デートかもしれない
どうも風谷 かずとです。
ぜひ見てください。
毎週火、木、日曜日の十七時か十八時に投稿してますのでよろしくお願いします。
「ゴブリン十体討伐達成おめでとうございます。これは報酬の五万ルイズです。お受け取り下さい」
「ありがとうございます」
実はあの時俺はルーズの魔法に巻き込まれてはいなかったが、爆風で吹き飛ばされて軽く頭を打って気絶したらしい。一応もう五体の討伐はシュンがやってくれたそうだ。
あの時はマジで死ぬかもって思ったわ。まあ死んでも生き返るからいいんだけども、やっぱり死ぬのは怖いな。
「タ、タツヤさん。さっきは本当にごめんなさい」
「まったくだよ、本当に死ぬかと思ったわ」
ルーズはどんどん落ち込んでいった。
「俺からもすまなかった。今回の報酬とタツヤに貸した短剣も全部やるよ」
別に全然怒ってないのだがもらえるものはもらっておこう。
現実でもいいことはあるんだなぁ。
「じゃあお言葉に甘えていただくよ」
「おうよ。もし何かあったら何かあったら言えよ」
「わかった。シュン、ルーズじゃあな」
シュン達とわかれて、それから俺はギルド中をぐるぐるしていた。
どうしようか、これから先一人でクエストクリアするのは難しい。
だがシュンたちに迷惑かけるわけにはいかない。
そこで俺はパーティーを作ることにした。確かギルドの隅に募集の掲示板があったから、そこにパーティー募集張り紙を張ろう。
それから三日誰も来ない。
そろそろクエスト受けないとまた空腹で倒れてしまう。そう思ってクエストを探していた時丁度ルーズが話しかけてきた。
「あ、あのタツヤさん。何かクエストを受けるんですか」
「受けようと思っているんだが、短剣と安い防具だけだと少し心配でな。」
ゴブリンの一、二体なら大丈夫なんだが囲まれたらさすがにヤバイ。
「な、なら魔法を覚えてみてはどうですか。覚えたいのなら私が教えますが」
「マジかよ。じゃあ教えてくれよ。でも魔法を俺の近くに放つのはやめてくれよ」
俺がそう言うとルーズは何か言いたそうだった。
「じゃ、じゃあ魔法の練習には最適な場所を知っているので、正門で待っていますので準備できたら来てください」
「おう、わかった」
ここで俺はふと思った、これはデートではないかと。そう思うと急にドキドキしてきた。
とりやえず準備していくか。
「デートじゃないから」
「は、はい」
そう言いながらルーズは正門に向かった。なんかまるでルーズが別人のようだった。
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これからも「神様の証拠隠滅のために異世界へ」をよろしくお願いします。