
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第3話 入学オリエンテーション

本日と明日は土日なので、7時19時の2回更新します

 入学式の後は新入生を集めてのオリエンテーションだった。アカデミーでは教授陣が用意している授業毎に設定されている単位を取得することで卒業資格があたえられるとの事だった。


 卒業に必要な単位数は200。それ以上の単位数を集めれば卒業資格があたえられるが、実際に卒業するかどうかは本人の意思で決められるそうだ。


 つまりは単位数200を超えても卒業したくなければずっとアカデミーで学ぶことができるということだ。ただアカデミーに在学している限りは毎年金貨1枚の授業料が必要になるので、あまり無意味に居座る者はいないという。逆に25歳になるまでに200単位を集められなければ強制的に退学になってしまう。


 普通は15歳くらいで入学するので、少なくとも1年に20単位以上は取る必要があるということだ。単位の取りやすさは各教授の裁量次第だし、各授業の単位数も最低の1から最大の30まで恐ろしく差があるとの事だった。


 一応年間40単位の取得を目指している生徒が多いそうだ。これだと5年で200単位になる。これが15歳で入学、20歳で卒業っていうのが一般的って言われることの主たる理由ではなかろうか。


 どの単位をどのタイミングで取るのかはすべて生徒に任されているので、学年やクラスといった概念は存在しない。すべての生徒が集まるのは前期と後期の最初にある入学式くらいで、最後にある卒業式は任意の出席だそうだ。そもそも卒業式に出席しないで、学期の途中で卒業宣言していなくなってしまう者も多いのだそうだ。なかなか自由な学校だ。


 教授陣で有名なのはヘンリー・ベクトル教授。彼の授業などではどんなに出席を重ねても教授が認める論文や課題を提出できなければ単位はもらえない。このため単位所得率は10%未満という難しい科目だったりする。逆に授業にでなくても論文や課題さえすごければ一発で10単位や、20単位というどでかい単位数が集められることもあるそうだ。


 逆に行軍訓練や、運搬訓練などの肉体労働系科目では1回だけ参加さえすれば最低の1単位がもらえるものが多い。これらの科目のうち、自分がやりたい科目を中心に授業を組み、将来につきたい職業を見据えて実力を身に着けていけるようにエントリーを組んでいく必要がある。


 後は絶対に取らなければいけない必須単位として設定されている科目があった。まずは貴族として必須の礼儀作法。舞踏会のためのダンス。それと非常時のための基礎戦闘訓練。この3科目についてはたとえ他の科目の合計で200単位を超えたとしても、必ずすべて取らなければ卒業ができないことになっていた。


 授業以外に戦争などの際に大活躍をして勲章などをもらうことで30単位が与えられたりすることもあるそうだ。


 これは上級生に対して情報収集に励まなければいけないという思いだった。幸いなことに俺にはトーマスという面倒見の良い兄が在学している。まずはトーマスから情報収集だなと思った。


 アカデミーの授業は風の日、火の日、水の日、木の日、土の日、闇の日に行われ、光の日には休みとなる。1週間の曜日はすべて魔法属性の名前を冠しているのだ。5つの基本魔法属性と光と闇の特別魔法属性だ。まあ日曜日=光の日と覚えればわかりやすい。


 アカデミーは全寮制だ。食事はすべて寮の食堂で食べる。寮は1部屋に2人ずつで入ることになっている。


 新入生は必ず最初の1年は160単位以上の単位をとっている卒業間近の上級生と二人部屋になる。


 どの上級生と相部屋になるのかはアカデミー側で決められる。

 新入生代表になった俺の場合には、必ず次の卒業式で卒業生代表となるであろう成績優秀者と組み合わされることになるとの事だった。


 2年目から単位数が160を超えるまでの間は、自由に誰とでもペアを組んで二人部屋に入ることができるのだそうだ。


 すでに15歳で成人している者は婚約者と一緒の部屋で生活をしている者もいるそうだ。但し在学中の妊娠は退学になってしまうので、きちんと避妊はしているそうだ。

 この世界には経口の避妊魔法薬があるので、特段問題はないとの事だった。

 まあ彼女いない歴=年齢の俺には関係のない話だろう。

読んでいただきありがとうございました。


第2章に入ってきて、けっこうノリノリで楽しんで書いています。これからしばらくは毎日7時に更新をしていくつもりです。


更新頑張れ!

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